北緯43度

村上きわみの短歌置き場です

「未来」7月号(2016)

2016-08-03 | 未来

春先のひかりの狂れによろこんで草木のように薄目をあける

残雪の下にわきたつ濡れ土をなだめて歩く年老いた犬

火散布、姉別、厚床たどりたどり根室の海へ きみを訪う

白レバー食みつつなにか言いさして、少し笑って、それきりだった

今はどのあたりを漕いでいるだろうInstagramに海をひろげて

 

 


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