庭園美術館の大客室
港区白金台の「東京都庭園美術館」に行きました。
庭園美術館は、昭和8年(1933年)に朝香宮邸として建てられたもので、フランスのアール・デコ様式の本館での展覧会、そして緑豊かな庭園が調和したユニークな美術館です。平成26年(2014年)には、本館の隣にホワイトキューブのギャラリーを備えた新館が完成しています。
宮邸の特色のある建築は国の重要文化財に指定されています。その部屋の多さにはビックリしました。立派な玄関をはじめ、大客室、大食堂、喫煙所、小客室、応接室、小食堂、寝室、居間、書庫、書斎、寝室、浴室、ベランダなどどれも豪華な造りです。二階に通じる階段のモダンなデザイン等々凄いものばかりです。
そこで展示してあったのが「東京モダン生活(ライフ)展」です。朝香宮邸から生まれた時代、モダンライフは始まり、1930年代の東京に焦点を当てて新しいスタート切った頃。鉄筋コンクリートの近代的な建築、モダンな衣服を着用したモガ・モボが銀座を闊歩する時代、日本の都市文化の中心地として花開き、都市の原型が形作られた時代を感じ取ることができました。
(7月5日記)