心拍を探られている霜月の胸を港のようにひらいて
木枯らしに巻かれ残んの実をこぼすほつえしずえという美しさ
庭先に秋をあつめて焼べている長子であればことば少なく
クスクスをこぼしつづける真昼間を会いたいひとはこの世の外に
まきこまれやすい体を診せながら質されながら冬を迎える
心拍を探られている霜月の胸を港のようにひらいて
木枯らしに巻かれ残んの実をこぼすほつえしずえという美しさ
庭先に秋をあつめて焼べている長子であればことば少なく
クスクスをこぼしつづける真昼間を会いたいひとはこの世の外に
まきこまれやすい体を診せながら質されながら冬を迎える