なのにオイラは京都へゆくの?

大阪の中年男が、京都の山に登った際の赤裸々(?)な公式日記帳やねん。
のはずが……京都・自己満足ブログとなりにけれ。

備忘録:続々・肺に黒い影!? ~CTスキャン編~

2017-02-24 13:39:01 | 肺がん

 近所のクリニックで撮った胸部X線写真と紹介状を持って、大きい病院へ行ってきましたでぇ。

 呼吸器内科の待合でしばらく待った後、「放射線のフロアに行って胸部X線写真を撮ってください。それから問診をします」と看護師さんに言われましたがな。

 はて? CTスキャンをするつもりで来てたんだすが、何故また胸部X線写真なんやろ? クリニックで撮った胸部X線写真は手渡してあるというのに……。

 まあ、とりあえず、胸部X線写真で済めば早く家に帰れるし、それはそれで良し。

 レントゲン技師の方を向いて、上半身裸で、両腕を頭の上で交差するという恥ずかしいポーズでも撮りましたで。

 そして、クリニックの胸部X線写真と今日撮った胸部X線写真を見せられて、いよいよ担当医による問診だす。

「毎年健康診断を受けていて、今回「結節陰影」と診断されたということは、一年間で影が成長したということです」
「はい」
「CTスキャンしましょう」
「はい(こっちはそのつもりで来てますねん)……CTスキャンで影の正体がわかるんでんなあ?」
「いえ、正体は確実にわかりませんが、肺がんなのか結核なのか、大きな治療の方向性を見極めたいと思います」
「はあ……」(クリニックの先生と話がちゃうやん)
「最悪、肺がんとか結核で手術になる場合は禁煙してもらうことになりますから」
「は、はい」(こういう話を聞くと、余計にストレスでタバコの本数が増えるんだすよ、とは言えまへん)

 またもや放射線フロアへ。

 オイラが妄想していたCTスキャンは、診察着を着て狭い穴の機器に身体ごと入れられ、「狭いの怖いよ~」と身もだえるという代物だしたが……オイラが体験したのは、大きいドーナツ状の機器の輪の中を、普段着でベッドに寝ながら撮影するという簡単なスタイルだした。息を吸って吐いて止めてを3回ほど繰り返し、5分もかからぬうちに終わってしまいましたがな。

 さてさて、肝心の結果は……すぐにはわからないそうで、次週の診察時になるんだすって!

 闘病生活ブログになってしまいそうな予感をはらんで、今後の展開はいかに……!?

 ちなみに本日の病院滞在時間は約2時間。医療費は7210円だした。


『有頂天家族 二代目の帰朝』 森見登美彦

2017-02-21 11:18:15 | 
有頂天家族 二代目の帰朝
森見 登美彦
幻冬舎

 【内容紹介】 from Amazon
 狸の名門下鴨家の三男・矢三郎は、親譲りの無鉄砲で子狸の頃から顰蹙ばかり買っている。「面白きことは良きことなり」という父の教えを胸に、誰もが恐れる天狗や人間にちょっかいを出しては、愉快に過ごしていた。そんなある日、老いぼれ天狗・赤玉先生の跡継ぎである“二代目”が英国より帰朝。狸界は大混迷し、平和な街の気配が一変する。しかも、人間の悪食集団「金曜倶楽部」は、恒例の狸鍋の具を懲りずに探している……。阿呆の誇りを賭けて、尊敬すべき師を、愛する者たちを、毛深き命を守れ! 待ちに待った毛玉物語、再び。愛おしさと切なさで落涙必至の感動巨編。

 ただ今、読み終えましたがな。

 まだ未読の方もおられましょうし、アニメ放送前なんで、ネタバレになる感想は書きまへんでぇ。

 とりあえず感嘆だけ。

 はぁー。(゚Д゚;)

 ひぃー。(>_<)

 ふぅー。(-。-)y-゜゜゜

 へぇー。(*'ω'*)

 ほぉー。(=゚ω゚)ノ

 で、やっぱりかぁー。

 そして……(今作も)風雲急を告げる金曜倶楽部の忘年会の夜は、ハード・デイズ・ナイトやっただす。


『京女の嘘』 井上章一

2017-02-11 15:16:07 | 
京女(きょうおんな)の嘘(うそ) (京都しあわせ倶楽部)
井上 章一
PHP研究所

 【内容紹介】 from Amazon
 「かんにん」は男を舞い上がらせる。史上初の美人コンテストは平安時代に開催された。京美人には秋田美人の気迫、新潟美人の悲哀が感じられない。京女は3B、同女は3K。かつて女子大は姥捨て山だった。なぜ日本人はうなじと脚首に色気を感じられるのか? ミス・ユニバースの美の基準はどこにあるのか? ベストセラー『京都ぎらい』の著者待望の新刊!

 京都の言葉と大阪の言葉は違っているようで似ている部分もあるんで、たぶん、大阪女も「かんにん」と言う可能性の下地はあると思うんだす。

 ところが字面は同じ「かんにん」でも、大阪女の「かんにん」と京女の「かんにん」はまったく違うような気がしますねん。

 実際に「かんにん」なんて言われたことがないんで、あくまでもイメージの話だすが、大阪女はつっけんどんの強い口調で「かんにん」の後に「!」が付く感じだすなア。頬っぺた膨らませて、相手の目を見ず、うつむき加減に言い放つ、それこそが浪花女の真骨頂だす。

 それに反し京女のそれは、潤んだ瞳で相手の目をじっと見つめながら、甘く切なく囁く感じで「かんにん」だす。つわー、こりゃあ堪りまへんなあ。心の裏で舌を出してても、その嘘に騙され続けたくなるやおまへんか、ねえ。(*´ω`*)

 まえがきで井上センセが「この本は、京女のことを噺(はなし)の枕においている」と書いてはるように、(さすがに井上センセも京女を敵に回したくなかったのか)全編で京女の嘘をぶった切るような内容の本ではありまへんでした。

 美人にまつわるウンチクあるエッセイ集でおましたが、興味深い内容が満載でおました。

 昔、ミス・ユニバースの日本代表選考会は毎年テレビで放送されてたのに、いつのまにか放送せえへんようになってましてんなあ。司会は必ず宝田明やったような……。

 最後に井上センセへのお願いとして、機会があれば「美人」から派生する熟語の中でもネガティブな部類に入る「美人薄命」とか「白痴美人」とかは、いつ誰が使い始めたのか調べてみてほしいだす。不美人の妬み僻みが根源にありそうなんで闇が深そうだすよ。


マザーウォーター(2010年公開)

2017-02-07 12:06:33 | 映画
「マザーウォーター」 [DVD]
小林 聡美,小泉 今日子,加瀬 亮,市川 実日子,永山 絢斗
バップ

 監督:松本佳奈
 脚本:白木朋子、たかのいちこ
 出演:小林聡美、小泉今日子、加瀬亮、市川実日子、永山絢斗、光石研、もたいまさこ

 【あらすじ】 from Amazon
 京都で暮らす3人の女性の姿を綴ったハートフルドラマ。ウイスキーしか置かないバーを営むセツコ(小林聡美)、コーヒー店を営むタカコ(小泉今日子)、水から湧き出たような豆腐を作るハツミ(市川実日子)の姿を通して、不器用ながらも健気に暮らす人々を綴る。

 ○

 「何かが起こるんや」と思い込んで見た1時間40分。明確な起承転結もなく終わってしまいましたがなあ。

 「京都へ来たら落ち着く」とか「京都の時間はゆったりと流れている」とか宣う人の幻想の上に構築された、京都の日常的な非日常的映画のような気がオイラにはしましたで。

 「今日も機嫌よくやんなさいよ」と、もたいまさこはんが言う台詞は、この映画を見て「何やこりゃ!」と憤慨してる人間を考慮しての発言やったと仮定すると、意外と練られたシナリオの映画かもしれまへん。

 登場人物たちがあやす赤ん坊の母親が「あの人」やったんやというオチがありますねんけど、冒頭からエンドクレジットまでしっかり見てないとわかりずらおました。

 ▼ すでに多くの皆さん方がブログ等でロケ地紹介してはりますが、オイラもエンドクレジットを参考にさせてもろて、ロケ地の確認だす。

 ▼ 行ったことないんでわからないんだすが、ここは護王神社だすやろか?

 ▼ 小林聡美はんのバーは鞍馬口駅近くの喫茶フランジパニ

 ▼ 今、ストリートビューで見ると塀がないんだすが、塀と小庭は映画用のセットやったんだすか?


 ▼ 小泉今日子はんの喫茶店は白川疎水沿いのcafeシズク

 ▼ 市川実日子はんの豆腐屋は大徳寺近くの小川

 ▼ 加瀬亮はんの工房は一乗寺駅近くの葡萄ハウス工房

 ▼ 光石研はんの風呂屋は東寺近くの日の出湯

 ▼ もたいはんが住んではる長屋(?)はどこでしょう?

 ▼ もたいはんと市川はんがタマゴサンドを食べた公園は一乗寺駅近くの玉岡児童公園

 ▼ 東山駅近くの白川沿い。


 ▼ 藤森神社の不二の水。

 ▼ 白川疎水遊歩道のどこら辺やろか?

 ▼ 小泉はんの家は北大路高野住宅なんかなあ?

 ▼ どこやったかのう? 上賀茂橋の辺りだすかな?

 ▼ ここは荒神橋のお地蔵さんの近くだすなあ。

 NHK朝ドラ『べっぴんさん』で坂東紀夫役の永山絢斗はんが、発展途上の青年役で出てたのはちょっとした収穫だした。


吉田の節分詣 2017

2017-02-04 08:19:05 | 祭り

 去年は、ウチのオカンの葬式があったもんで節分詣でに行かれへんかったんだす。

 2年前の「疫神斎(えきじんさい)」も今日でやっと納札だす。おつかれちゃんだした。

 2月3日(金)時々

 ▼ 12:21 京阪・出町柳駅に到着。

 ▼ 平日やけど参拝者多し。

 ▼ 東一条通から見えた大文字山。電柱がジャマだすなあ。

 ▼ 12:41 二の鳥居をくぐって吉田神社の境内へ。

 ▼ まずは2年前の「疫神斎(えきじんさい)」を納札。

 ▼ 今年は当てたい豪華景品群。

 ▼ 抽選券付き厄除け福豆(1袋200円)をゲット! 「疫神斎(えきじんさい)」(1枚1000円)もゲット!

 ▼ 「レントゲン写真の胸の影が異常でありませんように」と入念にお願いしたいところなんだすが、人が多すぎて精神集中できまへんがな。

 ▼ かくなる上は、おみくじを引いて神様のアドバイスをいただこう。

 ▼ 気合一発、500円のだるまみくじだぜ! 中におみくじが入ってますねん。

 ▼ 境内の人混みが落ち着かないんで吉田山へ。

 ▼ 12:59 二等三角点に到着。

 ▼ 昔、鬼太郎ハウスがあったのに……なくなってます? 見つからなかっただす。

 ▼ 茂庵。

 ▼ 山頂休憩広場から見た大文字山。

 ▼ 13:16 無事、今出川通へ下山。

 ▼ この巨大地蔵は、地元では何と呼ばれてはるんやろか? なむなむ。

 ▼ 百万遍交差点の商業施設は着々と建設が進んでますなあ。

 ▼ 13:43 賀茂大橋の耐震補強工事はいつまでやったかなあ? と考えながら帰阪。

 ▼ 末吉。「長びくが後はよし」とは心の病、恋の病のことかいなw