「演劇博物館」(早稲田大学キャンパス内)
早稲田大学キャンパス内にある「坪内博士記念演劇博物館」は、1928年(昭和3年)10月に設立されました。木造建築で歴史を感じさせます。廊下を歩くと床のきしむ音が時代を感じさせます。坪内逍遥博士の発案で16世紀イギリスの劇場「フォーチュン座」を模して設計されました。建物の前にはシェイクスピアを講義する坪内逍遥博士の胸像があります。この坪内博士と握手をすると早稲田大学に合格すると噂されています。
入館は無料ですが、館内は撮影禁止となっています。早稲田大学の学生であった澤田正二郎が恩師の坪内博士のアドバイスで「新国劇」を旗揚げし日本初の学士演劇人として活躍しておりました。「新国劇」の貴重な資料も展示されており、澤田正二郎の人気の高さが蘇ってきます。
演劇博物館は、演劇人、映画人ばかりでなく、文学、歴史、服飾、建築をはじめ様々な分野の方々の研究に貢献しています。