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TOTOからはじまったイモづる式音楽日記

旧タイトル:TOTOからはじまるLA FUSION CONNECTION~ネタはフュージョンやらAORやら。

青い森鉄道が大変

2013-11-12 23:10:34 | Weblog
たまたま目に留まったニュース。
寝台特急「北斗星」さらには「カシオペア」の廃止は、東北新幹線全線開通後の並行在来線を引き継いだ「青い森鉄道」の経営に大きな打撃を与えるんだとか。億単位の減収になるそうで…?
え、そんな大きな減収になるの?たかだか列車が1本無くなるだけなのに?ということでにわかには信じられないものだからちょいと適当に試算をしてみた。

まずは「北斗星」。定員が200名程度ですが、なんぼ人気列車とはいえフルで毎日満席ということもないだろうから、平均で150名として考えよう…、それが1日に上下で300名。もちろん365日毎日走ってますから、300×365ということで、109,500人が1年で青い森鉄道を通過することになります。青い森鉄道区間については、乗車券・特急券とも別料金。乗車券は3,030円、特急料金は740円ですから、一人あたり3,770円、税抜きで3,590円でしょうか。当然それがそのまんま青い森鉄道の収入にはならんでしょうから、取りあえず仮置きで8掛けとして考えると、まあ大体2,800円といったところでしょうか。実際にはもっと少ないかな、じゃあ2,500円としよう。あくまでも仮置きですが。
で、年間2,500円×109,500人となりますから…うぉ、2億7300万円ですか…。こりゃ想像以上にでかいな。ちなみに青い森鉄道の事業報告がHPに掲載されているので、そのP/Lによれば昨年度の鉄道事業の営業収益は21億7千万円。なんと営業収益の1割以上を「北斗星」が稼いでいることになるのです。(てか付帯事業の収入が32億で、鉄道事業そのものよりも大きいというのがなんだか不思議な感じではありますが)

更に「カシオペア」で考える。定員は170人くらい。平均して150人と仮置きします。一編成での運行であり、週一で休みも入りますから、年間280本くらいの運転本数でしょうか。
同様の計算をしますと、150人×280本ということで年間42,000人となります。
で、年間2,500円×42,000人で計算しますと、1億500万円。「カシオペア」と「北斗星」で、鉄道事業収入の2割近くを得ているということになりますね…。
まあ、運休とかも考慮せず、仮置き数字でのざっくりの計算でしかありませんが、いやはやこれはかなり切実な問題だよな…。
いやあこれほどの影響とは…

これはやっぱり地方活性化のためにも、JR東日本さん、一肌脱いでくれないものですかね。
実は全くそんなことは気にしていませんでしたけど、想像もしていなかった影響がこんなところにもあるんですな。なんとも厳しい現実です。

今日の通勤音楽
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コメント
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