光れ稲妻☆応援blog

子供の入学を機にチームの応援とチームの観戦記を自分勝手に綴るブログです。

ロンドンオリンピックマラソン代表選考について

2012-03-17 08:54:07 | 陸上
毎回、毎回物議を醸す代表選考ですが、男子の代表選考は概ね私の予想通りでした。しかし女子の選考は、?です。
レース自体は、万全の状態ではないにも拘わらず選考レース出場を決断した赤羽選手。故障に泣く!
直近のレースの印象にこだわりすぎ、赤羽選手の世界選手権5位の成績が正当に評価されなかったという印象です。
個人的には
赤羽
重友
尾崎(野口みずき)
というメンバーが現在日本最強メンバーではないかと思っています。

と前記で書き込みましたが、赤羽選手、尾崎選手を二人を比較した場合、尾崎選手は3回目の選考レースとなり、名古屋では少なくとも優勝か重友選手と同等の記録が求められていたレースでした。しかしながら消極的なレースに終始し、記録も24分台。
二人の競り合いによるレースの印象ばかりに目が行き過ぎてしまい見落とされた感がする選考レースでの記録。

二人の世界選手権と名古屋の直接対決を比較してみましょう。
世界選手権
1)E.N.キプラガト(ケニア)2:28:43
2)P.ジェプトゥー(ケニア)2:29:00
3)S.J.チェロップ(ケニア)2:29:14
5)赤羽有紀子  (日 本)2:29:35 代表内定の3位と21秒差
18)尾崎好美   (日 本)2:32:31 赤羽選手とは2分56秒差
名古屋
1)AlbinaMayorova(ロシア)2:23:52  
2)尾崎好美   (第一生)2:24:14 1位とは22秒差 
8)赤羽有紀子  (ホクレ)2:26:08 尾崎選手とは1分22秒差

更に付け加えるなら尾崎選手の横浜の結果は、2:26:49
赤羽選手は万全でない状態ながらも最後まで粘り、尾崎選手との差を1分22秒に留めた。トラックのスピードもあり、夏場のマラソンにも実績あり、世界選手権では、スピードの変化に日本人唯一人対応して、あわや3位まであるかと追い込み、見せ場を作ったレース。万全の状態でオリンピックに望めるのなら、メダルを狙える唯一の選手が赤羽選手だったと思います。補欠に回ってしまってはマラソンの興味が半分削がれてしまいました。
 
赤羽有紀子、そうそうたる歴代選手の中で、10000m日本歴代5位ということを日本陸連は忘れていたのではないでしょうか。

北京オリンピック10000mと5000m代表。
女子・日本歴代10傑
1 30分48秒89 渋井陽子 三井住友 2002年5月3日(走る意欲にはもう少し時間が・・・)
2 30分51秒81 福士加代子 ワコール 2002年10月8日 (大阪では一番期待していました)
3 31分09秒46 川上優子 沖電気宮崎 2000年7月1日 (ゴルフに転向)
4 31分14秒39 中村友梨香 天満屋 2009年8月15日 (重友に刺激を受けて復活あるか?)
5 31分15秒34 羽鳥智子 第一生命 2004年7月25日(余り記憶にありません)
5 31分15秒34 赤羽有紀子 ホクレン 2008年6月27日
7 31分19秒40 鈴木博美 リクルート 1996年6月9日 (世界陸上金メダル)
8 31分20秒46 千葉真子 旭化成 1996年6月9日 (世界陸上銅メダル)
9 31分21秒03 野口みずき グローバリー 2004年4月25日 (アテネ金メダル)
10 31分22秒72 弘山晴美 資生堂 1997年10月25日(日本長距離界の第一人者元祖ミセス)