北緯43度

村上きわみの短歌置き場です

「未来」10月号(2015)

2015-11-08 | 未来

public acceptance七月を覆う皮膜は水をはじいて

気泡まみれの言葉でつなぐ夏だろう いくたびも自分を貶める

拝復 こころはついに乱雑なかがやきの束。お元気ですか。

背後から浅く刺されて川風にたおれるまでを時間と呼べば

殺伐がデフォルトになり鍵束を鳴らせば犬はため息をつく

 


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