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TOTOからはじまったイモづる式音楽日記

旧タイトル:TOTOからはじまるLA FUSION CONNECTION~ネタはフュージョンやらAORやら。

READ MY LIPS / FEE WAYBILL

2010-05-01 23:32:38 | TOTO&FUSION
TUBESのボーカリストとして有名な(てか小生TUBESって全然知らんのですが) FEE WAYBILLの1984年リリースのソロアルバム「READ MY LIPS」。小生的にはTUBES云々よりもSTEVE LUKATHERのお仲間という認識なんですけどね。(「LUKE」のソングライティングとか「CANDYMAN」へのボーカル参加とか)
つまりはTOTO一派としてのアルバムなのである。プロデュースもDAVID FOSTERだし。
とはいえ、このアルバムの第一印象は…良くも悪くも典型的な商業ロックと言われても仕方ないのかな。AORとも言えるんだろうけど、なんかそこまでも至ってないような気がする。
音もまさに80年代前半そのもの。シモンズやらいかにもな安っぽいシンセバリバリの曲もあるし。それもまた良し悪しなんだけど…う~んやっぱり曲がね…本人なのか、DAVID FOSTERの曲なのか、作曲クレジットがないのでわかんないけど、どうも印象が薄い。個性がないというか、なんか当時流行ったいろんな曲の焼き直しを無作為に集めたようにも思える。本来ごった煮系アルバム好きの小生なれど、ポリシーの無い寄せ集めにはちょっとお腹いっぱいな感じですな。ま、そのうちこれもまた聴き慣れてくると、それはそれで、という魅力になるんだろうけどね。

むしろこのアルバムの聴きどころは演奏、特にギターです。STEVE LUKATHERとMICHAEL LANDAUが全曲に参加しているようで、めちゃくちゃ弾きまくってます。どの音がどっちなのか、なんてのは全然わかんないけど、とにかくギターサウンド全開。ヘヴィメタル調からファンキーなカッティングまでエレキギターの魅力満載の凄くカッコエエアルバムになってるんです。
ちなみにJEFF PORCAROも1曲だけ参加。やっぱりJEFFだから、なんでしょうかね。別に普通の8の刻みでもいいようなリズムでも、あえてシングルハンドの16の刻みをアクセントにしていて、ちょっとねちっこいとでも言いましょうか、独特なタム回しとシンバルワーク。他の曲と比べるとやっぱりJEFFのドラムって一味違うな、ってのを改めて認識します。

とにかくこのアルバム、FEE WAYBILL本人はともかくとして、このメンツによる演奏はやっぱり聴き応えはあるもので、その意味では名作ともいえるんだろうな…。

READ MY LIPS / FEE WAYBILL
FEE WAYBILL(vo) STEVE LUKATHER/MICHAEL LANDAU/PAUL JACKSON JR.(g) LARRY KLEIN(b) DAVID FOSTER/STEVE PORCARO/BILL WOLFER/MICHAEL BODDICKER/WILL ALEXANDER/ERICH BULLING/JEREMY LUBBOCK(keys) TOM KEANE(keys,vo) JERRY MAROTTA/JEFF PORCARO/TRIS IMBODEN/JOHN ROBINSON(ds) PAULINHO DACOSTA/HUMBERTO GATICA(perc) GARY HERBIG/LARRY WILLIAMS/MARC RUSSO(sax) JERRY HEY/GARY GRANT(tp)RICHARD MARX/BILL CHAMPLIN/BOBBY KIMBALL(vo)
コメント
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