そもそも

件のエンブレムの問題、ようやく白紙に戻りましたね。
現代社会にはびこる諸問題であるニセモノ・パクリ・コピペ文化を代表する、ひとつの事件として後世に語り継がれるでしょうな。

ま、完成品があれだけ似ていたら、仮にパクリでないとしても似てないと言い張るにはかなり、というか絶対的な無理がある。そこで出てきた原案はこうだったという話。ほ～確かに原案はちと違うね、という説得力はあったにせよ、結局審議会が作品に注文加えて調整した結果があれだったのかい、と。じゃ、純粋に氏の作品じゃなくなってるじゃないか、という問題。で、そこを百歩譲ったとしてもどうにも合点がいかないのが、あの原案デザイン。原案そのものもパクリだと言われているけど、そもそも、そもそもですよ、あの原案。プロが作ったものとはとてもいえない安直で粗末な作品じゃないかと。小学生だって考えそうな代物じゃないですかね。ということで、一番問題なのはそんな素人のやっつけ仕事みたいなのを採用した審議会なんじゃないかと思うわけで。そんでもって更に手を加えて、氏の作品として発表した。この経緯からしてとにかくうさんくさいものです。

結局誰が悪いんですかね。別に氏の肩を持つわけではないけど、本人の意思とはどっか別の力が働いてこうなった、とも思えなくもない。そもそもスタート時点であんな子供だましのデザインもどきが採用されなければ、これほどまでの大騒ぎにはならなかったはずなんですから。

今日の通勤音楽
RANDOM ACCESS MEMORIES / DAFT PUNK
CHOCO-BOO LIVE! / KIYO*SEN (DVD)