なのにオイラは京都へゆくの?

大阪の中年男が、京都の山に登った際の赤裸々(?)な公式日記帳やねん。
のはずが……京都・自己満足ブログとなりにけれ。

開運トレッキング? 上醍醐でプチ回峰行、そして大吉山ふたたび

2017-01-06 11:48:22 | 京都のその他の山

 桜井識子さんの本『京都でひっそりスピリチュアル』に、上醍醐にはユーモアがあっていたずら好きな大天狗がいてはると書かれておます。
 オイラは醍醐寺に行ったことがないし、上醍醐がある醍醐山に登ったこともないし、こりゃ一度行っとかにゃ。

 ただ、天狗にからかわれる人というのは、将来霊能力が発達するであろう人のようなんで……オイラではどうかな~?

 1月3日(火)のちのち

 ▼ 8:47 地下鉄・醍醐駅に到着。近場のコンビニでおにぎりとポカリを買って準備万端。

 ▼ 9:22 醍醐寺に到着。さすが世界遺産、朝早いのにそこそこの人数の参拝者。

 ▼ 五重塔。京都府下で現存する最古の建造物。951年完成。応仁の乱を生き抜いた強者だす。

 ▼ 女人堂の横が上醍醐への登山口。入山料600円は落雷で焼失した准胝堂(じゅんていどう)の復興資金らしいだす。

 ▼ 9:50 上醍醐に出発!

 ▼ 10:00 太閤秀吉が花見をした場所。派手好きの秀吉はんにしたら、割とこじんまりとしたスペースだした。

 ▼ 10:10 不動の滝。行場だす。

 ▼ 10:30 天狗の気配を感じることなく上醍醐の境内に到着。ただただ汗をかき、シンドイのみだす。(+_+)

 ▼ 「醍醐味」の語源となった醍醐水が飲めますねん。さてお味の方は……ほにゃにゃにゃら。

 ▼ 2008年8月24日未明の落雷による火災により焼失した准胝堂跡地。再建はいつでっか?

 ▼ 薬師堂。

 ▼ 五大堂へ上る階段左のこの道が、たぶん醍醐山三角点に通じているような……でも通行止め。

 ▼ 五大堂。

 ▼ 如意輪堂。

 ▼ 白山大権現の正面が展望ポイントだす。

 ▼ 白山大権現。

 ▼ 開山堂。

 ▼ 開山堂前が醍醐山頂(標高450m)だす。

 ▼ 11:07 開山堂の横にある一の鳥居から奥之院へ出発。

 ▼ 11:12 二の鳥居分岐。まっすぐ進むべきか、鳥居をくぐるべきか悩んでいると……そばの細い木が風に揺られてギーコギーコ音を立てるんで、オイラには「こっちへ来い」と呼ばれているような気がしたんだす。

 ▼ 行ってみると……古い墓場ですがな。まだ奥へ道が続いているようだしたが撤収。二の鳥居をくぐりました。

 ▼ さっきまでいてたお堂の周辺には参拝者がいてはりましたが、奥之院方面には人の気配がまったくありまへん。所々に立つ道標が頼りだす。

 ▼ 十字路。傍らに古い道標が立っていて、「右をくのいん」て書いたあるんで右折してしまいましたがな。


 ▼ しばらく進んで、なんか違っているような感じがして撤収。

 ▼ 11:46 三の鳥居。ここも十字路になってます。さて、どっちに進むべきか?

 ▼ 鳥居の右の急登道が気になったんで登りつめてみました。

 ▼ 三叉路に到着。木の幹に道標あり。三の鳥居に戻って鳥居をくぐる。


 ▼ 急な坂を下って分岐に到着。道標あり。

 ▼ 11:59 お堂が建っているのをイメージしてたんだすが、ここが奥之院? 行場だす。なむなむ。

 ▼ 12:04 さっきの分岐から先に進んで「東の覗き」に到着。

  ▼ 岩の行場だす。下を覗くとめっちゃ怖い。西笠取の集落が見えます。

 ▼ 東の覗きの背後に急登斜面の道が延びてます。行ってみよう。

 ▼ 12:14 三の鳥居の上にあった三叉路につながってました。

 ▼ 回峰道(行者道)に進行。

 ▼ 神隠しにあっても不思議やない雰囲気が漂う中、文字が消えた道標だけが頼りだす。

 ▼ だんだん、道が荒れてきましたで。

 ▼ 急斜面道。お助けトラロープもありました。

 ▼ 12:30 岩場に出る。ここからは炭山の集落が見えます。


 ▼ 鎖場もありました。決して登りでは使いたくない回峰道だす。

 ▼ 12:40 林道と出合う。登れば醍醐寺へ、下れば炭山へ。

 一の鳥居からスタートして、道を迷いながら上ったり下ったりで林道へ至る山道は、なんか一つの修行させてもろたような気持ちになれましたで。過酷なれどそれでいて、ほっこり気分が味わえる道だした。(*_*)
 鍛える聖地の比叡山、愛宕山は人が多く入り込んで、ここと比べると俗っぽく感じますなあ。

 ▼ 炭山へ進行。

 ▼ 12:52 林道を抜け炭山の集落へ到着。

 ▼ 13:11 ここは前回(去年12月11日)に来た谷山林道終点の十字路。正月には縁起がよかろう名の大吉山を、今日も東海自然歩道でめざしまっせ。

 ▼ 志津川のほとりでしばしおにぎりタイム。(-。-)y-゜゜゜

 ▼ 志津川集落内を抜けた方が近道ではなかろうか? 東海自然歩道をしばし離脱。

 ▼ 志津川猫。


 ▼ 14:20 前回見落とした道標を確認。舗装道路から山道へ。

 ▼ さっそく害獣防止の扉だす。扉を開けて山へ。

 ▼ 大吉山は人が多いイメージなんだすが、この裏道は誰も歩いてまへん。

 ▼ 14:37 分岐。ちょうどそばで、木の手入れをしてはる翁のようなおじいさんがいてはったので、「大吉山へ行きたいんでっけど、どっちだすか?」と訊ねてみました。ニコニコしながら「朝日山から道を下って、また上ったら大吉山ですわ。朝日山のお堂の扉、閉まってますが開けて観音様を拝めますし、小さい展望台があるんですわ」と親切に教えてくれはりました。

 ▼ 14:41 朝日山観音に到着。なむなむ。


 ▼ 標高124mの朝日山観音展望台からは、真正面に平等院が見えます。しばし休息。

 ▼ 前回、オイラが興聖寺(こうしょうじ)から登って来た道(左)と合流。大吉山三角点はもうすぐや。

 ▼ 15:01 大吉山三角点に到着。

 ▼ 大吉山展望台は人が多くて落ち着きまへん。

 ▼ 大吉山を下山中、軽い雨が降って来ましたがな。天気予報で雨と言うてなかったんで傘はありまへん。(T_T)

 ▼ 晴れ間もあるし、狐の嫁入りだす。

 ▼ 15:20 宇治上神社に着いたら雨がやみました。参拝。


 ▼ 今年初めての運試し。おみくじは200円と300円の2種類おましたが、奮発して300円のうさぎおみくじや! 小さいうさぎの置物の中にくじが入ってるんだす。

 ▼ キタ━━━━━(`・ω・´)━━━━━!!

 第二二番 大吉 「長閑(のどか)な庭の美しい花の咲き匂って春の盛りの楽しい様に上吉の運に向かいます けれど油断せずに信心して行い正しく些(いささ)かも不義の楽しみに身を過(あやま)たぬ様にせよ

 神様、御意だす。(*'ω'*)

 ▼ 宇治神社では行列ができてたんで参拝はパスしました。

 ▼ 京阪電車・宇治駅へ向かってる途中、虹が見えましたがな。上吉の運に向かってる気がしてきます。


 ▼ 15:43 宇治駅に到着。帰阪。

 ▼ 本日の歩行距離=19.8km。(↓クリックしよし)



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2 コメント

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Unknown (からっかぜ)
2017-01-07 18:16:06
いつもブログ楽しみにしてます。山や神社仏閣のお話では、自分も行ってきたような気になります。今年も期待しております。

醍醐寺の五重塔はどっしりとしてて、野性的な感じもあって大好きな塔です。上醍醐は歩いてみたかったので、いつかぜひ行きたいと思います。
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からっかぜさんへ (オイラ)
2017-01-08 05:06:30
毎度応援のコメントありがとうございます。<m(__)m>

「3行で短くまとめろ」と言う方もおられるんですが、オイラのブログを見て山を歩きたいと思ってくれはる奇特な方のことを考えると、極力、道に迷わないようにという配慮で写真と文字数が増えてしまうんです。

今回、一の鳥居からの山道は分岐が多くて悩みました。特に回峰道(行者道)は国土地理院の地図に記載されていない山道だったので、無事下山できるのかかなり不安な山歩きでした。

下醍醐から上醍醐への山道は整備されていて、安心して登れました。汗をかいてノドが渇いても、上醍醐で醍醐水が飲み放題ですよ。(笑)
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