なのにオイラは京都へゆくの?

大阪の中年男が、京都の山に登った際の赤裸々(?)な公式日記帳やねん。
のはずが……京都・自己満足ブログとなりにけれ。

2010 報道ステーション 五夜連続京都紅葉中継

2010-11-27 10:35:09 | テレビ

 テレビ朝日系のニュース番組「報道ステーション」のお天気コーナーを担当している宇賀なつみアナウンサー。個人的にド真ん中のタイプな女子なので、目の保養のためにも番組を観れるときは必ず視聴するようにしております。(o^^o)

 普段は東京からの天気予報なのですが、11月22日~26日の5日間は宇賀アナが京都の古刹で紅葉を中継しながらの天気予報でした。(26日の放送は古舘伊知郎さん、市川寛子アナウンサーも東京のスタジオを飛び出しての京都発「報道ステーション」でした)

「私にとっては中学生の頃の修学旅行以来の京都なんです。街中の木々を見ていても、東京の紅葉とは色付きが違うなあと思いました。夜にぐっと冷え込む気候もあると思うんですが、この街の歴史がまたそう感じさせてくれるのかもしれませんね」と第一夜でコメントした宇賀アナ。

 第一夜 源光庵

 第二夜 瑠璃光院

 第三夜 光明院

 第四夜 二尊院

 第五夜 永観堂

 というラインナップでした。超有名所の清水寺や天龍寺などを避け、あえて第二夜や第三夜のようなあまりガイドブックにも紹介されていない隠れ家的寺院をロケ地に持ってくるあたりは、コーディネーターさんらスタッフさんたちのシブい選択眼が光っているように感じられました。

 我らが宇賀アナのアナウンスは、入社日初日から天気予報を担当する天才だけあって、長いコメントでも淀みない安定したおしゃべりで、視聴しているこちら側はゆったり落ち着いた気分で美しい紅葉を堪能できました。第四夜で「こんなにきれいなものを見ていただいて、感じていただくのに、あまりたくさんの言葉は必要なかったんじゃないかなあ、と今ふと思いました」と反省の弁を言うテヘェ宇賀アナに、「そんなことねーよー」とテレビに向かってつっこんだ御仁も多かったことでしょうw。

                     ○

 現地に赴いたら一瞬でも宇賀ちゃんを垣間見れるのではないかという妄想に駆られてしまい、週末の第五夜なんぞは時間と暇があったので、半ば本気で行く算段までしていたのだが寒そうなのでやめちゃいました。\(^_^)/

 次回は春の桜の時期にまた京都で中継をお願いしま~す。(^^ゞ

                     ○


神山(こうやま)で遭難しかけるの巻

2010-11-22 04:24:22 | 京都のその他の山

 上賀茂神社の神様、賀茂別雷(カモワケイカズチ)神が降臨されたという神山(こうやま)。ググってみると禁足地と表記されていたり、登頂した方のブログがあったりと謎めいているのだ。こうなったら現地調査しかあるまいにと、21日に紅葉狩りをかねて神山へ行ってきました。

 8:07 叡山電車・市原駅に降り立つ。ここから山幸橋までは一度歩いているので気楽な道のりなのである。

 賀茂川沿いに府道38号線を南下して高橋を渡り、柊野(ひらぎの)の町中に入る。すぐそばに神山の姿は見えるのだが、来る者を拒んでいるゆえか親切な道案内は皆無。

 昭文社刊『京都北山』の地図で大体の見当はつけていたものの、はたしてこの道でいいのだろうか? 半信半疑で直進あるのみ。

↓ 9:07 左へ行けば立命館大学・柊野総合グラウンド。右の道から山へ入ります。(立ち入り禁止の看板等はない)

↓竹林の道を登っていく。

 竹林道はすぐ終わり、本格的な山道になる。とりあえず人の踏みあとを頼りに進んでいった。

 道しるべがない。そのうち、どこが人の踏みあとかわからぬぐらいの人跡未踏の森をさまよい歩くハメに陥ってしまった。小春日和だったので暑い。汗をタオルでぬぐいながら急斜面をよじ登り、一度はすべり落ちながらも、なんとか頂上らしき場所に着いたのであるが、神山の隣のピークだったのだ。orz

 あきらめて撤収しようにも、もう帰る道がわからない。付近の大学グラウンドから、体育会系クラブが練習している声が風に乗って聞こえているというのに、こんなところで遭難したら末代までの恥ではないか!

 神山方向に尾根道があったので直進してみた。この尾根は人の踏みあとがはっきりしている。シダが群生している箇所を抜けると、気温があからさまにヒンヤリとしているエリアに入った。ここは今までとは違う空気が漂っている! となると……ピークに続く上り坂があったので行ってみた。

 ビンゴ!

 10:05 賀茂別雷が降臨した磐座(いわくら)を発見! 巨大な岩を想像していたのだが意外に小さかった。(注意:自宅に帰ってから先達のブログをよく読んでみると、これは誰かが作ったストーンサークルのようです。本当の磐座はここから数十メートル南に行かなければならなかった)

 ↓そのストーンサークルの前には三角点と、摩訶不思議なオブジェ(?)があった。
 

 三角点の上に鈴。地面に打ちつけられた杭(杭の頭には数センチ飛び出た釘が打ってある)。そして「神」と書かれた札。

 どこの誰だか知らんが、なんらかの呪術を施してあるようだ。ちょっとヤバいんではないかい? とにかくストーンサークルにお触りして下山することにしました。

【追記】 この時は、宗教関係者が簡易な祭祀を行ったあとのような気がしていたのだが、よくよく考えてみれば、鈴は登山者必須のクマ除け鈴を誰かが山道で拾い、落とした人が見つけやすいように三角点の上に置いていったものであっただろうし、「神」の札は「神山」と書かれた札を地面にめり込ませていただけだったのではないだろうか? と推測するのである。
 その後もオイラは神山へ足を運ぶのであるが、もう鈴も神札もなくなっておりました。

 京都産業大学のキャンパスに抜ける道があると言うが、どれが道なのかわからない状況なのだ。ここで頑張って道なき道を南に進めば磐座にたどり着けたのであろう。残念です(;´_`;)

 で、来た道を戻ったのだが、途中、

 この山中で唯一(?)の道しるべを発見。矢印の方向に下山すると沢道に合流するのでした。(2回すべって斜面を転げ落ちました)

 10:30 立命館大学・柊野総合グラウンドとの分かれ道まで戻る。

 恐るべし神山。思いっきり難路でした。もう二度と行きませんよ。(@_@)

鴨川公園自由広場で、野球少年たちの試合を見ながらコンビニで買っていたおにぎりを食す。

 京都産業大学前を通過して叡山電車・二軒茶屋駅へ。12:01の電車に乗り大阪へ帰りました。

今回の歩行距離=14.8km


ボブ・ディラン・モノ・ボックス & ザ・ウィットマーク・デモ

2010-11-14 09:20:27 | ディラン御大
ボブ・ディラン・モノ・ボックス
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SMJ

 ♪プヒィ~

 京都市出身みうらじゅん氏も大好きなボブ・ディランの新譜CDが11月11日に発売されましたよ~。まあ新譜と言えど、1962年~68年にかけて発売された1stアルバム『ボブ・ディラン』~8thアルバム『ジョン・ウェズリー・ハーディング』のMONOアルバムをセット販売しただけなんだけどね~。

 若者よ驚くなかれ。40年以上前の一般家庭にはステレオを再生する機材がなかったんだよ~。それにラジオはMONOのAM放送だし、テレビはMONOでしかも画像は白黒だったんだぜ~。レコードはMONO盤とステレオ盤が併売されてたんだって~。

 そんな世の中であるからに、当時のミュージシャンたち(ディラン、ビートルズ、ローリング・ストーンズなど)はモノ・ミックスに全勢力を注いで、ステレオ・ミックスはエンジニアさんに任せていたんだぜ~。ビートルズの初期ものステレオ・ミックスを聴くと、左から歌、右から伴奏というトホホなミックスされてるよね~。でもこれはこれで、左右の音バランスを調節することでカラオケにもなったりするんでいいんだけどね~。

 今まで聴いていたディランのステレオ・ミックス盤は、ビートルズのように安易に2分化されてはなかったので、ディランの場合はステレオを考慮して録音してたのかと思っていたら、CD付属の帯解説を読む限り本人は他のミュージシャン同様そんなことはなかったんだって~。

 全8枚のアルバムを、日本語訳の歌詞を読みながら一挙に聴くにはそれ相当の気力が必要とされる。個人的にアコギ一本のフォーク期は聴いていてダルいので、全盛期であるフォーク・ロック期1枚目のアルバム『ブリンギング・イット・オール・バック・ホーム』から聴いてみた。

 ヘッドホンで聴けば、ステレオ盤との音の違いがはっきりしたのであろうが、スピーカーで聴いてみた限りではさほど違いは感じられない。リマスターされてアコギの音色ははっきりしたような気がするけど……。

 続いてフォーク・ロック期2枚目『追憶のハイウエイ61』。

 一曲目の『ライク・ア・ローリング・ストーン』はステレオ盤で何百、何千回も聴き込んでいるので違いは歴然だった。音がマイルドになったと言えば聞こえはいいが、ステレオ盤が持っていたパワー、エネルギー、ドライブ感が根こそぎ押さえられてスタジオの片隅に収納されてしまったような印象を受けた。これが当時のアメリカ庶民がラジオやレコードプレーヤーで聴いていた音なのか? こんな曲が全米チャート2位になったのか? と思えるぐらいフツーの楽曲に感じたよ~。リマスターが悪い方向に反応したのか?  オイラが持っているステレオ・ミックス盤は初CD化された1985年製(カタログ番号30DP 305)なんだけど、荒々しさのエネルギー大放出ってな感じで大好きなんだけどな~。(これはオイラの個人的な第一印象であり、今後MONOを聴き込んでいけばまた違った感想を持つようになるんだろうね~)

 フォーク・ロック期3枚目は神アルバムの称号誉れ高い『ブロンド・オン・ブロンド』なのであるが、これは最後に聴くために取っておこう。\(^_^)/

ザ・ブートレッグ・シリーズ第9集:ザ・ウィットマーク・デモ
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 先月27日、ファン垂涎の未発表音源を集めたブートレッグ・シリーズの第9弾が発売された。今回は1962年~64年にかけて著作権登録用に音楽出版社で録音されたデモ音源だ~。デモゆえに全曲ディランが一人でアコギ、ハーモニカ、時にはピアノで歌ってるよ~。サウンド的にはフォーク期で大変しょぼいので、全47曲を聴き通すには忍耐力を要するよ~。「風に吹かれて」「時代は変る」「くよくよするなよ」「はげしい雨が降る」「戦争の親玉」「北国の少女」「ミスター・タンブリン・マン」など、初期ディランの名曲たちの原石を聴いているのだ! アメリカ・ポピュラー音楽史の貴重な音源を聴いているのだ! と自己暗示をかけなければならないよ~。\(^_^)/

 このデモ・テープから作られたアセテート盤と楽譜が各レコード会社にわたって、PPMとスティーヴィー・ワンダー(「風に吹かれて」)、ジュディ・コリンズ(「明日は遠く」)、ザ・バーズ(「ミスター・タンブリン・マン」)などのカバー曲が生まれたんだって~。

 今、日本版の『ボブ・ディラン・モノ・ボックス』と『ザ・ウィットマーク・デモ』を購入すると全員に、特典として1963年にアメリカ、マサチューセッツのブランダイズ大学で行なわれた45分間の非常に貴重なコンサート音源CDがプレゼントされます!(2011年1月31日当日消印有効)

 オイラはソニー・ミュージック・ジャパンの社員じゃないのに宣伝しちまっただよ~。SMJさんよ~、特典CD以外にも太っ腹なとこ見せてオイラに何かおくれよ~。\(^_^)/

 ちなみに輸入盤の方が円高の昨今、かなりお安く購入できますが特典CDはないようです。かわりにオリジナル・アルバム未収録の「寂しき4番街」のMP3ダウンロード権が手に入るようです。


第34回 秋の古本まつり

2010-11-01 06:45:45 | 

 行ってきました10月31日、百万遍知恩寺境内で開かれている秋の古本まつりへ。



 天気予報は曇りのち雨でしたが、雨の降る時間が15時ぐらいだったので比較的ゆっくり目に大阪を出発。知恩寺に着いたのが12時前でした。



 汗まみれになった真夏の糺の森の古本まつりと比べると、天候は暑くもなく、寒くもなく、風もなくの古書店めぐりには絶好のコンディションなのでした。
 とりあえず参道左側のふみ書房さんから大殿(本堂)に向けて、古書の物色を開始。

 参道の中間あたりまで来たとき、空からポツリポツリと少量の雨滴が降ってきたのだが、しばらくするとすぐやみました。
 本降りになるまであと3時間もあるとタカをくくっていたら、大殿前に着いたあたりでまたもや雨が降ってきた。今度のは結構本格的。各店舗の方々は慌ただしくビニールシートを平積み本の棚にかけ始めた。透明なビニールシートならまだしも、ブルーのシートをかけられちゃったら、こっちはもう手も足も出ないよ~。(>_<)

 傘を差しながら残りの店舗を巡りましたが、こんなシチュエーションでは購買意欲も急降下。片手が傘でふさがっているので書棚の本を取り出すにも一苦労で、しばらく大殿の軒先で雨宿りをしたのですが雨が止む気配はない。暇つぶしに知恩寺境内をぶらぶら散策してあきらめて帰りました。



 古本まつりは11月3日まで開催ですが、スケジュールの都合上、今回はもう足を運ぶことができません。
 次は来年5月に京都市勧業館(みやこめっせ)で開催されるであろう春の古書大即売会への参戦だ!