BRICS開発銀行、ＩＭＦ体制揺らぐ？ ＆ マレーシア機撃墜事件、

トッペイ：

中露を中心としたBRICS銀行の誕生は、IMF体制を揺るがす大事件で欧米金融独占の終わりを意味する。

木綿：

BRICS開発銀行

ええ話しやんけ。日本も５００億ドルぐらい出資するがよろし・・・てなこといえる官僚か政治家、経営者が日本人にいたらその人は余程の見識と根性のある人だと思う。

こんなの国際金融資本が許すのかねぇ。この提案引っ込めるまで旅客機なんかバンバン落ちるのとちゃいますか？物騒な世の中になったもんだ、ほんま。

いかりや：

ＩＭＦの掟・・・、ＩＭＦ（ドル支配）体制を揺るがす者は必ず潰される。

カダフィはアフリカ圏内だけの新金本位体制をぶち上げようとして潰された（結局、彼は殺害された）。

イラクのフセインは石油の代金受け取りをユーロにするなどと言ってイラク戦争で殺害（死刑）された。

鳩山首相（当時）は、ドル一極体制に懸念を示し、空振りに終わったけれど、「東アジア共同体」構想をぶちあげた。また、彼の最大唯一の功績は、年次改革要望書を廃止したことだと思うけれど、結局鳩山政権は一年ももたず、短命に終わった。

ＢＲＩＣＳについて、

ＩＭＦ体制は、中南米では嫌われている。

ＩＭＦ体制に代わるＢＲＩＣＳに対しては、何故かアメリカは静観している。

問題は、中国の動きである。

ＢＲＩＣＳ5カ国のなかで、中国が突出している、中国１カ国の経済力は、他の４カ国のそれを合わせたものより大きい。

習近平主席の外遊は、7月15日と16日が、ブラジルのフォルタレザでのBRICS首脳会談及び中南米各国大統領との首脳会談。

その後7/23日まで、ブラジル、アルゼンチン、ベネズエラ、キューバの4ヵ国訪問。最大の目的は、「アメリカのお膝元で、南アメリカにプレッシャーをかけること」であるという見方もあるが、むしろその逆ではないだろうか。

上述したように、アメリカは「反ＩＭＦ体制」には、厳しく対処してきたが、ＢＲＩＣＳに対しては鷹揚にかまえているようにみえる。ＢＲＩＣＳにおける中国の動きを容認しているようにみえる。それどころか、中国の役割はＢＲＩＣＳにおけるロシアはずしを狙っているようにみえないだろうか。

國際政治・経済は一筋縄ではいかない。アメリカは中国と裏で手を握っているのではないだろうな。

今回のＢＲＩＣＳの会議は、ロシアは孤立しているようにみえる。下記のロイターズの写真がそれを物語っているようにみえる、「プーチンは孤立している」思い過ごしだろうか。

http://jp.reuters.com/article/topNews/idJPKBN0FL0YJ20140716?pageNumber=2&virtualBrandChannel=0

 

プーチンは一人ぼっち？

筆者の推測だが、中国が主導するＢＲＩＣＳでは、結局、ＩＭＦ体制を脅かす存在にはなり得ないのではないだろうか。

マレーシア機撃墜事件、

マレーシア航空機ＭＨ１７便のブラックボックスの引渡しについて

［ワシントン　２１日　ロイター］ -「何を隠そうとしているのか」、オバマ氏がプーチン氏の責任主張

オバマ米大統領は２１日、ウクライナ東部でのマレーシア航空機撃墜事件をめぐり、親ロシア派による国際調査団への妨害を停止させるよう、ロシアのプーチン大統領に要求した。
 
オバマ大統領は、親ロシア派が空に向けて発砲し、調査団が事件現場へと立ち入るのを妨げていると批判。
 
「何を隠そうとしているのか」と述べ、プーチン大統領とロシア政府は、親ロ派を調査に協力させる直接的な責任があると主張した。

［クアラルンプール　２１日　ロイター］ - マレーシアのナジブ首相は２１日、ウクライナ東部で墜落したマレーシア航空機ＭＨ１７便のブラックボックスの引渡しについて、ウクライナ分離派指導者のアレクサンドル・ボロダイ氏と合意したことを明らかにした。

ロシアの主張、

ロシアは「いかなる武器も供与せず」、親ロ派の関与否定

［モスクワ　２１日　ロイター］ - ロシア国防省は２１日、ウクライナ東部でのマレーシア航空機撃墜に親ロシア派勢力が関与したとする見方を否定し、ウクライナ軍の戦闘機がマレーシア機の近くを飛行していたと反論した。
 
国防省はまた、ロシアが親ロシア派勢力に地対空ミサイル「ＳＡ１１」を供与したとの見方を否定し、いかなる武器も供与していないと表明した。
 
ロシア空軍のマクシェフ中将は記者会見で「Ｓｕ２５（戦闘機）とみられるウクライナ空軍機がマレーシア航空機の方向に向かっていくのを、ロシアの航空管制システムが検知した。Ｓｕ２５とマレーシア機の距離は３キロから５キロだった」と語った。

さらにカルトポロフ中将は、米国側が自らの主張の証拠となり得るような画像を提示すべきとした上で、「（国際社会では）誰もそのような画像を目にしていない」と述べた。

時事通信 7月22日(火)10時19分配信

ブラックボックス、マレーシア側に
AFP通信によると、親ロ派はマレーシア航空機墜落現場で回収されたブラックボックスをマレーシア側に引き渡した。

米ＮＳＣ部長「日本政府も発言を」…撃墜調査で

　【ワシントン＝井上陽子】米国家安全保障会議（ＮＳＣ）のメデイロス・アジア上級部長は２１日、自民党の河井克行衆院議員とワシントン市内で会談し、ウクライナ東部でマレーシア航空機が撃墜された事件について、「国際社会が透明性のある調査をできるように、日本政府も発言してほしい」と要請した。(読売新聞)

いかりや：

マレーシア機撃墜事件で「日本政府の発言」を求めたところで何の足しにもなるまい、焦っているのはアメリカの方？　一連の動きをみると、やっぱ、アメリカは怪しいぞ（笑）。