自然物崇拝していたころの古代の日本人は、山には神サマがいると考えていたらしい。
であるからして、山は神域であり聖域でもあったのだなぁ。
現代でも霊峰、霊山、神体山、神奈備山と呼ばれている山が全国に多数あるし、山にまつわるタブーをずっと守ってらっしゃる方々もいる。
関西では奈良の三輪山が神体山として有名で、入山の際、お祓いを受けなければならないようだ。飲食、喫煙の禁止はもちろんのこと、写真撮影が一切禁止という厳しいルールもある。(京都では松尾大社の磐石に行くときがそんな感じで、お気楽に行けないのでオイラはまだ行けていないのである……)
○
神山の歴史をひもとくと、平安時代初期のころから神職以外の入山は一切禁じられた禁足地になっているのであるが、神サマの懐が深いのか一般人のオイラでも登らせてくれはるのである。
いつ何時、入山セキュリティーが厳しくなるかもしれぬ。今のうちに神山を堪能しておこう、ということで行ってきました。
今日のコースは、ご親切にもcoral seaさんが当ブログへカキコして教えていただいた「二軒茶屋コース」なのだ。
3月11日(日)のち
特定な宗派を信仰していないオイラであるが、なんとなく朝風呂に入って身を清めてしまい、
▼ 9:05 到着しました、叡山電車・二軒茶屋駅。
▼ 駅から鞍馬街道に出、北進してすぐの場所の「横断歩道」と「お地蔵サマ」を左折。
ゆるい坂道の舗装道路を登っていくと、一見、行き止まりか! という場所に着きますが、右手前方に階段が見えるので登っていこう。
▼ 約320段の階段。
長い階段であるが、歩きはじめて間もないので、肉体的ダメージはあまり感じない。
▼ 階段の途中に一服用(?)の手すりが3ヶ所あり。
▼ 9:19 階段を登り切ると京都市水道局の静市貯水槽。
▼ 貯水槽の外周を時計回りに進む。
▼ 丸い貯水槽の9時のあたりに来たら、左手に山道が真っ直ぐ伸びている。
▼ 多少のアップダウンはあるものの、ほぼ平坦な歩きやすい山道が続く。
▼ 左側に京都産業大学が見えます。
▼ 右側には神山の雄姿。
▼ 9:30 京産大の自然散策路の指形標識と出会う。
ここは神楽山(←かぐらやま? 何と読むのでしょうか)標高221.3mの山頂でもあり、
円卓状の小広場があり、ベンチが2個設置されていた。神山を臨むことができる。
神山の由来が書かれた案内板もあったのだが、
無惨に割れて地面に落ちてました。
オイラもここで小休憩。晴天の青空の中、京都マラソン取材中の報道ヘリが飛んでいるのが見えました。
▼ 9:39 神楽山から神山へ向かって出発。途中、木の上に鳥の巣箱発見。
▼ 木々の間から柊野(ひらぎの)の町並み。
下り道が続いたあと、
▼ 9:48 京産大自然散策路の指形標識のある十字路に出る。ここを右折。
登り坂の道を進んでいくと、
▼ 9:52 京産大管財部の「注意」看板。
▼ 「注意」看板の前には国有林の境界標石。
幹に黄色のペインティングされた木がある方向の山道に進みましょう。
境界標石が次々と立っているので、それをたどるようにして歩いていくと、
▼ 10:01 「三一」と刻印された境界標石がある十字路に到着。
▼ 右折すると、静市市原町に出て京都バス「篠坂町」バス停へ至るという。
▼ 左折すると、倒木がおびただしい怪しい道。たぶん、柊野に至ると思われる。
神山をめざすには十字路を直進します。
▼ 10:04 直進して2個目の境界標石「二九」に到着。
左折して急斜面の山道を登っていく。
▼ Y字路を直進。
▼ 倒木があり、若干歩きにくい。
▼ 巨石出現。
▼ 進んでいくとまたもや巨石。
ふたつ目の巨石群を通り過ぎるとすぐに道が開け、
▼ 10:14 神山の磐石に到着。
この世の中には神サマの声を聞けたり、姿を見ることができる能力を持ってらっしゃる方もいるようなのだが、オイラは凡人なので何も聞こえぬし、何も見えぬ。
であるが、神サマがおられると思うと、すぐそばでオイラを見ているのではないか、という気になってくるから不思議である。
今日は陽射しもよく、歩いていると暑くもなく寒くもなくの少し春めいたコンディションなので、神サマもほころんでらっしゃるような感じがするのは手前ミソな解釈か?
また、東日本大震災発生から一年目の日なので、僭越ながら亡くなった方のご冥福と、日本の平和を祈念してみました。
▼ 10:18 神山三角点に無事到着!
帰路をどうするか? このまま来た道をトレースするのは面白味に欠ける。かといって、雑木の中の道なき道を藪コキしながら行く勇気もなし。
神山東斜面を取り巻くコースを教えられていたことを思い出し、ここも倒木が多い北斜面の道を下りる。
▼ 10:29 北斜面を下り、尾根道に出る。右の「友々苑」コースへと進む。
▼ またもや、境界標石をたどるようにして急斜面の道を下りていくと、
分岐点に出会う。
破線方向に進むと「友々苑」。一見、右折方向に道はあるのか? と思ってしまう風景のだが、
▼ 右側の木の幹に黄色のペインティングがされているので、安心して進みましょう。
▼ 歩きやすい山道になります。
ゆるやかな坂道を下っていくと、往路で通った境界標石「二九」「三一」に出くわす。そのまま往路を逆トレースして京産大自然散策路にはいる。
▼ 行くときは気付かなかったが、幹にクマの爪痕(?)らしきものが……。
▼ 「神山コロシアム」方向に進む。
▼ 10:59 京産大キャンパス内に進入。
ここでおにぎりを食し、しばし休憩。
昨今の大学は、キャンパス内での喫煙を禁止している。たぶん京産大もそうであろうと推測してタバコを自重。
すみやかにキャンパスを脱出して路上にてスゥッ・・・(ーoー)y゜゜
▼ 11:26 「柊野別れ」の交差点に到着。
▼ すぐそばの賀茂川沿いが京都マラソンのコースになっているので見に行ってみると、
北側に見えている西賀茂橋西詰めでタイムオーバーしているランナーを止めていたため、もう誰もここら辺を走っていないのでありました。ただ、スタッフと警備員が立っているだけの状態だったのだ。
▼ 11:39 上賀茂神社に到着。社務所前から見える神山の雄姿にうっとり。
▼ 手水舎の水は「神山湧水(こうやまゆうすい)」という名水だそうで、神山のくぐり水を汲み上げて使用してるのだとか。飲み忘れた!
▼ 前回来たときにゃ、本殿の「写真撮影禁止」札が掲げられていたのだが今日はない。
▼ 摂社の新宮神社が期間限定(7月22日まで)の特別公開中だったので参拝。
▼ 境内を流れる御手洗川のほとりをブラブラ歩いていると、
「この上、市内を一望出来ます」の張り紙につられ、鳥居が並ぶ階段を登り、怖い神社とは知らずに二葉姫稲荷神社へ。
▼ 張り紙に偽りなし。市内を一望。左側に大文字山。
▼社家町に出て、御すぐき處なり田で本場の「刻みすぐき」をゲット!
賀茂川に出て、河川敷を出町柳へと歩く。
▼ 走る市民ランナー。北山大橋東詰にて。沿道のあちこちから「ファイト!」の声援。
▼ 13:23 出町柳の鴨川デルタまで到着。今日のオイラの旅はココまで。
神山の二軒茶屋コースは、めちゃくちゃ歩きやすい楽チンな道のりでありました。
coral seaさん、大感謝です。
○
本日の歩行距離=14.1km 消費カロリー=1108kcal
○
真実を隠すため、意図的に偽情報をリークし、混乱させようとするのは奴らの常套手段なのである。
真偽のほどは定かではないが、在イスラエル大使館と米軍横田基地の職員とその家族が3月20日前後の数日間、本国に戻されるという。
これと同じような動きが去年の3月11日前にあったというのだ。
現代の科学力を持ってすれば、人工的に地震を発生させることは可能なのだという。
テロかもしれない……。
とりあえず備えあれば憂いなし。関東の方、行く方は要注意を。
○
▼ 空から「何か」が降ってきて噴火する桜島。
二軒茶屋コース如何でいたか?
私は4月17日家内友人3人今年2度目の神山。
篠坂から入り低い丘陵に囲まれた山間部
産大テニス場アーチュリ場を過ぎ鞍部k-31 を経 て山裾を反時計に回り神山△点。今回は躑躅が見事でした。盤石からk-29に下がり鞍部k-31
から立大弓道場への谷筋は難路でした。
又 お出で下さい。
オイラも次回の神山は篠坂から入り、帰路はk-31から倒木が多そうな谷筋を行こうかなと思っていたのです。
あの道は見るからに難路ですよね。どうしよう
5月5日7人で 柊野 沢を右岸高巻きして
H点西北の小丘陵地帯。膝が悪く「神山」へは
ルック当番。 Fちゃんの blog の軌跡
を伝って、次々現れる赤テープ・マークに従い
尾根道を神山第2橋。
今回 道路が目に入り、右の谷 堰堤付近に
下がり険路も1分位。以前は尾根突端から
フエンス最高点に下がりフエンス沿いに橋へ
でした。この方がイイと思います。
平成10ねん代に私が付けたマークの一端が山道の
上に落ちてました。風にも飛ばされず!!!
持ち帰りました。 向山も面白いコースが有ります。じゃあ~!マタネ~!!
ということは、「叡電・市原駅か二軒茶屋駅→篠坂→神山→神山第2橋→向山」というルートも歩けそうですね。
向山はトレイルコースでしか行ったことがありませんので、機会がありましたら向山の面白いコースもまたご教授くださいませ。