光れ稲妻☆応援blog

子供の入学を機にチームの応援とチームの観戦記を自分勝手に綴るブログです。

東対決は延長戦敗退!

2009-10-31 17:19:01 | 高校サッカー
熊谷公園陸上競技場は3年振りです。
絶好の天候に恵まれた準々決勝の第一試合の東対決。
勝負は延長戦までもつれ込み、最後は力尽きた。


やはり新人戦も、Uー18も、高校総体予選も今期三冠の中で決勝まで苦しい試合を何度も経験している浦東と、そういった経験を全く踏んでいない大宮東との間で、延長戦になって自力の差となって表れた試合だったと思う。
浦和東の戦術は3バックのセオリー通り、前半から一貫していた。3バックの両サイドのスペースをしつこく突いて来た。前半序盤は大宮東が押し込まれていたが、これに対処できた大宮東が中盤ペースを掴んでいた時間帯もあった。
大宮東も浦和東も数少ないチャンスで中々決定的シュートを打つまでに至らない。お互い研究し尽くした中で、お互いの良さを消し合った試合となった。
そんな中でも浦東は両サイドのスペースをしつこく付くのに加え、後半は中央にもボールを入れて来るようになった。これが大宮東のスタミナにボディブローのようにじわじわと次第に効いてきた。
大宮東は次第に手詰まりになり、後半20分過ぎに流れを変えられる14横田、13富塚を投入し、8丹羽をFWの位置に上げ、横田、丹羽の2トップに変えたが流れは変えられなかった。むしろ攻撃がDFの裏を付く縦のボールのみになってしまい、攻撃が単調になりチャンスを作れなくしてしまった感がある。延長になった時点で勝機があるとしたら最初の5分間のみと思っていたが、逆にその時間帯につまらないコーナーキックを浦東に与えてしまい、これが失点に繋がってしまった。両チームとも決定機が殆どない展開の中で、得点が生まれるとしたらセットプレーだろうと誰しも感じていた展開。あ~何てつまらないCKを与えてしまったんだ!と叫んでいました。
皆さんテレビで良く確認を・・・。東の左スペースライン際にボールが出たところ、浦東選手が追い駆け、大宮東DFも走り込んで来たが、ボールがラインを割ると思った浦東選手が追い駆けるのを諦めかけスピードを緩めたところ、これを見た大宮東DFもスピードを緩めてしまった。ライン際をボールが転がり中々ラインを割らない。後ろからボールは出ないぞ言われて、スピードアップする浦東FW、結果、このボールがCKに繋がり、失点へと繋がって行きました。キチンと対応していたら、本来なら最悪でも浦東スローインからリスタートした場面です。ボールがラインを割るまでは最後まで諦めない。ホイッスルがなるまで自分勝手な判定の判断しないこと。そんなことを感じた場面でした。

前半終了間際の6前島のボールカットから10山田のシュート、そして、延長前半の14横田のドリブルと数少ないチャンスをものに出来なかった大宮東。次第に運動量が落ちて、終了間際は足が止まってしまった。一方、最後まで運動量、スタミナ、そして動きのキレが落ちなかった浦東。3バックの両サイドのスペースを徹底的に付いて来た浦東、単調な縦パス1本では相手を崩せない。サイド攻撃に徹し切れなかった大宮東との差の出た試合内容だったと思います。



3年生の選手の皆、お疲れ様でした。そして応援の父母の皆さんお疲れ様でした。
この悔しさは新チームに晴らして貰いましょう。
光れ稲妻!目指せゴール!捲き起こせ東の風!

8強激突 準々決勝 全国高校サッカー埼玉大会

2009-10-30 19:55:10 | 高校サッカー
いよいよ準々決勝です。
WEB埼玉に8強対決の展望が載っていました。
8強激突 31日から準々決勝 全国高校サッカー埼玉大会

攻撃のキーマンとなる10山田

大宮東VS浦和東
サイド制圧し対抗を 攻守に豊富な運動量を誇る第1シードの浦和東がやや有利。だが、シードの大宮東も、サイド攻撃に鋭さが増した。
浦和東の懸念は、PK戦の末に武南を下した2回戦で疲弊したこと。けがで出場が微妙な主力が複数おり、代役の活躍が欠かせない。体調を崩していたFW吉田も完全回復までもう少し。ただ、個人レベルは高く、スタミナも申し分ない。
大宮東は関東高校大会予選後、布陣を3-5-2に変更。中盤でボールが収まるようになり、狙いのサイド攻撃が可能になった。左サイドハーフの丹羽と右の細井がえぐり、トップ下の山田らが得点機に絡む。得意の形を貫けるかが鍵だ。(WEB埼玉より)

10山田は福島監督が去年の新人戦から最も期待していた選手。
それと6前島、1年生にして大宮東の7番を着けた期待の選手。いまだ実力の片鱗を見せていない。準々決勝の舞台で大暴れして欲しい。あまりマークはされていないハズ。
光れ稲妻!目指せゴール!

 パス速度を上げろ!

2009-10-25 20:22:44 | サッカー
昨日の鹿島VS千葉の試合から今日の日刊スポーツにこのような記事が載っていました。
南アW杯4強への荻島レシピ
パス速度上げろ

W杯4強を争うような相手に対して、パスミスは厳禁だ。パスを通すためには、
キックの正確性とともにパス自体のスピードを上げないとダメだ。
Jリーグのパスは強豪国に比べて明らかに遅い。
プレミアなど欧州のトップリーグ」や欧州CLを見ると、スピードの違いに驚く。
その速さはJリーグの2割増にも見えるほど。速いパスを正確に出し、巧みに受ける。
その繰り返しで、相手の守備を崩す。それこそが「パスで崩す」だ。
パスを重視する日本代表だけに、そのスピードを上げることは急務だ。相手のプレッシャーがなかった10月3連戦は、遅くても問題なかった。
しかし、強豪相手には違う。この日、千葉の江尻監督は自チームのミスを反省しながら「オランダ戦を見ても、違いは明らか。そこは日本の課題でもある」
と、日本代表を例にとってパスのスピードと質の重要性を口にした。
世界を相手に「ゆっくりなら正確にできる」は通用しない。
まずスピードを上げ、その中で、正確性を高めていくしかない。
そのためには、普段のJリーグから速さに慣れることだ。もちろん、ただ速く蹴るだけでなく、判断のスピードも重要。日本は、そのスピードがまだまだ欠けている。
W杯で相手にするのは、プレミアリーグやセリエAなどで普通にプレーする選手たち。その速さになれない限り、彼らと互角に戦うことなどできない。

以前に、このブログで打てず入れず決められず-日本代表
と書いた中でこんな感想の一部を書きました。
「伸二と俊輔のパスを皆、何か勘違いしているような感じがする。」
これは伸二とか俊輔が得意としている柔らかい・受けやすいとかのラストパスを日本の選手たちは緩いパスと勘違いしているのではという感じていたものを書いたものです。
色々な試合でディフェンスが玉の出し所を探して、ディフェンス同士でパス回しをしているうちにFWにプレスを受けてGKまでバックパスをする。
GKが苦し紛れに前線にキックするシーンは良く見かけます。最悪の場合はディフェンスがボールをカットされる場面とか。
こういう場面に出くわすといつも思うんですが、GKがそこで前線にキックする位なら、DFから相手コートにボールを放り込んだほうがもっと何かが起きるかもしれないだろうと。
パスが緩ければ緩いほど相手にプレスの時間を与えてしまう。その結果、パスコースが限定されてしまう。判断に遅れが出る。慌ててしまう。パスミスしてしまう。
速いパスを正確に出し、巧みに受ける。
DFラインに限らず、中盤そしてゴールエリア周辺も同様です。

そして、もう一つ大事なのは、速いパスでも緩いパスでも絶対にパスをバウンドさせないということ。バウンドしたパスほどトラップミスの確立が高くなります。

パス速度を上げろ。

これは下の世代にも共通したことです。東も普段の練習から常に心がけて欲しい。

東対決 大宮東 VS 浦和東

2009-10-20 21:26:41 | 高校サッカー
一昨日の試合の帰り、新田顧問(大宮東全盛時の部長先生です)とご一緒させて頂き、色々と興味深いお話を聞かせていただきました。
浦和東、武南、西武台の印象、それから後から気が付いたのですが、ひょっとしたらこれが埼玉県の低落化の要因かもしれないお話も・・・。いずれ機会があれば取り上げたいと思います。

ところで、「高校サッカー好き」さんからこんなコメントを頂きました。
”東対決です。 似たようなタイプです”

そこで、私なりにチームの特長を比較して見ました。
一見似ているようで実は目指しているサッカーは違いがあると思います。
大宮東は基本的にはボールを動かす・運ぶとか中央で一旦選手に当ててサイドに展開するという非常に繋ぎのサッカーを意識しています。
一方、浦和東は3年位前だったか駒場のサブでプリンス出場権を賭けた試合後の野崎監督のインタビューを聞いた時、今はこんなサッカーしかできないというようなことを答えていました。つまり、新人戦の後位のことで、熟成していないチームでは繋ぐことよりもスペースへのロングボールを主体とした攻撃という風に私は理解しました。

大宮東     浦和東
老舗東  VS 新興イースト
スピード VS フィジカル・パワー
運動量  VS スタミナ
繋ぎのサッカー VS シンプルサッカー
サイド攻撃
 VS ロングボールを主体としたパワー攻撃

こんな感じのチームの比較でしょうか。
まさに東のライバル同士の試合と言っていいと思います。最近の両チームの成績の差がそう言わせるんだろうと思いますが、埼玉県の高校サッカー界で東といったら大宮東のことを指します。浦和東は大宮東に対して敬意を表してなのかは分かりませんが、大宮東との試合では浦和EASTと応援します。他の高校では浦和東と応援しています。
まずは大宮東の選手達に埼玉の新しい伝統は大宮東と武南が築いて来たんだということを頭に刻み込んでプライドを賭けて試合に望んでほしいと思います。
意地と意地とのぶつかり合い、東の座を賭けた争い。それだけでも好試合が展開されそうでワクワクします。

今期3冠の浦和東、挑戦者の大宮東、新人戦中央リーグでは本当に浦東の出来が悪く、試合内容は大宮東が上回っていました。だけどその後の公式戦で大きな差を付けられてしまった。前節の武南戦もそうだけど、厳しい試合を何試合も経験している浦東に比べてそうでない大宮東。元々のパフォーマンスに差がなくとも厳しさと言う点で一日の長がある浦和東。この差をどうしたら埋められるか。
フィジカル・パワー・スタミナと特長を書いたけど、埼玉の高校で普段から一番走っているのが浦和東だと思います。次の試合のカギを握っているのは大宮東が後半、浦東のフィジカル・パワー・スタミナに運動量で対抗できるかだ。
次の対戦までに2週間開いたのは大宮東にとっては非常にラッキーです。この1週間でとにかく追い込んで欲しい。普段走りこむのはキツイかも知れないが目の前に目標があれば出来るハズ。
去年の準決勝も前評判は栄だったけれども、決定的チャンスを多く作って攻め続けたのは稲妻軍団だった。浦和東圧倒的の前評判を覆して欲しい。
何回も言うけどカギは”運動量”で浦東を凌駕出来るかだ。
のサイド攻撃から高速クロスで魅せろ。

新田顧問からこんな話をお聞きしました。
秋元選手がいた頃、全体練習が終わった後に清水選手と二人で繰り返し、繰り返し、サイドからのクロス、CKを練習していたそうです。(帰宅して調べたら平成2年の全国ベスト8になった時の年代だと思います)
まずはこの1週間徹底的に走りこむこと。それからサイド攻撃の練習。
浦東は偵察に来ていたので徹底的に研究されていると思うけど、サイドからの8丹羽、10山田、13富塚、14横田、7細井の高速クロスに活路を見出して欲しい。
去年、一昨年と私が一番やって欲しかった3バック、サイドからの攻撃を今年のチームが得点源にしているのもワクワクさせてくれます。
新旧東対決。両チームとも全力を出し切ってプレーしてほしい。好試合を期待します。
光れ稲妻!目指せゴール!

三年連続ベスト8進出 選手権決勝T VS 花咲徳栄

2009-10-18 21:05:47 | 高校サッカー
大宮東  VS  花咲徳栄 
    (前半1:0、後半1:0)
   得点 大宮東 14分坂爪9、55分坂爪9


決勝トーナメントも2週目に突入。今日の会場も先週に引き続き埼玉工大グランド。去年総体予選1回戦で敗れた花咲徳栄に見事リベンジを果たしました。
2点とも東らしいスピードに乗ったサイド攻撃からのクロスによる得点で、1点目も追加点となる2点目も絶好の時間帯に奪い、今日はハラハラドキドキせずに済んだ。
まずは得点のシーンから。1点目は14分過ぎ、両チーム膠着状態から福島監督からもっとボールを動かすようにと大きな声が飛んだ。これに呼応するかのように短いパスを繋いで左サイドの丹羽に展開。丹羽のドリブルからゴール前に鋭いクロスが入り、これに反応した9坂爪がニアからヘッドでボールをそらし綺麗にゴール。先制する。その後、徳栄の鋭いミドルがあったもののGK子守谷が右手でファインセーブ、前半を1:0のまま終了。



後半、立ち上がりから2本続けて惜しいチャンスを決められず、嫌な雰囲気が漂うも15分過ぎ、右サイドから10山田がドリブルで仕掛け、ゴール前にグランダー気味の早いクロス。1点目と同じくニアサイドから9坂爪が2点目は足で決めた。2点とも東らしいゴールだった。
3点目のダメ押しができれば完璧だったが、これは欲張りすぎか。

これで三年連続、23回目となるベスト8進出。三年連続となるのは大宮東と浦和東の2校のみだ。
だけどもう一度気合を入れ直したい。大宮東にとってベスト8は最低限のノルマである。17年連続ベスト8の記録。ベスト8に進出出来なかった年は3年のみで、今年の公式戦の成績はまだ歴代最低の部類だということを忘れないでほしい。
それと今日の試合の課題点。
相変わらず気を抜いたようなプレーが随所で見られる。攻めの姿勢を崩さずにFWを交代しながら終盤チャンスらしいチャンスが作れなかった。足を吊り気味の選手が東の方に多かったのも課題。





浦和東 VS 武南は0対0のままPK戦までもつれ込んだようですね。チームのまとまりの点でやや武南有利の予想をしましたが、過去のデータからの結果の方が生きていましたね。
大宮東と浦和東とは対戦しているようで意外と公式戦で対戦していないライバル。私の記憶では16年度高校総体リーグ戦以来5年振りとなる対戦。対戦成績も殆ど五分である。帰りに新田顧問と一緒になったが、浦和東は相当ガツガツ当たってくるとのこと。1対1の競り合いに負けないこと。運動量で勝ること。

浦和東はしっかりとコーチ1人に生徒2人がビデオを撮って偵察に来ていました。
大宮東は偵察舞台を送り込んだんでしょうか。
繰り返しになりますが、新人戦中央リーグでは「チャンスも数多く作っており、決定的シーンも武南や浦東の倍位あったんだけど如何せん決めきれない。決めるところを決めていれば2試合とも逆の結果になっていてもおかしくない試合でした。」
1年間のチームとしての成長、熟成が試される試合になると思われます。
光れ稲妻!目指せゴール!


高体連HPより

あぶさん“現役引退” 37年間の選手生活にピリオド

2009-10-17 00:22:43 | 野球
この夏、奇しくもブログでとり上げたあぶさんこと景浦安武選手がが現役生活にピリオドを打ちました。「ビッグコミックオリジナル」10月20日号をもって現役引退。同号に掲載されたのは「さようなら90番」というタイトル。福岡ソフトバンクホークスに所属する62歳のあぶさんがレギュラーシーズン最終戦に出場し、試合後、ファンに引退の挨拶。1973年連載開始。スポーツコミック史上最長連載を続けており、今後も連載は続くようです。

思えば今年、新潟の野球界にも大きなうねりがありました。夏の甲子園で新潟文理が県勢初の準優勝。それから新潟県営スタジアムのこけら落とし。泉田知事の英断がなく、ドカベン球場の名称がもちいられなかったのは残念です。

新潟の古町通りにはこんな名所もあります。
「水島新司マンガキャラクターストリート」
「あぶさん」
野球人の鑑(かがみ)、水島が理想とする男の中の男。


「ドカベン」
彼がいるだけでまわりがあったかい雰囲気になる。
気はやさしくて力持ち。不言実行のスラッガー。


「小さな巨人」
小柄な男が巨人といわれる迄になるには相当の努力をした筈。これでいいということのない努力家。


「トノマ」
天才といわれてふさわしいのは音楽の方かも知れない。そのリズムに乗せた打法はまさに秘打といわれるゆえん。


「イワキ」
とにかく口数が多い、失言も多い。でもこの男は憎めない。トゲがあっても毒のない有言実行のスラッガー。


「野球狂の詩」
全ての水島野球漫画の源になっている男。球聖。間違いなく生涯現役を張る男。
(元新潟北明高校野球部監督、南海ホークススカウト)




「野球狂の詩:元祖ドリームボール」
日本プロ野球初の女性選手。秘球ドリームボールを投げる名ストッパー。



そう言えば今年、日本初の女性プロ野球選手、関西独立リーグ、神戸のナックル姫こと吉田えり投手が野球界を賑わせました。



ところで日本人女性としては初めて公式戦出場を果たした選手はご存知ですか。


1999年に神宮球場で行なわれた東京6大学野球新人戦で、東大の竹本恵投手(1年)が立大戦の9回に登板し、日本人女性として初の公式戦出場を果たしました。打者1人に対し、6球を投げて四球を与えて降板。
  

竹本恵投手
1981年1月12日生まれ、新潟県出身
新潟高校から東京大学に進学。
野球部に入部し、東京六大学野球初の日本人女子選手となる。
2001年、春季リーグ立教大学戦で登板し、奪三振を記録。

ちょっと野球の話題に戻ってみました。

準々決勝に備えて

2009-10-15 22:22:04 | 高校サッカー
来年のことを言うと鬼が笑う。
ようするに、明日のことさえわからないのに、ましてや来年(次)のことは予知できない。という諺です。サッカーは本当に何が起きるか分かりません。次の花咲徳栄戦に勝てるという保障はどこにもありません。
だけども徒労に終わってもいいから東も準々決勝の相手となる浦和東VS武南の試合にビデオを担いで是非とも偵察部隊を派遣してほしい。
両チームとも去年の新人戦中央リーグで当たっていますが、特に武南の攻撃パターンをビデオに収めて対策を練って貰いたいと思う。殆ど互角の勝負、どう転ぶか分かりませんが、私はチームのまとまりという点で、若干武南有利なのかなと思っています。

手前味噌になってしまいますが、昨年度のチームも前評判は高くないけれども攻撃力は相当なものがあるとずっと言ってきて、実際に決勝トーナメントに入ってからそのとおりのパフォーマンスを見せてくれました。今年のチームに関しても中々結果が出ず辛口な評価をしていますが、私は優勝候補の浦和東や武南と比べてそんなに劣っているとは思っていません。
新人戦中央リーグでは両校と対戦して当時こんな評価をしていました。
チャンスも数多く作っており、決定的シーンも武南や浦東の倍位あったんだけど如何せん決めきれない。決めるところを決めていれば2試合とも逆の結果になっていてもおかしくない試合でした。

今年も自分の直感を信じたいと思います。とにかく先取点を与えないこと、それから後半運動量で負けなければ十分勝機はあります。そのために鬼に笑われてもいいから偵察舞台を派遣し、両チームをしっかり研究して次の対戦に備えてほしいと思います。
勿論、次の徳栄戦も先取点を与えないこと、それから後半の運動量で相手を上回ること。絶対ベスト8・4に入って今年の稲妻軍団も伝統の走り・運動量は健在だということを証明しよう。そうすれば、当然その先も見えてくるはず。
光れ稲妻!目指せゴール!

高円宮杯第20回全日本ユース(U-18)サッカー選手権大会

2009-10-12 23:17:01 | 高校サッカー


高円宮杯第20回全日本ユース(U-18)サッカー選手権大会は横浜・F・マリノスの優勝で幕を閉じました。
残念ながら埼スタまで試合は観にいっていません。結果的には私がレベルが低いのではと言ったFグループは奇しくも準々決勝で3チームとも0対2で敗れ去りました。米子北は良くも悪くも考えさせられるチームだと思います。米子北に敗れたJリーグユースチーム(浦和レッズもそうなんですが)は根本的に育成を見直したほうがいいのではというのが正直な感想です。選手権では高校チーム相手にどんな戦い方をしてくるのか興味深いです。(あくまでも良くも悪くもという意味ですが)

ところで、毎年秋に開催されている高円宮杯ですが開催時期にちょっとした動きがあるのはご存知でしょうか。
エルゴラッソがエルゴラ・プリンチぺという雑誌を創刊し、高円宮杯を特集していました。その編集長で以前このブログで取り上げた「Uの世代」国体はどこへ行くのかの川端暁彦氏が記事を書かれていたのと、「日本代表は高校出身者ばかり」との見出しが気になり500円を出して購入しました。
因みにエルプリの分析では日本代表カテゴリ別構成バランス推移というデータがあってU-16代表では圧倒的にJユースが占めているのに、A代表ではこれが全く逆転してしまいます。ユースか?高校か?育成の時代、日本サッカーの過去と岐路

まず、現在日本協会は2012年をメドに育成年代のカレンダーを大幅に整理しようとしていること。2月に行われた協会主宰のフットボールカンファレンス(平たく言うと、大規模サッカー勉強会だそうです)で育成年代の改革が話題となり、布敬一郎技術副委員長(当時)が図示した新しいカレンダーでは高円宮杯が1月の後半、高校選手権の後に位置付けられているとのことです。現行2月に行われている新人戦が廃止され、2月はオフシーズンの時期として位置付けられています。
一方こんな改革の動きに対してスポーツナビでこんな記事も見つけました。
「ユース年代の大会改革案に物申す (1/2) 流通経済大学付属柏高校・本田裕一郎監督インタビュー」

エルプリを読んでいても今後の高校世代の動向は、改革に向けて高円宮杯を中心に展開させて行こうという動きのようです。
エルプリの中の一文ですが、
ある人は言う。「協会が出してきた指針が悪かった。あれのせいで同じような指導者、選手ばかりになり、個性が失われた。」別の人が言う。「今の代表は高校の選手ばかり。だから勝てない。学校単位の部活動では育成の限界がある。」一方でこんな意見もある。「Jクラブの下部組織の体制に問題があり、若手が出てこなかった。練習量が足りないし、食事や睡眠も不十分。トップチームの事情に左右されすぎる。」と・・・。

どれもこれも的を射ている気もしますが、いずれにしても高円宮杯が選手権の後のカレンダーになったら、高校生の殆どが目指している高校選手権の意味合いというのは物凄く低いものになると思われます。
そもそも高円宮杯に繋がっているプリンスリーグは、例えば関東2009の場合、去年から1部、2部制が敷かれ、県リーグから勝ち上げって行くチームにとって1部に昇格するためには最低でも2年の期間を要します。毎年選手が大量に入れ替わり、チームの戦力が年度毎に変わってしまう高校チームに比べて、選手を選抜してプロ予備軍として育成していこうとするJユースとではチームの熟成と言う点では高校チームに大きなハンデがあります。特にJリーグの4割近くが集中する関東地域にあっては高校勢、特に公立高校の出場というのは余程の事がない限り戦力の維持が難しいので厳しいと思われます。
今年の高円宮杯をみても8強に進出出来たのは広島観音高校のみでJユースチームの活躍が目立つように、高校勢にとっては不利な感じがします。Jユースと互角に戦えるのは選手を集めることができる一部の強豪私立だけになってしまう感じがします。
元々学校スポーツから発展していった日本のスポーツ界ですが、サッカーの場合これから協会、Jクラブ、中高校とどういう風に融合させるんでしょうか。
米子北のシンプルサッカーにあっけなく負けてしまうJユース、全くの素人感ですが育成の問題点がここに潜んでいるような気がします。いずれにしても「日本は今、育成の時代、その過渡期にある。」というのは間違いないようです。

それから今日は早く帰ってきてトーゴ戦をテレビで観ました。いつもならyahooのクイックリサーチで何点と評価するのですが、今日の試合は余りにも評価に値する相手ではありませんでした。
トーゴ代表が余りにも覇気がないので試合中にネット調べたら、今回の来日メンバーはわずか14人の来日だったそうです。W杯予選を戦ったカメルーンを出発し、スイス、フランスを経由。約30時間をかけ、成田空港に到着したのはキックオフのわずか24時間前で、大黒柱のアデマヨールもいなく、しかも、選手は14人だけという寂しい陣容。日本協会のマッチメークに問題ありでしょう。

選手権決勝T1回戦 VS 聖望学園

2009-10-11 03:11:10 | 高校サッカー

埼玉県高体連HPより

試合終了後帰ってきて日本代表の試合を観ていたらこんな時間になってしまいました。
まずは昨日の1回戦結果です。去年の準優勝埼玉栄が1回戦で敗退したのが番狂わせでしょうか。関東大会予選で東と当たった時にゴンザレス君一人が孤軍奮闘していた感があり、今年のチーム力は今一つなのかなという印象を持っていましたが、夏以降もチーム力に変わりはなかったという結果でしょうか。実際のところ展望では書きませんでしたが各チームとも去年のチーム力からみるとやや見劣りするのかなと感じていましたが、今日買ったプログラムを見ると武南高校のメンバーに去年の優秀選手岡部君を差置いて1年生FWがエースナンバーを付けてメンバー入りしているんですね。フィジカル面、体力面で通用するのか分かりませんが、既に昨日の試合で得点を挙げているように実力どおりなら相当戦力アップになっているかもしれません。

大宮東  VS  聖望学園 
(前半0:1、後半2:1)
(延長 前半1:0、後半0:0)
得点 大宮東 今井11、迎田3、山田10

1年振りに訪れる埼玉工大グランドです。今年も学園祭を開催していました。
東も聖望も今年はあまり結果が残せていない訳ですが、去年の選手権の再戦となった試合は東が辛うじて延長で聖望を振り切ったという感じです。
延長までもつれ込んだ要因はあまりにもアッサリと失点してしまうこと。前半20分位までは完全に主導権を握りながら、エッ!何でという感じで聖望の初シュートが得点になったり、後半6分、11分と2対1と逆転し、試合を優位に進めつつも、ゴール正面で聖望選手をフリーにさせてしまいアッサリと同点。あまりにもDFが淡白すぎる。
今日は中盤の1対1の競り合いで負けていたこと。それから同点にされた以降運動量が落ちて足が止まってしまったことが苦戦の原因だと思う。
稲妻軍団の皆、今日買われたプログラムの今年の結果をもう一度見直してほしい。新人戦、関東大会予選、高校総体予選の全試合の中で、高校総体の準々決勝で西武台に喫した0●8の敗戦は全試合の中で最大得点差であること。この屈辱を晴らすためには決勝まで行かないと西武台には借りを返せない。
選手達のプライド・頑張りに期待するしかない訳だけど、東の持味の一つに伝統の走り・運動量にあるということを忘れずに全力を出し切ってプレーしてほしい。

選手権埼玉大会決勝T展望

2009-10-04 00:44:28 | 高校サッカー
いよいよ選手権予選も一週間余りに迫って来ました。
今年度から二次予選が廃止され、いきなりの決勝トーナメントとなった訳ですが、注目は何と言っても一次予選組みの来年度プリンス関東1部昇格が決定している武南。それから前年度優勝校でレギュラーメンバーが多数残った市立浦和が抽選でどのブロックに飛び込むかでした。ずいぶんと浦和東のブロックに有力校が集中したものですね。大宮東以外のチームはほとんど見ていないので、過去のデータから今年の展望を占ってみたいと思います。
過去のデータからは埼玉を勝ち上がるには一定のプロセスを踏まないと勝ちあがることはできないと言ってきました。それはやっぱり春先から底力のあるチーム。それから実績・経験です。

1 その年の新人戦ベスト4に進出すること(少なくともベスト8)
平成8年からのデータとなりますが、過去13年間のうち10年で、その年の新人戦ベスト4に入ったチームの中から選手権出場校が出ています。例外が平成12年と15年の武南、それから昨年の市立浦和です。新人戦ベスト8となると例外は昨年の市立浦和のみとなります。

2 高校総体予選ベスト4に進出すること
同じく平成8年からのデータとなりますが、その年の高校総体予選ベスト4に入ったチームが出場を果たしたのは11年です。例外が平成12年度の武南、そして昨年の市立浦和です。

3 そして過去の選手権出場チームには高校総体出場実績がある。

つまり、昨年の市立浦和を除けば新人戦ベスト8、高校総体ベスト4の条件を満たしたチームが選手権出場の資格条件を満たしているということになります。唯一の例外が昨年の市立浦和。ただし、市立浦和の場合にしても、プリンスリーグ関東代表決定予選出場、関東大会予選2位と上記の資格を満たす実績がありました。

そこで、改めて今年の成績を見てみますと
新人戦ベスト8 浦和東/西武台/伊奈学園/武南/浦和/浦和学院/川越南/不動岡
総体ベスト8  浦和東/浦和南/西武台/浦和/大宮東/伊奈学/成徳深谷/埼玉栄
関東大会ベスト4 西武台/埼玉栄/本庄一/不動岡

上記の1~3の条件を満たしているのは浦和東・西武台の2校のみです。データ上はこの2校のうちどちらかが出場と出ています。ちなみに新人戦、高校総体予選の両方ともベスト4になったチームがいる年は、10/13(例外は武南の2回と昨年の市立浦和)です。浦和東、西武台のほかに武南も割り込んでくるかもしれません。
ただ浦和東はここ最近、新人戦・プリンスリーグ・高校総体あたりまでは実績を残すんですが、選手権はあまり実績を残せていません。
また、西武台も毎年のように優勝候補と言われながら選手権出場は1回のみ。
武南にしても高校総体予選ではベスト8にも入れず底力に欠ける感は否めません。
この辺に他のチームもつけ入るスキがありそうです。
それにしても1回戦、2回戦の場所が遠すぎる。大学の人工芝グランドに頼らざるを得ない現状が施設面の遅れでしょうか。