のんきいきいき So(走) Happy! -櫻庭健一の日記-

いつも笑顔と感謝を忘れずに
甘っちょろいと言われても希望を捨てず生きる
過去の少しの試練はそれで乗り越えたのだから

母に縛られず。それでも心から母を思う。

2014年07月16日 05時59分47秒 | Weblog
母のこと。
http://mother-sun.cocolog-nifty.com/ 「母も太陽になる日まで」末期ガンの母、その介護日誌

昨日、母の月命日。
あれから十ヶ月。
そして恒例のお墓参り。

湯飲み茶碗を持っていきました。
お茶の好きな人でしたからね。
って、上げたのは、ペットボトルのお茶なんですけれど。
手抜きでゴメン、お母さん。
そしてその湯飲みはお墓に置いてきた。
私はもちろん、来てくれた人が使えるようにと。

お墓の前で手を合わせて祈るとね。
不思議と心が晴れるのです。
普段の仏壇の前とはまた別の感覚。
非日常の雰囲気だからだろうか。
変な表現なのだけれどね。
だからお墓参りは楽しいことでもあるのです。

手を合わせて祈ったら、どこからか母の声が聞こえてきた。
ってーのは小説、映画、ドラマの世界。
沈黙、静寂。
それだけがありました。

声は聞こえなかったけれどね。
心に響くことはあった。
落ち着き、感慨、決意。
そんなお墓参りでありました。

夕方。
お世話になった訪問看護の看護師さんがお線香を上げに来てくれた。
亡くなって十ヶ月だけれど交流は続いている。
母が残していってくれたもののひとつ。
話は盛り上がり。
2時間以上話しても話の尽きない人ってそんなにいるものじゃない。

母も、笑って見守ってくれている。
そんな気がした。