のんきいきいき So(走) Happy! -櫻庭健一の日記-

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元幕内の蒼国来、解雇無効。この先の茨の道。

2013年03月26日 03時21分12秒 | Weblog
>私、夢見生のHP本舗“裕遊字的(ゆうゆうじてき)(http://ikiru.jp/)”内、今日の字遊航海
#大相撲の八百長問題で不当に解雇されたとして、元幕内の蒼国来(29)=中国出身、本名・恩和図布新(エンクートフシン)=が日本相撲協会に幕内力士としての地位の確認や給与の支払いを求めた訴訟の判決が25日、東京地裁であった。古久保正人裁判長は解雇を無効と判断、請求を全面的に認める判決を言い渡した。判決が確定した場合には、元蒼国来は土俵復帰が可能になる。(MSN産経ニュースより)

この手のことの真相は最終的に
「本人と神のみぞ知る」
になっちゃうわけで。

解雇となった蒼国来が無実だった可能性。
おとがめなしで実は八百長に手を染めていた力士が居た可能性。
両方ある。
判決は確定していないけれど、このまま決まる可能性は大きいだろう。
本人も言っているとおり、筋トレレベルしか稽古ができず、追放されて土俵での稽古ができなかった。
復帰したとしてもその後は楽な道じゃない。

本人が八百長を認めていない力士を解雇。
それなりの証拠はあったのだろうけれど、やはりもう少し慎重に考えたほうがよかった。
結果論だけ言えばそうなる。
けれどこんなことを言う私でさえ、当時は「解雇やむなし」みたいなことを考えていたのだから、偉そうなことは言えない。
解雇は辛い。
私も会社勤めの経験があるからその辛さはよくわかる。

罪と罰。
誰が悪かったかではなく、何が悪かったか。
それを考えなくちゃいけない。
蒼国来の心中を察すると胸が痛む。

八百長は本当にいけないこと。
悪いのは八百長という行為。
「八百長をした人」を罰することのみを主眼にするとこういうことも起きてくる。
冒頭でも言ったとおり冤罪かどうかは最終的に
「本人と神のみぞ知る」
になってしまうわけだけれど。
裁判所の判決が出た以上、冤罪だったという前提で対処しなければならない。

番付はどこから始める?
元仲間との関係、コミュニケーションはどうなる。
現実的な問題も控えている。
私もかつて疑いを持ってすべての八百長疑惑力士を色眼鏡で見た身。
日本相撲協会を悪者扱いするような言葉を吐ける人間ではない。
それでも彼の今後は心から応援しようと思う。
長く辛い経験。
それは決して無駄にはならない。
そう信じてあげたいのである。

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