なんでも人生

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玄武洞 Genbu Cave

2018-06-19 | 日記
6月18日、家内の友人たちと日帰り旅行のため朝8時に我が家に集合することになっていた。駐車場で私の車に乗ろうかという時ににグラッときた。オッ、この地震かなり大きいぞ。しかし揺れは一度切りでそんなに長くない。家内は家の中の点検に行き、他の人は家族に携帯電話、私は車のTVを付けNHKを観ると大阪(高槻あたり)で震度6、ここら西宮は体感的には震度4-5。家内が家の中を点検して壁の額が歪み、ビンが2-3本倒れている程度と報告。参加者4人も家族と連絡がとれ人も住居も無事が確認できた。旅行のことを少し検討したが家に帰っても片付けるほどでもないので、日本海に向けて出発することにした。車内ラジオで地震の様子を聞きながら走ったが、各自(私へも)の携帯にどんどん電話が掛かってくる。遠くにいる親戚や友人からの安否確認だ。私へも熊本、千葉、名古屋の兄弟から掛かってきた。千葉の姉は阪神大震災、東日本大震災の2つを経験、弟は前回の熊本大震災で自宅納屋まで崩壊経験があり地震の怖さは身にしみている。
そうこうする内に今回の旅行目的地、兵庫県北部(日本海)の玄武洞に着いた。

今回参加した6人のうち4人(我々夫婦も)が初めて見学する場所になる。入場無料だがNPOガイド(30分、参加者あたり300円)をお願いしてとても興味ある説明が聞けた。玄武洞は160万年前の火山活動で流れ出たマグマが冷えて固まる時(体積が減少)亀甲状や5~8角の石柱岩石になり、6000年前日本海の波に浸食されて出現、人が採石して人工洞となった。城崎温泉の河川護岸石垣はここの石が使われている。

玄武洞は江戸時代に命名され、明治17年東大の小藤文次郎博士がここを見て溶岩が固まった石を玄武岩と命名、大正15年京大の松山基範博士が玄武洞石の磁性方向が今と反対になってることを発見して地球の磁性が過去に逆転したことを世界で初めて発表。その後の調査で地磁気は、78万年前にN極とS極は逆転,驚くことに過去360万年で11回逆転していたことが分った。

豊岡はコオノトリの保護で有名、少し離れているがコオノトリが田んぼの中の塔の上でヒナを孵しているのも見え感動した。更に2004年水害被災(死者95人、行方不明者3人、住家全壊893棟、半壊7764棟、一部破損1万841棟)した豊岡市(人口8万2千)は今でも一年に1cm沈下しているとのこと、100年で1mも沈下することになる。これは笑いごとではないと思うが? 豊岡はカバン生産でも有名だが河川に繁殖している柳を利用した細工物(柳こおり)から発展し今では国産カバンの60%を生産しているとのこと、家内も一番安いのを一つ購入した。

竹野休暇村でランチと入浴(2500円)。帰路に竹野海岸をドライブすると海と海岸の美しさに新鮮な感動。世界ジオパークに認定されているのが伺われる。こんなきれいな海が同じ兵庫県で見れるなんてまた来るぞ。


今回の地震で高槻の小学校のブロック塀が倒壊、9歳女児が通学中に犠牲になった。建築基準法違反の塀を学校になぜ造った?通学路の横にそれをなぜ放置していた? 教育委員会お粗末(元から)。
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