のんきいきいき So(走) Happy! -櫻庭健一の日記-

いつも笑顔と感謝を忘れずに
甘っちょろいと言われても希望を捨てず生きる
過去の少しの試練はそれで乗り越えたのだから

星陵高校、9回8点差をひっくり返す。そして笑顔について。

2014年07月28日 13時36分56秒 | Weblog
>私、夢見生のHP本舗“裕遊字的(ゆうゆうじてき)(http://ikiru.jp/)”内、今日の字遊航海
#第96回全国高校野球選手権石川大会の決勝戦で、星稜が驚異の粘りを見せて大逆転劇を演じた。0―8で迎えた9回裏、一挙9点を奪って小松大谷にサヨナラ勝ち。(朝日新聞デジタルより)

普通に考えたら無理なことです。
ただの8点差じゃない。
8回まで完封されて0-8。
そこから9回に9点取って逆転。

この記事にあるとおり、そこにあったのは「笑顔」だった。
もちろん笑顔だけでこんな奇跡が起こせるわけじゃない。
けれどね。
考えてみよう。
9回の裏を迎えるベンチ前で笑顔一切なしで
「歯を食いしばって頑張ろう」
という檄を飛ばしてこの大逆転が可能だったか。

笑顔は大事。
笑顔は奇跡を呼ぶ。
それは間違いのないことじゃないかって。

私の例を出して恐縮だが。
若い頃、深刻な心の病になった。
精神病院にも入院した。
そのとき近所の子供に怯えた顔で
「キチガイが来た!逃げろ逃げろ!」
と言われたこともある。

一般的に青春と呼ばれる時期を棒に振った。
それでも復活したと言える今、50歳の今。
何が良かったのか。
夢も希望もない理由で片付けるなら。
良い薬。
もっと後ろ向きに考えるなら「強い薬」
そのおかげということになる。

でも私の感覚としては違うんだ。
精神科の先生には悪いのだけれどね。
復活は薬のおかげじゃなかった。
諦めなかった。
笑顔を忘れなかった。
そこに尽きるんだよ。

特に笑顔だね。
笑い。
それを忘れなかった。
歯を食いしばって病気と闘ったわけではない。
楽に楽しく生きる。
笑顔を忘れずに生きる。

私自身の「姿勢」だけではない。
それを許してくれたのは環境のおかげというのはある。
私は人に恵まれた。
家族、友人知人、病院のスタッフ。
私が笑顔で居られる環境を与えてくれた。
今となってはそれに感謝するしかない。

星陵高校。
甲子園でも笑顔を忘れずに。
そしてもうひとつ。
9回にまさかの8点差をひっくり返されて敗退した小松大谷高校。
今、笑うことは無理かもしれないけれど。
「あのとき見事にひっくり返されちゃったよなあ」
と悲壮な表情でなく振り返られる未来が来ますように。