TOTOからはじまったイモづる式音楽日記

旧タイトル:TOTOからはじまるLA FUSION CONNECTION~ネタはフュージョンやらAORやら。

ART/TRIX のレビューその1

2006-06-25 02:54:00 | J-FUSION
既に「ART」発売記念ツアーの話題で盛り上がっているところで、今更ながらで恐縮ですが、小生も「ART」をレビューしてみたいと思います。やっぱ書かなしゃあないもんね。

正直言って、第一印象は「すんごいキメキメ」「熊ちゃん叩きまくり!」ということではあったものの、「だけどなんか...物足らない?」的なところがありました。でも聴き込めば聴き込むほど、初めて聴いたときのようなインパクトはないけれども、やっぱりのめりこみます。そりゃアルバムリリースするたびに新たなインパクトを与えるなんて不可能ですからね、聞き手側がそれだけ贅沢になってしまってるんだな、逆に言えばそれだけの期待を抱かせるバンドなんですよね、TRIXは!

1.JUGLE CIRCUIT
文字通りサーキットのようなエネルギッシュな勢いと熊ちゃんのかっ飛びドラムに加え、何なのこのユニゾンは!コピー不可能、というか何遍聴いても覚えられません。ユニゾンといえば引き合いに出されるのがCASIOPEAの「SPACE ROAD」。尺にすれば40秒程度のユニゾンで、「SPACE ROAD」(熊ちゃん参加の「ASIAN DREAMER」バージョンで)の1分には満たないですが、その規則性のなさとスピード感は「SPACE ROAD」を凌駕するものであります。ホントにライブで演るんだろうか?ケガ人続出でリタイヤなんてことがないようにがんばってね~。最後のキメまでとにかくスンゲェ~の一言です。
2.TURKEY
窪田さんのオルガンとストさんのチョッパーベースの絡みが渋い、1作目「DYNASEA」系の曲。平井クンのカッティングがいい仕事してます。今度のツアーではこの曲で窪田&須藤のバトルが繰り広げられる様子が目に浮かびます。
3.毛根ファンク
満を持してのこの曲。「サムライ」「くりくり」に続く変態ボーカルナンバーです。気が付けば頭の中はほら「もうこん もうこん もうこん~」ってぐるぐる回ってることでしょう。笑かしながらもバッキングは時折りメロウ。この落差がまたTRIXクオリティ。よくよく考えれば一体どこから毛根ファンクなんて言葉が出てくるンだかわかんないけど、こんな発想は宇宙人たる熊ちゃんのなせる技なんでしょうな。毛根に栄養充填完了!
4.TRIP WONDERLAND
「GLASS ISLAND」風の3拍子ナンバー。異国情緒が漂う不思議な曲です。何故かこの曲聴いてCHICK COREAを思い出した。何の根拠も関連もないけど。
5.WAITING FOR YOU
キラキラなRHODES風ピアノで始まるめっちゃベタベタなバラード。「小樽」もいいけどこっちもイイネ!

次回もこのネタで。
コメント
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