TOTOからはじまったイモづる式音楽日記

旧タイトル:TOTOからはじまるLA FUSION CONNECTION~ネタはフュージョンやらAORやら。

ONE NIGHT GIG / 高中正義

2005-07-03 04:31:49 | J-FUSION
動く13CATSとしては唯一の公式ビデオがこれ。
高中正義が1990年に行ったクラブチッタ川崎でのライブの模様を収録したものです。
これはビデオカセット、そして現在はDVDでも販売されておりますし、CDでもリリースされました。(CDは廃盤)
リアルタイムには認識していなかったのでよくはわかりませんが、あくまでも高中正義のライブという位置づけで、13CATS & AL MCKAYが参加しているということはほとんどアナウンスされていなかったように思います。ビデオやらCDの帯を見てもそれらしいことは何も書いてないですし。今考えても凄いメンバーなんですけどね、ある意味無名であった13CATSのお披露目みたいなところもあったんでしょうか。

MASAYOSHI TAKANAKA(g)AL MCKAY(g)CAT GRAY(keys)TAKASHI NUMAZAWA(ds)KARL PERAZZO(perc)
WORNELL JONES(b.vo)MAXAYNE LEWIS(vo)

収録曲は当時の最新アルバムであった「NAIL THE POCKET」からの曲といつもの高中の曲が半々位ですね。
「NAIL THE POCKET」には13CATSが参加していたというわけではないんですけど、エレクトリックなファンクという曲調が合うんでしょう、13CATSがバックで演奏していることに何ら違和感がありませんし、そこにAL MCKAYのスーパーカッティングが絡んで更にファンキーな味を出している秀作です。
面白いのがまず沼澤尚が若気の至りとでもいうんでしょうか、今とは全く印象が違います。まずドラムのセッティング。沼澤氏のセッティングといえば非常にベーシックなセッティングがトレードマークみたいになっているんですが、このライブではトリガーなんかを仕込んであるせいもあるんでしょうが、妙に派手です。シンバルのセッティングが枚数多いわやけに高いわ、それに6角形のシンバルやらクローズドハイハッドで置いてます。そうかと思うとタムに至っては...というよりタムじゃないですね。バスドラの上に深さの違うスネアを2つ並べてます。現在と比べて、いや一般的にもかなりヘンなセッティングをしています。

※(写真がそのセッティングです。当時のPEARLの広告でTAKAさんが取り上げられてました)

もちろん叩き方はやっぱりTAKAさんなんですけどね、髪型は山寺宏一みたいですし、昔は出っ歯だった?みたいな印象もあります。スティック落っことすシーンまで映ってますし、更にはメタラーみたいにカメラに向かって舌出しちゃってます。今のTAKAファンが見たら幻滅するかも。
そんでもってCATはグラサンかけてひたすらキーボード職人に徹してました。乗ってる風もなく、ボーカルもとらず、まるでエージェント・スミスが音楽やってるみたい。シンセのセッティングも普通にラック3段積みをしていて、13CATSのステージと比べて非常にクールな印象を持ちます。パーカッシブな指使いはそのままですけどね。KARLは普段と変わりない感じですが、やはり映るシーンが少ないせいでしょうか、ノリノリの雰囲気ではなく、CAT同様クールな印象です。その意味ではTAKAさんが一番ノってたのかも。もちろんAL MCKAYは以前ステージで見たのと同様に腰を左右に振ってノリノリではありましたけどね。
意外にカッコ良かったのがベーシストのWORNELL JONES。EW&Fにも参加したり、日本ではTRFなんかもやってた人みたいです。

ウチにはこれVHSでしかないんで、DVDも買っちゃおうかな...。やっぱり動く13CATSは今となっては貴重ですから。
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