心根を推しはかられる三月のみどりみだれるランチプレート
弥生から卯月へわたる素はだかのパンをしずかに呑みこみながら
うす紙に草をつつんで帰り来る春はてしない弟たちよ
にほんごがくるしい胸に蜜蜂をとまらせたまま笑い死ぬ夢
水際はみだりがわしくつま先にからむ銀杏草のむらさき
土を恋うほどのさみしさ濡れ雪に鼻をさしいれながらおまえは
ふゆの死の上にひろがる春の香をいえば小さく尾をふるばかり
心根を推しはかられる三月のみどりみだれるランチプレート
弥生から卯月へわたる素はだかのパンをしずかに呑みこみながら
うす紙に草をつつんで帰り来る春はてしない弟たちよ
にほんごがくるしい胸に蜜蜂をとまらせたまま笑い死ぬ夢
水際はみだりがわしくつま先にからむ銀杏草のむらさき
土を恋うほどのさみしさ濡れ雪に鼻をさしいれながらおまえは
ふゆの死の上にひろがる春の香をいえば小さく尾をふるばかり