つれづれなるままに

日々の思いついたことやエッセイを綴る

奥井 朗(清堂)さんのこと

2007年07月14日 | 文化
           いぶき会書展の作品と奥井清堂さん(銀座・松崎画廊)

いぶき会書展が銀座の松崎画廊で開催されているので鑑賞してきました。
TAMCのメンバーである奥井朗さんが作品を出しています。
書画号は、奥井清堂としています。
書道は、小学校時代から始めているからもう80年近くも続けています。
このいぶき会書展は毎年開催されて今年で19回という実績を重ねています。

奥井清堂さんは、七言対句と俳画の2作品を出展していました。
七言対句は「山中好友林間鳥 世外清音石上泉」。
山の中へいくと林のところで鳥が鳴いている。清い水の音が聞こえ流れて石の上に泉をなしている。自然の中の静寂さのなかで鳥や水の音が聞こえてくる様子を表しています。
俳画は「竹と鶯」。
色紙に鶯が竹の葉を見上げている画に、「紅梅の 寒気を刻む 香りかな」の俳句が添えられていました。
奥井さんによると俳画の所要時間は約10分というから凄いものです。
大正11年生まれの奥井清堂さんは85歳。元気溌剌とした生活を送っています。
今でも実用書道として、年賀状、祝儀・不祝儀袋の書き方等を指導しています。

マジックの方でも、沢山の教室で指導を担当して教え子も多くおります。
秋に開催されるTAMCマジック発表会には、その教え子たちが100名も会場に駆けつけて楽しんでいくようです。

奥井さんは、自分の好きなことを楽しく長く続けることが一番いい。と語ります。
マジックにおいては、人の前で発表するところに意義があると話す奥井さんは、いつも巧みな話術で見ている人たちを楽しませてくれます。

学徒出陣の戦争経験もしている奥井さんは、今でも活動的に行動して後進の人たちに優しく指導を担当している元気印の健康人であります。

(7月14日記 池内和彦)

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