いかりや爆氏の毒独日記

最近の世相、政治経済について「あれっ?と思うこと」を庶民の目線から述べていきたい。

野田内閣再改造人事:小川前法相が暴露した指揮権発動の不発、

2012-06-05 18:42:20 | 日記


 田中防衛相の後任に民間人の森本氏を起用というのは意外だった。当初から田中直紀氏の防衛相抜擢には疑問があった、いずれはボロを出すだろうと危ぶまれていた。
この政権の終りが迫っているなかで、敢えて防衛相に民間人森本氏を起用したのは、アメリカの差し金?それともアメリカに媚を売っている? 

 もう一つは、この期に及んで何故、法務大臣の交代が必要だったのか。その意味するところは、小川前法相の辞任会見で明らかになった。

 小川前法相は4日の会見で、陸山会事件をめぐる虚偽捜査報告書の問題で検察の捜査を徹底させるため、検事総長に対する指揮権発動を五月に野田首相に相談していたことを明らかにした。野田首相は発動を了承しなかったという。

 彼は、「検察が身内に甘い、いい加減な形で幕引きをすれば信頼回復はできない」と指摘。「検察が内部のことについて消極的な場合に、積極的にさせるのは法務大臣の本来の姿ではないか。そういう意味では指揮権の発動はふさわしいケースだと思った」と説明した。

 そもそも、小沢氏元秘書3人の場合は、「これが果たして犯罪といえるのかどうか」、単なる訂正で済む事を「虚偽記載」として、執行猶予付きながら「懲役刑」を言い渡した。田代検事の場合は意図的に捜査報告書を偽造している。市民団体から、虚偽有印公文書作成・同行使容疑で告発を受けているが、検察は嫌疑不充分で不起訴とする方針らしい。

 常識的にみれば田代検事捏造報告書のほうが、小沢氏元秘書3名の虚偽記載よりも明らかに犯罪性が高い。一方は執行猶予付「懲役刑」を課し、一方は不起訴?法の番人たる自分たちのことはしらばくれて逃げる、恥ずかしくないのか?本来なら言うまでもなく、指揮権発動など大袈裟なことをしなくても、起訴が当たり前じゃないか。

 これでは不公平丸出し「検察ー裁判ー最高裁」は、まるで仮面を被った関東広域組織犯罪者集団(笑)ではないか。今のうちなら、まだ間に合うぞ。田代起訴に躊躇するな、それでも身内の犯罪に目を瞑る気か?