昨年、オール2年生で埼玉記録を更新し、全中出場を果たしたさいたま大原中女子陸上部。
今年の全中は、新潟アルビレックスの聖地、東北電力ビッグスワンスタジアムでの開催。バトンさえ落とさなければ元横浜マリノス上野良治のいたサッカー部が昭和63年に全国優勝して以来の全国制覇も夢ではないと楽しみにしていましたが、残念ながら埼玉県学校総体において本年度日本ランキング3位、2年連続埼玉記録更新となる48秒87を記録するも、スーパー1年生の出現によって全国制覇の夢は断たれてしまった。
陸上の世界では「標準記録」に到達した者に出場資格が与えられるが、リレーだけは学校単独による各都道府県1チームという制限があるためこのような不合理な結果となってしまいました。
何と言ったらいいか・・・・。これだけのメンバーが揃うことは滅多にない(10年~20年に1回程度)ことなので、本当に残念です。主催者推薦とか救済措置はないのかと思いますが、さいたま大原中女子陸上部のこの夏の健闘を讃えたいと思います。
ところで、本年度ランキング2位の朝霞一中のメンバー構成は3年、2年、2年、1年と下級生中心ながら、1983年に埼玉常盤中が記録し、いまだ破られていない大記録47秒86を25年振りに塗り替える潜在力を秘めたハイレベルなチームです。記録更新は21年度か?
特に1年生ながら12.54で走ってしまうスーパー1年生にはビックリです。どんな走りをするか楽しみです。
20年度埼玉県学校総体陸上競技
女子400R結果(大会記録 49.58 さいたま大原中 2007)
1位 朝霞一中 48.44 NGR
2位 さいたま大原中 48.87 NGR(佐藤、米田、高橋、本多)
3位 鴻巣赤見台中 50.21
20年度日本ランキング
1位 成田西中(千葉県)48.03
2位 朝霞一中 48.44
3位 学文中 (兵庫県)48.75
4位 さいたま大原中 48.87
全中歴代優勝記録
19年度 48.88(成田西中)
18年度 49.10
17年度 49.09
16年度 49.39
追記
8月7日に国立競技場で行われた関東中学陸上競技大会で、女子400Rで埼玉県選抜チームが25年振りに中学記録を更新しました。
オリンピックイヤーで本当にレベルが高い年となりました。
女子400R(47秒86、埼玉 常盤中(1983)、神奈川選抜(2007))
47秒23(埼玉選抜)
島田(ときがわ都幾川中)
原賀(朝霞一中、2年)
中澤(新座二中)
西山(鴻巣赤見台中)
因みに来年度、朝霞一中は単独チームでこの記録にチャレンジできる可能性を秘めています。
追記Ⅱ
第35回全中陸上 in 新潟が
平成20年8月 18日(月)~21日(木)に開催されました。
注目していた女子400mリレーはこのような結果になりました。
(訂正:タイトルで3位と書きましたが、埼玉県の後に行われた兵庫県の大会で学文中が48秒75の記録を出していましたので本年度4位の記録の誤りでした。)
千葉成田西中が予選で47秒90まで記録を伸ばし見事2連覇を達成。
埼玉朝霞一中は、1走と2走のバトンに失敗、2走が早くスタートを切り過ぎて立ち止まってしまい、6位という結果に終わりました。
来年度、原賀選手(2年、本年度全国ランキング22位(2年生では5位))、そしてスーパー1年生土井選手(本年度全国ランキング70位(1年生では1位))を擁し、記録更新と同時にリベンジなるかに注目です。
順調な成長曲線を描くなら本年度の記録から1秒弱、47秒5前後まで記録を伸ばせるはずなんですが・・・。
それにしても、今年度のランキング5位までのチームは全て決勝の掲示板に勝ち残っており、名前がないのは、大原中のみで返す返すも残念な結果になりました。