のんきいきいき So(走) Happy! -櫻庭健一の日記-

いつも笑顔と感謝を忘れずに
甘っちょろいと言われても希望を捨てず生きる
過去の少しの試練はそれで乗り越えたのだから

損して徳取れ

2014年12月20日 06時56分30秒 | Weblog
昨日、買い物へ行き、花屋さんにも寄った。
お花を飾るのは母が亡くなってからの習慣になった。
いつものように花束を買うためである。

行く花屋さんは決まっている。
スーパーの安いのも含めいろいろためして今の花屋さんに落ち着いた。

気に入った花束を選んでレジへ。
「少し元気がないので百円引かせていただいてよろしいでしょうか?」
言い方も嫌みや恩着せがましさがない。
こういう細かいことの積み重ねがお店の信用になるのだろうな。

以前買ったことがある花屋さんを思い出した。
私が「よくわからないのでこの中から選んでいただけますか?」
と聞くと、店員さんは明らかにしおれかけた花束を選んだ。
黙ってお金を払った。
そしてその花屋さんには行かなくなった。

その場での収支では、わからなそうな客に、目の肥えた客には売り物にならない、しおれた花を押しつけて儲かったかもしれない。
でも私の信用を失った。
対して、昨日の花屋さんは、値引きして一時的な損を受け入れて、結果私の信用を勝ち得た。
私はこの信頼関係を裏切られるような対応をされなければ、花屋さんに関してはこの花屋さんから浮気することはないであろう。

実に興味深い体験だった。
これは人間関係全般にも言えることでしょう。
目先の利益でのみ動く人を人は信用しない。

目先の収支の財布とは別に。
信用という名の財布があるということ。
損得のみで動かず、人徳のある人には、信用がどんどん入ってくる。

そういう人になりたいな。
近視的に目先の利益にとらわれず。
優しい気持ちで人と接する。

損を一切気にしない。
利益なんてどうでもいい。
そんなできた人間には、なれそうもないけれど。
金よりも人のために動く。
信用してもらえる人間になる。

人に幸せになってもらえれば嬉しい。
そしてそれは自分も幸せにする。
今日の表題
「損して徳取れ」
そういうことであります。