TOTOからはじまったイモづる式音楽日記

旧タイトル:TOTOからはじまるLA FUSION CONNECTION~ネタはフュージョンやらAORやら。

LIVE IN AMSTERDAM part2

2004-12-17 00:30:42 | TOTO&FUSION
「LIVE IN AMSTERDAM」、選曲はイマイチながら演奏はなかなか進化を感じるものがあります。
ロックの枠を超えたJAZZっぽいアプローチが随所に聴け、ボーカルよりも演奏を重視しようとしているのが感じられます。
まず、1曲目は「GIRL GOODBYE」から始まるのですが、リフのアレンジがかなり変わっています。ボーカルパートとオルガンあたりは原曲そのものですが、ギターのリフ、そして何よりリズム隊のアレンジがビート重視の全く別物になっています。そして間髪を入れず「GOODBYE ELENORE」「CHILD'S ANTHEM」とメドレーで続いたと思ったら「I'LL SUPPLY THE LOVE」のエンディングに続くというなかなか凝った演出をしてくれます。
続いては「GIFT WITH A GOLDEN GUN」。う~んBOBBYの声がつらそう。それにコーラス隊がいるんですから、合いの手のコーラスも入れてくれりゃいいのに。と、ここまで懐かしい曲が続いたところで前作「THROUGH THE LOOKING GLASS」から2曲「WHILE MY GUITAR GENTLY WEEPS」と「BODHISATTVA」が続きます。「WHILE MY~」は演奏の半分はシーケンサーというところが悲しいですが、仕方ないところでしょう。う~むLUKATHERの自己満足っぽいですねえ。そして「BODHISATTVA」は録音ではLUKATHERとBOBBYのツインボーカルでしたが、さすがにそれは再現できなかったようで、LUKATHERはギターに徹し、代わりにTONY SPINNERがボーカルを務めています。とはいえSIMONもこの曲ではノリまくっていて、原曲のSTEELY DANよりも絶対カッコいいですよ。
そして「AFRICA」。これは東京JAZZの演奏の元となっているアレンジですね。後半部分がまさにJAZZのアドリブ合戦になってます。タイトなベースソロに始まり、そこにLUKATHERのギターが絡んでいき、それぞれのソロ回しが続いたところで、DAVID PAICHのピアノソロ・インストコーナーに突入です。「DUNE」やら「99」やらのさわりを少しづつ取り入れながらLUKATHERのギターも加わり「DON'T STOP ME NOW」に続きます。「99」「DON'T STOP ME NOW」あたりはあまりにシブシブで鳥肌モノですね。
ここらあたりからJAZZ・FUSIONバンドとしてのTOTOが顔を覗かせてきます。
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