品くだる王と王妃に統べられし国の岸辺をゆく物語
ほろびろ。ひくくつぶやく青年の声はフロアの隅に凝りぬ
そこここにみだりがわしく咲きながら川面を流れゆく霜の花
老いてゆくための力を思いつつ緑のネルでガラスを磨く
水際に脚をさしいれ青鷺のような暮らしをつないでゆくか
品くだる王と王妃に統べられし国の岸辺をゆく物語
ほろびろ。ひくくつぶやく青年の声はフロアの隅に凝りぬ
そこここにみだりがわしく咲きながら川面を流れゆく霜の花
老いてゆくための力を思いつつ緑のネルでガラスを磨く
水際に脚をさしいれ青鷺のような暮らしをつないでゆくか