なのにオイラは京都へゆくの?

大阪の中年男が、京都の山に登った際の赤裸々(?)な公式日記帳やねん。
のはずが……京都・自己満足ブログとなりにけれ。

魔界転生(1981年公開)

2015-05-31 09:27:48 | 映画
魔界転生 [DVD]
千葉真一,沢田研二,真田広之,緒形拳,丹波哲郎
TOEI COMPANY,LTD.(TOE)(D)

 監督:深作欣二
 脚本:野上龍雄、石川孝人、深作欣二
 原作:山田風太郎
 出演:沢田研二、佳那晃子、千葉真一、緒形拳、成田三樹夫、室田日出男、真田広之

 【あらすじ】from Amazon
 深作欣二が、沢田研二ほか豪華キャストで贈る傑作オカルト・アクション! 魔界から蘇った天草四郎時貞(沢田研二)が宮本武蔵(緒形拳)ら「魔界衆」を人間界に呼び戻し、幕府転覆を謀る、衝撃の伝奇ロマン!

 まずはロケ地チェック。

 ▼ 映画冒頭、いきなり大覚寺。護摩堂周辺はよくロケに使われますなあ。


 ▼ ココは通称「酵素」かな? 観空寺谷林道にあります。

 ▼ 船井郡京丹後町市森の琴滝。

 ▼ 清滝川でしょうか? 五輪塔と積み石はセットですよね?

 ▼ 十兵衛vs武蔵の海岸は、映画「戦国自衛隊」でも使われてましたよねえ?

 もしそうなら、福島県南相馬市の渋佐海岸のようです。

 次は福本清三氏をチェック。
 千葉真一や真田広之が属する伊賀衆と敵対する甲賀忍者役であります。

 ▼ 今回も自信はありませんが、黄色い羽織の人が福本氏のハズ。

 ▼ 台詞もあります。

 ▼ 室田日出男氏に斬られた~。

 ▼ カメラ前での斬られ演技。一瞬でしたが見逃しまへんで。

 当時ヒットした娯楽伝奇時代劇映画。公開から30年以上経ったとしても見どころはタントございます。

 CGなしの燃え盛るセット内での決闘シーン。若山富三郎の凄まじく迫力ある殺陣。沢田研二と真田広之のキスシーン。天草の死屍累々たる美術セット、などなど。

 天草四郎役に「あの当時」の沢田研二氏がいなかったら成立しないような映画なのですが、ジュリーはあくまで狂言回しであって、オイラが思うに、実は「佳那晃子の、佳那晃子による、佳那晃子のための」映画やったんやないでしょうか。裏の主役は佳那晃子さんやったような気がしてなりません。

 ▼ 細川ガラシャ役・佳那晃子さんのキャラが立ちが過ぎている……だがそれがいい。








 現在、佳那晃子さんはクモ膜下出血で倒れられて病気療養中だとか。早く元気になってお仕事に復帰してくださいますように。


まぼろしの勝軍地蔵

2015-05-28 15:16:06 | 魔界めぐり?

 瓜生山の勝軍地蔵についてインターネットで調べてみた。

 由来がよくわからない。

 南北朝時代の延文6年(1361)に勝軍地蔵堂が勧請されたという説。(誰が? どのような理由で?)
 16世紀、室町時代の山城築城の際、細川高国または六角定頼が戦勝祈願のために勧請したという説。

 たぶん、応仁の乱などの戦火で縁起を記した文献類が焼失したんでしょうね。

 疱瘡治癒に庶民からの信仰が厚かった勝軍地蔵は、宝暦12年(1762)、瓜生山山頂までは難路のため、照高院門跡の忠誉法親王によって足場のよい北白川山へ遷されたことは定説となっている。

 だが待て、しばし。
 愛宕山にも、明治時代になって廃仏毀釈がある前は勝軍地蔵が祀られていたのである。

 愛宕山の標高は瓜生山の約3倍。麓から山頂への距離も愛宕山の方が相当長い。どちらかと言えば愛宕山の勝軍地蔵を麓へ遷す方が正しい選択やったのではないだろうか?

 まあ、そんなことをすりゃ、山頂にある神社の存在理由が希薄になってしまうのであろうが、せめて小倉山の山頂程度の高さの場所に愛宕神社が遷ってくれていたら、千日詣りも楽に行けたのになあ。

 ▼ 現在、瓜生山の勝軍地蔵が安置されている禅法寺に、オイラは2013年12月29日に行っていたのであった。

 ▼ 餃子の王将・北白川店へ行く途中、瓜生山への登山ルートを探しにその辺を徘徊していたのであった。


 ▼ その時は勝軍地蔵が禅法寺に遷っていることを知らなかったので、本堂には立ち寄っなかったのだが、偶然にもその辺のお地蔵さんを写真に収めておりました。なむなむ。

 ググって画像検索してみても禅法寺の勝軍地蔵の写真は見当たらない。見せると天変地異が起こるとされる門外不出のスタンスは今も貫いてはるようだ。まぼろしのお地蔵さんである。


花燃ゆ 第21回「決行の日」

2015-05-26 13:12:53 | テレビ

 5月24日に地上波で放送されたNHK大河ドラマ「花燃ゆ」。

 今回は京のシーンが今まで以上に多かったのですが、オイラが注目したのは久坂玄瑞と芸妓・辰路の不倫の行く末。

 ドラマの中では朴念仁キャラの久坂玄瑞が、今後いかようにして芸妓と×××してしまうのであろうか?

 史実では久坂と芸妓の間に男子が生まれるのである。

 低迷する視聴率を上げるためには、芸妓役を鈴木杏さんから久坂東出氏の私生活の妻・杏さんに替え、久坂東出を食っちゃった後、「ごちそうさん」と芸妓・杏さんに言わせるのがよろしいのとちゃいますやろか。

 いかん、いかん。今回はつまらんゲスい内容のブログになってしまったぞい。(/ω\)

 次回はまじめに書こうと思います。(@_@;)


北白川山、茶山、瓜生山、一乗寺山縦走コース

2015-05-25 07:54:38 | 大文字山&周辺

 今日は安心・安全に、町から近い山々を歩いてみよう。

 本日のテーマは、まだ歩いたことのない瓜生山(うりゅうさん)周辺の山々を巡ることなのだ。

 5月24日(日)

 ▼ 百万遍交差点の直前から見えた今朝の大文字山。今日は行かないけど。

 ▼ 8:24 勝軍地蔵参道という石柱が建つココから北白川幼稚園をめざします。

 ▼ 坂の住宅地を歩く。

 ▼ 分岐。ゆるやかな道を選択。

 ▼ 坂の途中で見える景色が良い。

 ▼ 分岐。右は日本バプテスト病院へ通じているようだ。

 ▼ 8:32 北白川幼稚園=北白川山に到着。山名プレートなし。

 ▼ 真横から見える大文字山。ここは送り火のビューポイントですね。

 ▼ 次は茶山をめざします。

 ▼ 序盤は至る所に人間の痕跡が残っている。壊れたコンクリート塀。石垣。NTTドコモのアンテナ。



 ▼ 分岐。舗装路は日本バプテスト病院の敷地。


 ▼ 四方に山道が延びている広い場所に出た。山深い雰囲気になってきた。

 ▼ 8:49 ゆるい坂を登り切った場所。ここが茶山か? 山名プレートなし。

 ▼ 木々に覆われた山道で、唯一、町が見える場所があった。

 ▼ 分岐。左は京都造形芸術大学に通じてる?

 ▼ この場所でホバリング中のスズメバチを発見。20m後退して様子見。その後直進。倒れた木を通り越す。

 ▼ 谷渡り。

 ▼ お助けロープがある急な道。

 ▼ 四方に山道が延びている広い場所に出た。


 ▼ 分岐。左の道を下ると石川丈山の墓に行けるらしい。


 ▼ 急な岩場を登っていると、京都一周トレイルコース上にある白幽子(はくゆうし)旧跡がチラリと見えた。

 ▼ これでトレイルコースと合流するのかと思いきや……しないのであった。どこへ行くのか?

 ▼ 途中、素晴らしい絶景ポイントがあった。


 ▼ 京都市建設局の精密基準点。


 ▼ 9:18 「東山59-1」に到着してトレイルコースと合流。オイラは「×」から来ました。



 ▼ 童子像が並ぶ道を進めばもうすぐ瓜生山。

 ▼ 9:23 瓜生山に到着。

 ▼ お堂の裏に勝軍地蔵の代替地蔵さんがいてはるんです。ホンマもんの勝軍地蔵は北白川山の地蔵堂に安置されたのち、2010年に禅法寺へ遷されたそうです。


 ▼ 9:35 「東山59-5」からトレイルコースを離脱。一乗寺山をめざします。


 ▼ Ý字分岐。まずは左へ。あとから下山で右の道を歩く予定。

 ▼ しばらく歩いてまた分岐。

 ▼ 9:40 一乗寺山に到着。


 ▼ 来た道を戻ってさっきのÝ字分岐。

 ▼ 序盤は平坦な尾根道が続く。

 ▼ うぎゃ~! ヘビやぁ~。向こうもオイラに驚いて枯れ木の中へ逃げていった。

 ▼ 比叡山が見える。

 ▼ 下り道が続く。

 ▼ 分岐。左の下り道を選択。

 ▼ 登りで使いたくない急な坂道。振り返って撮影。

 ▼ 分岐。左へ。

 ▼ 小高いピークを抜ける。

 ▼ 溝道。

 ▼ 人口池の横でホバリング中のスズメバチを発見。ダッシュ!

 ▼ 車の轍。もう安全圏か。

 ▼ 10:10 何の施設だろう?

 ▼ 武田薬品・京都薬用植物園でした。関係者以外立入禁止。



 ▼ 隙間があいてますけど、入りたくても入れない。

 今日歩いた縦走コースの感想。
 ハチはいる、ヘビはいる。トレイルコース以外、人に会わない。分岐に道標なし。カラーテープもほとんど見当たらない。
 探検にはもってこいですが、お気楽に歩けるコースではありませんでした。

 ▼ 10:28 曼殊院門跡を通過。

 ▼ 古本まつりで馴染みがある萩書房。

 ▼ 店名が良い! どういう意味なんやろか?

 式年遷宮の費用調達に敷地の一部を期間限定のマンションにしはる下鴨神社。
 今の風景がなくなる前に建設予定地を見ておこう。

 ▼ この道の両サイドにマンションが建つらしい。

 ▼ 建設予定地にはもう、石とか木とかの廃材が置いてありました。


 ▼ 本日の歩行距離=11.0km。(↓クリックしよし)


関西沿線 登山のすすめ!

2015-05-23 09:25:44 | 大文字山&周辺

 関西の鉄道やバス会社などの公共交通機関で構成されるスルッとKANSAI協議会が、隔月で発行しているおでかけ情報誌「Asobon!」(無料)。

 5・6月号の巻頭特集が「関西沿線 登山のすすめ!」なのである。

 関西沿線には初心者でも気軽に登れる山がたくさんあります。今回は各山のルートと見どころに加え、登山後におすすめの立ち寄りスポットを紹介します! ということで府県別に山を紹介している。

 【兵庫】須磨アルプス、妙見山/大堂越
 【大阪】ポンポン山
 【奈良】二上山

 ▼ そして【京都】は大文字山や!

 ▼ 銀閣寺から火床を経由して三角点をめざす王道中の王道なルート。

 大文字山リピーターが必ず最初に歩く道といっても過言ではない安心・安全なコースである。

 もし、この道を歩ききれない人がいたら、もう登山なんかやめた方がイイ。貴君には山歩きは向いていないとあきらめるべし。

 京都府警調べの「山での遭難事故」統計によると、平成22~26年で遭難事故の多い山の第3位に大文字山が入っている(10人)。第2位は13人で皆子山。堂々の第1位は25人(うち死亡4人)で愛宕山でありました。

 遭難原因の80%が「山道から外れたこと」なんやそうです。

 山道から外れて道に迷う、91人(うち死亡1名)。山道から外れてガケなどから転落する、20人(うち死亡5人)。

 こんな人数の中にカウントされないよう、気ぃ付けなあきまへんわ……
 山の上で死ぬよりも、腹上死を選びたい。(上等のフグ食って当たって死ぬってことですからね、念のため)(笑)