いかりや爆氏の毒独日記

最近の世相、政治経済について「あれっ?と思うこと」を庶民の目線から述べていきたい。

選挙雑感、小沢氏の影武者たちの力

2009-09-05 18:43:16 | 日記

kenkensyaさん:
 昨日、小沢一郎氏が、小沢軍団の秘書十数名を集めて、慰労会を開いたというニュースを見た。この少数部隊は、おそらく寝る間もないほど身を粉にして働いてきたと思う。

この人数を仮に16名としよう。小沢一郎氏は田中角栄氏に仕込まれて、人間が正当な報酬なくしては懸命に働かぬことを、熟知しているはずだから、この秘書たちに年間1,000万円は支払っているのではないかと推測する。すると16×1,000万円であるから1億6,000万円、更にこの秘書たちの交通費などの経費は全部、小沢事務所持ちだったと聞くから合わせて年間2億円はかかる。この軍団を選挙という戦争に向かって「兵を練る」期間も必要だから、4年として最低でも2×4=8億円は、かかっているはず。

「西松建設事件」が騒がしかったころ、「週刊文春」の対談で、櫻井よし子氏の「小沢一郎は、10億円もの蓄財を行っている」との誹謗発言、どれほどピントがずれていたかよく考えてもらいたい。こういう小学生並みの道徳感をふりかざして人を貶めることは、なんとも腹立たしい。

いかりや:
政治と金について、政治家に清廉潔白を求めても意味が無いと思う。
「国民のためにどんな政治をやってくれたか」で評価するべきだと思う。

例えば小泉純一郎氏が清廉潔白だったかどうかは知りません。仮に彼が金にはきれいであったとしても、憲法違反のイラク自衛隊派遣やブッシュのイラク戦争の背後で、米国債を数十兆円も購入するなどに使った金は、桁外れに大きい。郵政民営化にしても、今後郵貯、かんぽの金の行方に注意が必要です。日本のマスコミは最悪、政治家の「政治と金」について異様に敏感に反応するけれど、小泉氏の違法な政治には「黙して語らず」。

 このように、その時の政権が採った政策による莫大な金の無駄遣いこそ、国民は目を向けるべきだと思う。そんな金を、医療や福祉や介護にまわし、派遣社員を減らしたり、労働者の賃金アップのために使えば、金は実体経済に循環し、日本経済も今日ほどひどくならなかったずです。そうすれば当然、今回の自民の大敗もなかったはずです。

 政治と金の問題は、「金の入りと出」がきちんと辻褄が合って、透明性が確保されていればいいんじゃないですか。インターネットの時代ですから、政治資金収支報告書が常にオープンになればいい。
櫻井よしこのいう、「小沢氏が10億円もの蓄財」などと薄汚い邪推する暇があれば、彼の政策について検証し批判すればいい(証拠ある不正蓄財ならば、くだくだ言わず訴訟起こせばいい)。彼女は、いわゆる親米保守でしょう? オバマが大統領選挙機関中に600億円の金を集めたということは知らないのだろうか。600億円がすべて浄財なんて信じられない。

 小沢氏が、民主圧勝の選挙結果を出すには、小沢氏一人でできるわけがない。影武者たちの献身的な努力の結果だと思います。彼らだって生活者ですから、ただ働きというわけにいかない。小沢さんクラスになれば秘書は、16人かどうか知りませんが、10人以上はいるでしょう。秘書給与から事務所経費からすれば、半端な金では済まないはずです。

 有権者は「政治と金」について、あらぬ疑いの目でみるより、「どういう政治をやって欲しいか」を要求し、また「どんな政治をやったか」を重視すべきだと思う。



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6 コメント

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小沢軍団の健闘 (小沢ウーメン)
2009-09-16 20:00:16
小沢一郎が選びそして選挙活動の仕方(辻立ち1日50回など)を教授された、守銭奴・福田衣里子、元キャバクラ嬢・太田和美、元風俗ライター・田中美絵子などを始めとする大量の小沢ガールズを当選させて政権交代しただけでなく、小沢派は民主党の圧倒的な最大派閥となった。
仮に参議院選挙後に党内の議員投票で党首を決めれば、鳩山由紀夫に替わって小沢一郎が党首になり、在日に参政権を与えるはずである。
守銭奴・福田衣里子は、補償金名目で国から金を取り、製薬会社からも金を取り、議員として議員報酬を取る守銭奴なのだろう。小沢には守銭奴・福田衣里子も利用の対象である。
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小沢軍団 (いかりや)
2009-09-17 15:03:55
小沢ウーメンさん、

小沢氏が嫌いなんですか、それとも小沢ガールズが気に食わないんですか。

小沢嫌いの人はけっこう多いようですね。
彼の真実の姿はよくわからない点もありますが、私が彼を評価するのは、今年4月共和党大統領候補だったマケイン氏が来日した折に、彼は対等な日米関係を堂々と主張したことです。

マケイン氏との会談では、小沢氏は、オバマ米政権のアフガン増派方針に言及、「軍事力で民を治めることはできない。私どもは軍隊派遣には賛成できない」と反対する考えを示した。また「在日米軍駐留は第七艦隊の存在で十分」と発言している。

これほど、日本の立場を明確に主張した政治家が今までいただろうか。

小沢ガールズについて、
私は小泉チルドレンより、ましやと思っております。
何か信ずるものがなければ、1日50回も辻立ちはできないでしょう?福田衣里子氏は守銭奴ですか、長崎2区の人たちは、久間氏よりも守銭奴を選んだのですか。

在日参政権については、私も貴方と同意見です。在日の人に参政権を与えることにはひっかかります。
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サンケイ新聞・・・ (kenkensya)
2009-09-18 10:08:12
先日、いつものように「サンケイスポーツ」を購入してみると、一面にでかでかと田中美絵子氏の胸を露出した画像、更にその下には過去に不祥事(?)があった民主党議員としてまたもや太田和美氏が「元キャバ嬢」と紹介されていた。
サンケイの記者や上層部が、水商売や風俗で働く者を「自分より下の最低の人間」と思いなすのは自由であるが、こういう記事を一面に載せるという行為は当人が最も品性のない下らない人間であることを公表していることに気付かないのだろうか。

民主党首脳(鳩山氏や小沢氏)が「小沢ガールズ」を責めなければならないのは、彼女たちが勉強もせずに国民のための政治を行うのに役に立たない場合だけにしてほしい。
彼女たちが国会議員として懸命に努力をしようとしているにも拘わらず、些細な過去を詰問するようであれば、大いに男が下がる。

それにしてもかつて購読していたサンケイの凋落ぶりには隔世の観がある。その昔、サンケイの記者をしておられた故司馬遼太郎氏、近藤紘一氏、古くから中国・北朝鮮の真の内情を正確に伝えていた論説委員の故柴田穂氏、「帰去来に辞」から起こして小沢一郎に応援を送っていた故江藤淳氏、時折、素晴らしい論説を投稿なさっていた前大阪大学学長の加治氏などは、嘆いていること、しきりであろう。
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3K新聞 (いかりや)
2009-09-18 17:43:19
>それにしてもかつて購読していたサンケイの凋落ぶりには隔世の観がある。

はい、そうですね。私も随分長い間産経新聞を購読していましが、10年くらい前に購読を取りやめました。
どうしてこんなになったのですかねー?

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在日地方参政権に反対する (kenkensya)
2009-09-21 10:31:45
「在日地方参政権」という思わず、首をかしげる代物が極めて唐突に眼前に出てきたのは、いつ頃だったのか、はっきりと記憶にはない。
参政権を定めた憲法15条1項の、「国民」固有の権利である、と地方自治を規定した93条2項の、その地方自治体の「住民」、という名宛人の差異に注目して、外国人にも地方参政権を認めても憲法上問題がない(あくまで「問題がない」であって「認めるべし」ではない)、という少数意見はあったような気もするが、地方参政権が国政参政権の一部をなすものとして、これを否定する見解の方が多数意見であったように思う。
また外国人の地方参政権を認める見解も、そこには「相互主義」から制限を受けることは当然であるという注が付いていたと記憶する。
すると韓国では在韓日本人に参政権を認めているのだから「相互主義」の要請は満たすのだから、という実体的には詭弁ともいえる論が出てきたわけである。詳しく調べてみたわけではないが、在韓日本人と在日韓国人では数が圧倒的に異なる。申し訳程度の在韓日本人に参政権が認められているという事実は、事実としても余りにも虚妄に近い。こういう虚像を実体と見做して、言ってはいけないが「在日参政権」とゴリ押しするようであれば、民主党は、そして小沢一郎は、あっという間に国民の支持を失うものと思われる。折角、対米という点で国益優先主義の政権ができたと思う間もなく、これに冷や水を浴びせるような政策を採るべきでないと考えるのは私だけではないだろう。

「在日」の問題はひどく複雑で、私にもよく分からない。散々、悪口をたたいてきて些か恥ずかしいが、この「在日参政権」については櫻井よし子氏の「参政権を欲するのであれば帰化すべし」という意見が正当だと思われる。
「帰化」云々が煩雑だというのであれば、国籍決定を「属地主義」から欧米と同じく「属地主義」に転換してもよいかもしれない。

余談になるが、「在日問題」を論じたほぼ全ての論説ないしは書籍が、どのような意見を述べたものにせよ「ヒステリックな感情」や「私怨」のフィルターがかかってしまっているように思う。冷静さを取り戻す意味でも凡そ30年前に講談社から出版されたアンドリュー・ホルバート著「袋小路の日本人論」という本が、あらゆる「在日論」を述べる前に読まれるべきものと考える。
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訂正・・・ (kenkensya)
2009-09-21 10:40:39
「属地主義」→「属血主義」でした。
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