つれづれなるままに

日々の思いついたことやエッセイを綴る

埼玉県躰道優勝大会

2010年06月21日 | 躰道
                     埼玉県躰道優勝大会(入間市武道館)

秋に開催される選抜も兼ねて「第35回埼玉県躰道優勝大会」が入間市武道館で開催された。
志木市躰道協会のメンバーと共に会場に向かった。
今年は約150名の選手が出場していた。

大会会長である谷鐡太郎埼玉県主任師範の挨拶の中に、
孫子の兵法の極意に『廟算して戦いに臨む』とあります。
廟算とは祖先の廟社の前で戦略を立てることであるが、初心を忘れず礼を尽くし戦いに臨む。己を振り返り、自己中心的な考えから客観的思考に変えることで、創意工夫が可能になります。無理、無駄のない真技が創造できる躰道の目標はそこにあると言っても、過言でない。
その時こそ自己の潜在能力を信じ、地道に鍛錬を続けることが肝要である。
かの宮本武蔵も五輪書の中で『千日の稽古を鍛とし、万日の稽古を錬とす』と言っています。
限界を感じながらも自己の能力を信じて稽古を続け、限界を打ち破った時こそ、真の楽しさ、感動があるものです。
選手の皆さんは大会の出場を契機としてより厳しく自己の可能性に挑戦し、この大会の場では、相互に真技を駆使し合い、感動を味わってもらいたいと思います。

なかなか含蓄のあるご挨拶であった。
やはり日頃から道着を着用して稽古に研鑽している人のメッセージだけに心に響く。

(6月21日記)
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする