光れ稲妻☆応援blog

子供の入学を機にチームの応援とチームの観戦記を自分勝手に綴るブログです。

高梨沙羅の敗因

2014-02-13 10:11:28 | ソチオリンピック
残念!沙羅ちゃんメダル届かず!

スマホからの投稿になりますので、誤字脱字にはご勘弁を!

さて、ライバルのサラが本調子でない中で金メダル確実と目されていた高梨沙羅敗因は何でしょうか?皆さんは何が原因だとお考えでしょうか?
ちなみに私の予想は、銀メダルでした。

プレッシャー?それもあった思います。17歳の女の子1人に日本中の期待がかかってしまったのは、かなりのプレッシャーになったと思います。でもスノーボードの平野歩夢クンは15歳で堂々の銀メダルです。
応援してくれた人のためにという気持ちを背負ったプレッシャーと、観客とボーダーが一緒になって楽しみ、既にプロスノーボーダーとして自分が楽しむというプレッシャーの差とも言えなくもありません。

私は金メダルを取れなかった最大の要因は、高梨沙羅らしさを出せなかったことだと思います。高梨沙羅らしさとは何か?
それは、圧倒的飛距離です。今シーズン、テレマークの改善に取り組んだ結果、気持ちがテレマークに集中し過ぎ、最大の持ち味であるアプローチ姿勢と踏み切りのズレを修正仕切れなかったことが、ソチのジャンプ台を攻略出来ず、ヒルサイズまで飛距離を伸ばせなかった最大の要因だったと見ます。

いずれにしても、現在一番強いのは間違いありませんからこんごの活躍に期待しましょう。

これからの期待の選手のメダル予想ですが、
羽生結弦 銀メダル 絶好調!上手く行けば金
浅田真央 銅メダル 去年から一度も3Aの成功なし。下手したらメダル圏外。メダル確保のためには、3Aの完璧な演技が必要。 
まずは、メダルを考えるのではなく自分の岩壁な演技をすることだけに集中出来るかだと思います。浅田真央らしさですね。言わずものがな、それはトリプルアクセルですね!おのずと結果は、付いてくる。

トリプルアクセル・浅田真央か3回転-3回転・キム・ヨナか~ソチオリンピック

2013-12-08 16:43:20 | ソチオリンピック
いよいよオリンピックシーズン到来になりました。
バンクーバーの時にも同じ話題を取り上げましたが、バンクーバーではキムヨナに軍配が上がりましたが果たして4年後、ソチはどの様な結果になりますでしょうか。

バンクーバーの結果は
      トータル    SP    フリー
キムヨナ 228.56 78.50 150.06
浅田真央 205.50 73.78 131.72

GPファイナル結果

浅田真央 204.02 72.36 131.66

先日行われた未公認大会

キムヨナ 204.49 73.37 131.12

GPファイナルにおいて浅田は2回トリプルアクセルを試みるもいずれも不完全、公式大会では一度も成功していない。
一方、キムヨナも先の大会では出だしの3回転-3回転に失敗、二人とも未だ完璧といえる演技をしていません。

もし、浅田がトリプルアクセルをフリーで2回成功したら、もし、キムがバンクーバーのような完璧な演技を披露したら、どちらが金メダルを掴み取るか、キムの2連覇か?、浅田の涙の初優勝か?、はたまた二人以外から優勝者が出るのか興味は尽きないですね。

私は浅田の演技にはキムに及ばない決定的に足りないものがあると感じています。
それは、何か?

それは、ズバリ演技の妖艶さとでもいいましょうか。
キムの演技には、バンクーバーから変わりありませんが大人の妖艶さ・色気というものが演技に満ち満ちていて、完璧にジャンプをこなし、荒川静香のような雰囲気を漂わせている。
一方、浅田の方はというとGP予選、それからファイナルで見られるように女性らしい妖艶さは出てきましたが、妖艶さ色気という点では、まだまだ、キムにワンランク見劣るような気がします。

まあ、男性ファンの私から一言で言えば、キムは恋愛経験を沢山積んだ大人の女性の魅力、浅田はというと恋愛経験にまだ一殻抜け出せない、或いは一皮向けないといった色気でしょうか。

当然、オリンピックまでにはキムも完璧に仕上げて来るでしょうし、浅田には完璧なトリプルアクセルが2回飛べれば、勝機が出てくる。世界で一人しか飛ぶことができないトリプルアクセルを2回披露することができれば、誰も浅田の得点にイチャモンを付ける人はいないでしょう。
心・技・体、浅田真央!頑張れ!誰もがソチでの金メダルを期待しているぞ!

ところで、全日本フィギアが自宅近くのさいたまスーパーアリーナで行われるので、インターネット、携帯、固定電話と駆使して切符を取ろうとしましたが、全くダメでした。とに角、繋がらない!やっとインターネットが繋がった思ったら、既にソールドアウト、いやはや全くダメな結果と相成りました。
当日はテレビ観戦ですね。 

高梨沙羅が巻き起こすジャンプ革命 PART3 / そしてフライングを飛ぶ日

2013-04-14 07:16:32 | ソチオリンピック
スキー(たぶんスケートも同じ)を加速させるのも、スピードをコントロールするのも全て足裏感覚にあります。スキー用語で加圧と言いますが、いかに足裏全体でスキーを押し出せて加速させ、なおかつ、安定した姿勢で踏み切れるか、助走路は、ご承知のように溝が切られていますが、90km前後のスピードで滑り降りてくる途中、板は常にバタついたり、横に振られたりと、凍結した助走路を安定的姿勢で滑り降りるのは至難の業です。ちょとしたタイミングで助走のバランスを崩したり、腰が引けたりしてこれが踏切のタイミングに影響します。

バランス良くスキー板に乗り、誰よりも低い助走姿勢で空気抵抗を抑えスピードを出す力、風を読んでの修正力など、踏切の力を余すことなくカンテに伝えられる能力が最も高い次元で行うことができている。
152センチの小柄な身体で圧倒的な飛距離を生める沙羅ちゃんは、この足裏感覚による、加速・安定度・踏切での無駄ない飛び出し、高い精神的集中力を発揮し、この時点で勝負は既に決しています。これが男子顔負けの飛距離を生む沙羅ちゃん最大の強さの秘訣です。課題は着地のテレマークなのですが・・・。

高梨沙羅 W杯初優勝



さて、大倉山で既に141m飛んでいる沙羅ちゃんがフライングを飛ぶ日はいつでしょうか。恐怖心を乗り越えて200mを飛ぶ日が来るか?
素晴らしい男子のフライングを見ながらながら想像したいと思います。

SKI JUMPING WORLD RECORDS (1966 - 2011)

高梨沙羅が巻き起こすジャンプ革命 PART2

2013-04-07 06:10:44 | ソチオリンピック
スキージャンプはルール上長いスキー板を履ける長身選手が圧倒的有利と言われています。揚力を得るための助走のスピードは板が長い方が有利、また、沢山の面積で風を受けられるため浮力を得られるには板が長い方が有利、ということです。

かってはスキー板に規制はありませんでしたが、まず、「身長+80cm」という板のルールが導入され、その後、「スキーの前の方が長いと有利」だということから、スキーの先端からビンディングの位置が決められ、やがてルール改正の矛先はスーツにも及び、一定の通気性を持ったもの、帆のような役目を持たせるような余分な生地の部分がないよう体にフィットさせること、などが加えられました。

ルール改正は強い日本叩きのためなどと言われましたが、長野オリンピック個人金メダルの舟木選手や岡部選手はこのルール改正に翻弄された口ですね。さらに選手たちは、空中からなかなか落ちないためには低体重が有利であるとして、過度の減量をするようになり、そこへ持ってこられたのが、現在の145%の板のルールと、減量のし過ぎ防止のためのルールです。

現在のルールはこちらに詳しいです。(ジャンプ雪印メグミルク

2013世界選手権混合団体ジャンプの結果です。
高梨沙羅
1本目 90.2k 101.5m
2本目 90.3k 106.5m

サラ・ヘンドリクソン
1本目 89.9k 99m
2本目 89.9k 104.5m

竹内択(北野建設)
1本目 87.5k 100.5m
2本目 87.5k 101.5m

シュリーレンツァウアー(男子2013W杯総合優勝:W杯通算50勝最多優勝者)
1本目 87.7k 99m
2本目 87.8k 100m

当然、女子と男子ではゲートの位置が違うので助走スピードも違う訳ですが、どうですか、別格の二人のサラはそんなの関係ないと言わんばかりに男子以上の飛距離を飛んでいます。サラ・ヘンドリクソンに至っては、個人戦では106m飛んでも完璧なテレマークを入れてきます。女子と男子で約2.5kのスピード差、竹内選手は4人目の1回目、2回目とも1位です。言わずもがなシュリーレンツァウアーは、現在の第一人者です。かっての圧倒的強さを誇ったニッカネンのような力強さはないですが。

スキージャンプでは明らかに低身長は不利であると言われる中で、身長152cmの沙羅ちゃんが誰よりも飛距離を伸ばせる秘訣は、誰よりも低い安定した助走姿勢にあると考えています。私は、これを、V字革命までとは言わないまでも、高梨流助走革命と呼ぶことにしました。

続きはPART3で。

高梨沙羅が巻き起こすジャンプ革命 PART1

2013-03-31 06:23:53 | ソチオリンピック
今季W杯総合優勝!16戦8勝と圧倒的飛距離で総合優勝を果たし、ソチオリンピック期待の星としてこのブログでも取り上げましたが、さて、ソチでも金メダルが期待される訳ですが、沙羅ちゃんの強さの秘訣に迫ってみたいと思います。

まずは、前置きですがジャンプ革命という表題にしていますので、何が革命なのかジャンプの変遷について見ていきたいと思います。

1 初期の頃のジャンプ 1936(Skispringen Ski Jumping)


2 上の手をグルグル廻すスタイルから次に手を前方に投げ出すスタイルに移行したと思いました。(1と2は戦前のスタイルなので順序が逆かもしれません)


3 笠谷幸生 ・ 日の丸飛行隊 札幌オリンピック (1972年)

手を身体の前で組み、スキー板を平行に揃えて飛ぶスタイル

4 札幌オリンピック以降日の丸飛行隊は不調に陥り、世界のジャンプ界は助走路における姿勢をより風の抵抗を少なくするために身体の前で組むスタイルから後方に構えるバックハンドスタイルに移行しました。確か日本では伊藤高男という選手が最初に試みたと記憶しています。

そして、ジャンプ界の最大革命となった、ヤン・ボークレブ選手のV字ジャンプ、失敗ジャンプから偶然この方法を身につけたようです。当初は、飛計点で減点されていましたが、ボークレブ選手はこの年ワールドカップで5勝しました。次第に取り入れる選手が増えるに従い、飛計点の採点基準が見直しされました。
日本で最初に取り入れ、自分の物にしたのが、複合の荻原健司選手ですね。余りの圧倒的強さによって、この当たりから複合の配点が見直される日本叩きが始まった訳です。

5 V字革命 28.12.1988 SAPPORO ヤン・ボークレブ


長身選手が圧倒的に有利と言われている中で、どうして高梨選手が飛距離を伸ばせるのか?

高梨沙羅大倉山バッケンレコード141m


PART2に続く・・・。

ソチオリンピック期待の新星!

2013-01-14 19:18:04 | ソチオリンピック
高校サッカー雪で中止になりましたね。

昔、大雪の決勝戦がありましたね。今日も雪かきをして開催するんだろうと思っていましたが、中止でした。

第76回全国高校サッカー選手権決勝
東福岡VS帝京 (1997年度) 1998年1月8日

雪の決勝戦 本山雅志 VS 中田浩二

この大会の主な活躍者

本山雅志 (東福岡)
千代反田充 (東福岡)
金古聖司 (東福岡)
古賀誠史 (東福岡)
手島和希 (東福岡)
中田浩二 (帝京)
木島良輔 (帝京)
遠藤保仁 (鹿児島実業)
小笠原満男 (大船渡)
巻誠一郎 (大津)

遠藤も小笠原もこの大会で活躍していたんですね。

雪と言えば1年後に控えたソチオリンピック
期待の新星!と言えば、女子ジャンプの高梨沙羅!
そして、今日、HBC杯ジャンプで初優勝した清水礼留飛(雪印メグミルク)。
1月12日はスキーの日、日本に初めて新潟県高田でレルヒ少佐が一本杖スキーを指導した日とされています。礼留飛はそのレルヒから取ったあて字ですね。ソチオリンピックに向けての超新星の出現です。

ところで、ソチオリンピックの金メダル候補一番手は、何といっても沙羅ちゃんですね。でも課題は着地ですね。飛距離で上回りながら、苦手としている着地でテレマークを入れられないため、どうしても飛計点で劣ってしまいます。金メダルはテレマーク姿勢次第でしょうか。

世界一美しい飛行と言われ舟木のテレマーク!
船木・原田・岡部・斉藤 長野オリンピック ジャンプ (1998年)


沙羅ちゃんのテレマーク。俗に言う一足飛びランディングと言います。
飛計点で2点~3点減点されてしまいます。
Sara Takanashi 高梨沙羅 スキージャンプ女子 総合優勝!W杯今季8勝目


礼留飛クンのテレマーク
Reruhishimizu清水礼留飛81 0m2012AllJapanNH 02


そして、世界一美しいテレマーク、本当のテレマークはこちらです。
足を揃えてのジャンプから、V字ジャンプの変遷と着地を姿勢が取りづらくなっていますが、青地、金野の上を行く笠谷の微動だにしない着地!笠谷選手の着地は当時から外人選手には出来ないものでした。日本の選手も笠谷選手のテレマークを参考にして欲しいものです。

笠谷幸生 ・ 日の丸飛行隊 札幌オリンピック (1972年)




それから、そのうち機会があったら浦和レッズ原口元気についてちょっと触れてみたいと思っています。