もの病みのつづまりにいて天井の白きゆがみにはつか親しむ
すみずみを緩めてねむる三月の屋根はまだらに雪を残して
おちこちの軒のしたたり聞きながら頷きながら蕎麦湯をすする
はげしさに触れてのみこむ 濁りたいだけ濁らせて終える一日を
つま先に残んの冬をのせたまま川の余白を読みにいこうか
もの病みのつづまりにいて天井の白きゆがみにはつか親しむ
すみずみを緩めてねむる三月の屋根はまだらに雪を残して
おちこちの軒のしたたり聞きながら頷きながら蕎麦湯をすする
はげしさに触れてのみこむ 濁りたいだけ濁らせて終える一日を
つま先に残んの冬をのせたまま川の余白を読みにいこうか