TOTOからはじまったイモづる式音楽日記

旧タイトル:TOTOからはじまるLA FUSION CONNECTION~ネタはフュージョンやらAORやら。

器用な人たち

2008-01-17 23:47:59 | Weblog
またまた米米クラブの昔のビデオの話。

こうしてDVDにするために昔のビデオを見ていると改めて感心します。
パフォーマンスは言わずもがなですが、その演奏能力というか器用さといいますか。
専任のキーボーディストがいない米米ではギターの得能律郎さんと金子隆博さんが分担。むしろ本業のギターやサックスのほうが片手間の状態。でもそれがかっこいいんですよね~。ギターソロが終わったところでギターをぶら下げたまますぐにキーボードに向かう姿なんか職人技を思わせます。金子さんなんて米米ではサックスプレーヤーというよりキーボーディストとしての割合の方が多いんじゃないかな。BIG HORNS BEEの河合わかばさんも、本業のトロンボーンだけでなく、サックスも吹きますし、チューバだかユーフォニウムだかまで扱うんですから。RUSHのGEDDY LEEじゃないですけど、ライブの中で楽器を持ち替えて普通に演奏できる、こういうマルチプレーヤーってホント憧れてしまいます。

ドラムの坂口良治さんも凄いですね。どうもツアーの度ごとにドラムのセッティングが変わっているようで、ツーバスだったりワンバスだったり、ジャズっぽいオーソドックスなセッティングだったり、しまいにゃシンバル全部を水平にセッティングしてみたりやたら高く組み上げてみたり…。おそらく舞台美術にあわせた外観にするためにやってるんでしょうけど、ドラマーにとってセッティングは演奏にとってかなり重要な要素。あまりちょくちょく変えるものではないですから、よほど柔軟性があるのか器用なのか…。

やはりただのおちゃらけバンドではない、個々のプレーヤーの技術の確かさを改めて感じます。
コメント
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