なのにオイラは京都へゆくの?

大阪の中年男が、京都の山に登った際の赤裸々(?)な公式日記帳やねん。
のはずが……京都・自己満足ブログとなりにけれ。

2月に京都愛宕研究会のイベントがあるぞい!

2013-01-31 00:00:09 | 愛宕山&周辺

 忘れてござった。

 元旦に愛宕山へ行ったとき、二の鳥居をくぐってスグの所にある「ちびっこ広場」というスッゴく小さな公園の金網に、見慣れぬ看板が設置されていたのでござる。
 ▼ これが看板。イベント告知でござった。

 「主催/京都愛宕研究会」と書いてござる。

 ▼ 表参道を歩いていると、各所に案内解説板が立っているのでござる。

 すべてが京都愛宕研究会のものなのでイヤでも名前を覚えてしまっているのでござるが、はて? いかような研究会なのでござろうか?

 ググってみるとHPもある。
 な、なんと会長は、KBS京都で五山送り火、祇園祭などの中継解説でおなじみの八木透センセでござったか!

 2月のイベントの詳細は、各自、HPで確認するでござるよ。
 http://kyotoatago.org/tohoku.html

 いざ愛宕山!。。。タタタッ。ヘ(;・・)ノ


『鴨川貴族邸宅の茶飯事―恋する乙女、先斗町通二条上ル』 範乃秋晴

2013-01-29 11:30:33 | 
鴨川貴族邸宅の茶飯事―恋する乙女、先斗町通二条上ル (メディアワークス文庫)
範乃秋晴(はんのしゅうせい)
アスキーメディアワークス

 何かネタねーかなー。
 こうつと。去年、タイトルだけ見て買うた本があったよなー、と部屋の片隅から文庫本を捜し出した。

 【裏表紙・内容紹介文】
 京の風情あふれる鴨川ぞいをそぞろ歩き。するとその貴族邸宅が見えてくるでしょう。あなたは優雅な四人の執事たちに迎え入れられるはずです。
 優しさにじむ笑みの遠矢(とおや)、鋭利で奔放な晴(せい)、穏やかで優美な瑪瑙(めのう)、静謐にして清冽な真(しん)。彼らはあなたとともに笑い、そして悲しんでくれます。ですが彼らにはお気を付けください。抑圧されたあなたを解き放ち、京の町へと誘うからです。まるで恋人のように。
 え? 何に気を付けるのかですって? それは彼らが隠している大きな秘密に、です。

 オイラにうってつけの、京都を舞台にしたメルヘンな王道恋愛小説やと思って読み始めたのだが、狂言回し的キャラが登場してきたのでラヴ・コメだったのかと思いきや、何かスッゴく遠大なプロジェクトも関わってきてパラレル・ワールド風にもなってきた。
 最終章では、「そーゆー風」にしか生きて行かざるを得ない人間の悲哀もちゃんと描かれている。

 悩むことなくスラスラ読めちゃいますぅー。面白い!

 別に「鴨川」でなくても、淀川でも隅田川でもいいストーリーではあるが……。


ワコールの福士選手を応援に行ったのだ。

2013-01-27 16:58:00 | 雑記

 女性下着といえば、京都に本社を持つワコールで決まりでしょ? よー知らんけど。

 大阪国際女子マラソンに、ワコール女子陸上競技部から福士加代子選手と樋口紀子選手が出場するってんで、応援に行ったのであった。

 1月27日(日)

 ▼ 32キロ付近で応援。福士選手、独走やん。


 オイラが沿道で応援していたときは福士選手の独走態勢だったのだが、ゴールまで残り1キロで失速。ウクライナのガメラシュミルコ選手に抜かれてしまい、残念ながら福士選手は2位になってしまった。
 独走で逃げ切るのか、あるいは差されるのか、という終盤までドキドキのレース展開でありましたが、やはり欲を言えば、最後の見せ場として、長居陸上競技場内で追いつ抜かれつのデッド・ヒートが見たかったな~。

 ▼ 祝1位、おめでとーございます!

 ▼ エディオンの渡邊裕子選手はカワイかったな~。祝3位! 今後は個人的に応援しよっと。



 ▼ みなさん、走るのが速すぎて、コンデジの連写機能がまったく追いつかないぜぃ。

 京都在住でアテネ五輪の金メダリスト、野口みずき選手が体調不良のため欠場しはったのは残念であった。(今でも雨の日には、三条会商店街のアーケード下を走ってはんのやろか?)

 選手のみなさん、お疲れさま。感動をありがとう。やっぱりスポーツは間近で見ないとね。


大文字山はオイラのパワスポなのだ。

2013-01-14 09:21:09 | 大文字山&周辺

 新春早々、馬鹿と阿呆がからみ合い構築したダメダメなシステムに無理矢理巻き込まれて、にっちもさっちもどうにもままならないイライラな日々を過ごしているのだ。

 血圧下げるにはどうすりゃいい?

 ……オイラをトレッキングの道に導いてくれた、オイラの聖なるお山に行こう。
 そうだ大文字山、行こう!

 1月13日(日)のち

 ▼ 今日は京都市内で全国女子駅伝があるんやね。思い返せば去年、左大文字山に登ってN○Kに怒られたんやなー。一年は早い。

 ▼ 9:15 やって来ました白川通今出川交差点。

 ▼ 9:25 法然院に到着。


 どうせ墓地の横を通るんやし、有名人のお墓を見てみよう~! ということで墓地を徘徊。
 ▼ 谷崎潤一郎センセの墓を見つける。

 この墓地のどこかに稲垣足穂センセの墓もあるハズなのだが、今回は解らんかった。
 ▼ 9:37 山道に入っていく。

 ▼ 「アカマツ尾根」ってどこだろう? 道標の向きがまちがってるようだ。直進。

 ▼ 尾根に到着。そんなにたくさん、アカマツが生い茂っているわけではない。

 ▼ 木々の間からの展望。

 ▼ 以前、この道を下って霊鑑寺付近の民家裏に闖入してしまったのだ。火床方面に戻ろう。

 ▼ 10:27 火床の弘法大師堂に到着。


 ▼ 今朝の京都市内はガスっていた。

 しばしスゥッ・・・(ーoー)y゜゜とした後、三角点方面に進行。
 ▼ 10:48 右の三角点方面には行かず、この分岐を左の道に入る。

 ▼ 薄い踏み跡をたどりながら、いろんなサインを見落とさぬよう慎重に山深いところを歩いていく。



 ▼ 11:07 熊山(オイラのGPSでは標高355m)に到着。鳥の声しか聞こえないし、人は誰もいないし、落ち着くね~。



 ▼ 展望はないけれど、振り返ると木々の間から大文字山山頂部が見える。

 ▼ 熊山で道が左右に分かれる。幹に「←近道」と書かれているが、どこへの近道なんだろう?

 とりあえず近道コースへ行ってみた。
 ▼ どんどん山が深くなる。テーピングがまったく見当たらなくなった。分岐もあってややこしい。

 ▼ 11:28 子熊山(328m)に到着。展望なし。



 熊山から子熊山にかけてのエリアは、大自然満喫コースである。「山懐に包まれる」感じがして癒される。やはり大文字山は、オイラのパワースポットであるなあ。
 遭難しそうな場所にあるので大丈夫かとは思うが、このエリアはあまり人に知られず、ずっとマイナーな場所であり続けて欲しい。

 さて、ここまで来たからには、北へ進行して志賀越道まで抜け出したい。
 ▼ うわっ! 道なき道の急斜面が待ち受けていた。

 耳をすますと、せせらぎの音が下から聞こえてくる。沢沿いに下れば迷うことなく志賀越道に行けるハズ。
 ▼ 11:46 滑落しかけながらも慎重に急斜面をトラバースし、どうにかこうにか沢に無事到着。

 ▼ テープもある。心強い。いざ進め!

 ところがガレ石だらけで歩きにくいんだな~。
 ▼ 白川石の採石場跡のような場所もありました。

 ▼ 小さな滝。

 ▼ また小さな滝。

 ▼ 何回も沢の右岸と左岸を行ったり来たりせにゃならん。靴の中に水が進入しないように慎重に沢渡り。

 ▼ スッゴい長時間、沢沿いを歩かされているような気がしてくる。まだ終わりが見えない。

 ▼ 12:15 無名滝に到着。

 ▼ 滝の前方にやっと人工物(堤)が見えはじめた。人間界に近付きつつあるぞ。

 ▼ 12:25 志賀越道に到着。

 ▼ 柵を越えて道路に出て、振り返ってみた。

 いやはや、アドレナリン大放出のアドベンチャーコースであった。

 ▼ 志賀越道を北白川方面に歩いていると、緑色の鉄橋を見つけてしまった。

 ▼ 12:33 気分はまだまだハイなので、鉄橋を渡ってまた山に入ることにしたのだ。

 今度は沢をさかのぼるコースだ。
 ▼ このプラケースはなんだろう? いっぱい散逸しているエリアがあった。

 ▼ 鹿を三頭も見かけた。どんどん大自然満喫コースになってくるのだが、駅伝中継ヘリの爆音が聞こえてくるのには興醒め。


 しばらく歩いていくと沢の分岐に出くわす。左方向に遠く滝が見える。近付いてみた。
 オイラと入れ違いに年配男性が滝から離れていくところだったので、「ココって中尾の滝でっしゃろか?」と声をかけてみた。
「そうですよ。この奥に幻の滝という、昔、採石場だったところもありますよ」
「へえ、去年の末に行きましたわ」
「それじゃ火床の手前に大きい岩がある場所はご存じですか?」
「へえ、太閤岩でっしゃろ。知ってま」
 ことごとく男性の話の先を折り曲げることになってしまった。
「あなた、よく知ってるわ」と鼻白んだ感じで男性は去っていった。そんなん言わはるけど、全部行ってますもん。
 ▼ 12:56 中尾の滝に到着。

 滝の前で約20分間おにぎりタイム&スゥッ・・・(ーoー)y゜゜休憩。
 ▼ 5年前、ドン・キホーテで2000円ほどで買ったリュックサックも最近くたびれてきた。みなさん、カッコいい「ザック」を背負ってらっしゃるんで、オイラもそろそろ買い換え時かなー。

 13:17 そろそろ下山すべく、中尾城趾方面に進む。
 ▼ 先月、この倒木に青いビニール紐がくくられていたのだが、今はない。中尾城趾から初めて中尾の滝に行く人は迷うかも……。

 ▼ 市内上空でホバリング中の駅伝中継ヘリを捕捉。うるさいねん。

 ▼ 13:27 中尾城趾に到着。

 ▼ 北側に歩き、分岐に到着。左へ行けば行き止まりの崖っぷち。右の急坂はどこへ行くのだろか? 右道を選択! 降下開始。

 行き着いた先はT字路。
 ▼ 右に曲がると、またもや道なき道の急斜面が待っていた。

 今回は偶然、緩い斜面の谷筋を見つけたのでそこを下ってみた。
 ▼ 中尾の滝までの沢沿い道に無事合流。

 ▼ 13:47 緑色の鉄橋まで帰ってきた。

 ▼ 下を見ると白川。橋の強度が心もとなさそうなので怖かったりもする。

 ▼ 北白川の町中にて。クマって公害なん?


 ▼ 丸山って登れるのかなあ? 行ってみよう!

 ▼ 関係者以外立入禁止だった。残念。

 ▼ 丸山中腹の道路から見える北白川の風景。火床から見る景色とはまた違った趣があるねえ。

 ▼ やや左からではあるが、送り火のビューポイントでもあるな、ここは。

 ▼ 別のところで送り火のベスト・ビューポイントを発見。ここは教えたくないのだ。

 ▼ 消し炭を玄関につってはるお家。

 ▼ 町中で法螺貝の音が響いてくる。聖護院の寒中托鉢修行だった。般若心経を唱えるんやね。

 ▼ 女子駅伝も終わり、平常にもどった白川通に出る。駅伝、見られへんかった。(T_T)

 ▼ 白川通の本屋さんにて。パワスポ特集だったので京滋タウン誌「Leaf」を購入。

 ▼ 14:51 出町柳に到着。

 大文字山で元気をいただいたオイラは家路につくのであった。

 ▼ 本日の歩行距離=21.1km

(クリックしよし)

 仕事の内容もわからん、わかろーともしないロートルが上に立ち、仕事の内容もわからんヤローどもがルールや仕組みを作ってたんじゃ、陽は昇らないぜよ。オイラも欲しいな、「権力」と「金」。\(^_^)/


ホントは怖い愛宕山

2013-01-09 12:00:54 | 愛宕山&周辺

 元旦に、初めて大杉谷ルートで愛宕山を下山したのだが、すぐそばに「ヒグラシの滝」と「愛宕スカイライン」って場所があるのを知らなんだ。
 是非行ってみたい!

 1月6日(日)

 そんな衝動に突き動かされて家を出たけれど、何だか違和感が……。
 財布、忘れてる!

 一旦、家に戻り再出発。

 家を出て300m、またしても虫の知らせが……。
 GPS、忘れてた!

 たび重なる忘れ物にめげて「今日、出かけるのはヤンピ」となってもよいハズなのだが、強引にgoingなのだ。
 ▼ 阪急電車・桂駅まで来てしまった。

 ▼ 8:16 阪急嵐山駅バス停から、清滝行きの京都バスに乗り込む。チョー満員。

 ▼ 8:33 清滝バス停に到着。

 トイレ行ったり、GPS起動したり、スゥッ・・・(ーoー)y゜゜としたりしてスタンバイ。
 ▼ バス停から渡猿橋までの坂の途中から月輪寺が見えるぞ。今まで気付かなかった。

 ▼ 8:45 二の鳥居。今日は表参道を行きません。

 ▼ ふもとの気温マイナス2℃。

 ▼ 9:04 大杉谷コース入口。この時間、圧倒的に右の月輪寺方面に行く人が多かった。大杉谷には先行した男性1名とオイラのみ。

 ▼ 9:25 五合目休息所との分岐を通過。右の道へ進行。

 ▼ 9:33 第一ベンチ通過。

 滝の音は聞こえるし、谷筋へ下りていけそうな枝道を何ヶ所かみつけるが、「ココを下ればヒグラシの滝」と明確に訴えかける道標が見当たらない。見落としているだけか?
 ▼ 標高420mあたりから残雪が見えるようになる。

 ▼ 9:58 滝への下り道がわからずじまいで第二ベンチまで来てしまった。

 ちょうどベンチで一人の男性がおにぎり休憩されていたので、「ヒグラシの滝ってご存じですか?」と訊いてみた。
 「そんな滝があるんですか? 知りません」という返事。
 しかたなくオイラもしばしスゥッ・・・(ーoー)y゜゜
 ▼ 左の道を進めば愛宕神社方面。右の道を進んでいけばヒグラシの滝に着くハズ。

 右の道へ行ってみた。
 誰の踏み跡もない雪道。足を滑らすと谷へ滑落するので慎重に進む。
 ▼ 大杉谷左岸に回りこむ。

 ▼ 小動物の足跡しかない。

 ▼ 登りと下りの分岐。下ってみようか。

 ▼ 谷底へ到着。

 ▼ 谷川にそって下流方向にしばらく進むと右側に滝が見えた。

 このポイントで破線を進み滝側へ行けばよかったのだが、何も知らない初めてのオイラはとにかく坂道を下ってみた。
 煙たいので一瞬火事かと思ったのだが、坂道を下った場所でご夫婦がたき火をして休憩されていたのだった。

 あいさつをして別れ、オイラはヒグラシの滝へと進む。
 滝まで歩きやすい道があるんだろうと想像していたのだが、なんのなんの、自然のままの歩行困難な岩場だった。

 ▼ 10:37 ほうほうの体でなんとかヒグラシの滝に到着。落差約10m。


 細く見えるツララでもかなり頑丈である。硬くてビクともしなかった。
 ▼ 滝を背にすると、右斜め方向に道があるぞ。行ってみよう。大杉谷コースに戻れるハズ。

 気をゆるすと滑落しそうな危なっかしい細道などを歩き、5分ほどでさっき歩いた大杉谷ルートに出る。
 ▼ ココだったのか! 傍らの木に赤いテープは巻いてあるものの、滝への道標はない。

 ▼ 11:06 再度、第二ベンチに到着。ループ!

 第二ベンチから左の道を選択し、愛宕神社方面に進む。
 ▼ 11:27 第四ベンチに到着。ここでおにぎりタイムとする。

 この大杉谷ルート、マイナーやと思いきや、思った以上に往来が多い。ひっきりなくあいさつをしながらのおにぎりタイムであった。
 20分ほど休憩して、つづら折りの道を登っていく。このどこかに愛宕スカイラインへの入口があるハズなのだ。
 ▼ 12:07 つづら折りを登ったり下ったりしながら、やっと入口を捜し出す。道標、テープ一切なし。

 月輪寺道から大杉谷ルートへ入った下りのつづら折り道で、二番目と三番目のコーナーの間に入口はありました。ほぼ第三コーナー付近です。
 ▼ この道も、今日は誰も歩いた形跡がない。いざ進め!

 ▼ 写真ではわかりづらいが、人一人がやっと通れるプチ岩場。積雪のため滑ってしまうと谷底へ落ちてしまう危険な箇所。慎重に慎重に。

 ▼ ココも写真ではわかりづらいが、谷筋の亀裂。積雪のため滑ってしまうと谷底へ落ちてしまう危険な箇所。慎重に慎重に。

 上記二ヵ所をクリアすれば、あとはほぼ等高線に沿った水平な山腹道。歩きやすい。

 愛宕スカイラインと呼ばれながら、杉木立でまったく展望がないのはいかがなものか!
 「愛宕迂回ライン」を、誰かが聞き間違えた名称の方が広まったのではなかろうか?
 ▼ かろうじて木立の隙間から その一。

 ▼ かろうじて木立の隙間から その二。

 ▼ 12:40 表参道と出合う。

 ▼ 表参道側から見てみる。

 この辺りは人の踏み跡がおびただしい。大杉谷へ再度下りるつもりが、踏み跡をトレースしていくと山上ホテルの跡地に来てしまったがな。



 ▼ ケーブル山上駅跡。

 ▼ 13:04 水尾別れに戻る。

 ▼ 人通りが多い表参道は、雪が踏み込まれていてアイスバーン。滑りそう。

 ▼ 七合目からの展望。

 ▼ 五合目からの展望。北松尾山(右手前)と嵐山(左奥)。

 ▼ 13:30 五合目休息所に到着。

 ▼ 裏手に大杉谷ルートと通じるジープ道がある。行ってみよう。

 ▼ ガレ石が多いし、急坂だし、歩きにくい道だった。

 ▼ 13:53 大杉谷ルートと合流。

 このまま清滝まで向かう予定で下山していたのだが、谷底から若い男子と女子たちの声がエコー付きで聞こえてくる。「ヒャッホー!」と何やら楽しそうだ。
 ▼ 谷底には空也滝があるハズ。雑木だらけの急斜面だが下りてみよう。

 ▼ 下を見下ろしたとき、雑木の奥に建物があると思ったポイントから斜面に入ったのだが、近付くにつれ石をセメントで固めた堤だったことがわかった。まちがえた!

 ▼ 道があるようでないような急斜面をトラバースして、やっとこさ谷川右岸道に着地。

 ▼ よくぞこんな場所を下りてきた。経験値UP!

 おいおい、若い男子・女子たちが帰って行くやないか。
 ▼ とりあえず谷川をハイジャンプ横断。空也滝へ向かってみる。

 ▼ 14:19 空也滝に到着。

 まだ残っていた男子グループと遭遇。そのせいなのか、初めて来たとき感じた滝の神聖さがあまり得られなかった。
 男子たちも帰って行く。オイラも帰ろう。
 ▼ ところが、鳥居の横の朽ちた急階段が気にかかる。行ってみよう。

 ▼ 急階段を登ってみると、なんか昔、建物があったような雰囲気の場所に出た。奥に進めば、滝の上流につながっているような気がせんでもない。

 ▼ 階段が終わっても、まだまだ急な斜面は上に続いている。今度はロープ場。

 このロープがブッチッと切れたら死ぬなあ、と思いつつ登ってみる。
 ▼ 今度はロープがなくなってしまった。40mの高さから滑落したらあの世に旅立っちまうぞ。無理は禁物。慎重に撤退開始。

 ▼ もう一度、谷川右岸道に戻って月輪寺への入口方向に歩いていると、階段を見つけてしまった。行ってみよう。

 ▼ 運搬用(?)リフトの発着場に着いた。

 ▼ リフト発着場から上に踏み跡が延びているぞ。歩きやすそうだし行ってみよう。

 ▼ 途中で踏み跡が幾重にも分岐していたが、上をめざせば大杉谷ルートに合流できた。

 ▼ 15:10 大杉谷ルートの取り付き分岐まで下山。

 ▼ 今回の愛宕山は、滑落の危険と隣り合わせのハラハラドキドキのルートだった。子供と老人は不可であります!

 ▼ 清滝まで来たら、救急車、消防車(レスキュー隊)が何台も集結中。一体何が……?

 ▼ 15:32 二の鳥居に到着。

 ▼ いつものように智楽庵さんの床机に座ってまったりスゥッ・・・(ーoー)y゜゜。

 ▼ おっ、レスキュー隊が担架を持って表参道へ突入していくぞ。

 店先に出てきた智楽庵の女将さんとしばし会話。
 毎年お正月は、ねんざとか転倒負傷とかでレスキュー隊の出動が多いのだそうだ。

 その日の夜、まさかまさかの母子4人の遭難事故が発生するとは、誰が予想していたであろうか。
 ▼ 読売新聞から抜粋。
 【7日午前0時30分頃、京都市右京区の愛宕山(924メートル)山頂の愛宕神社へ6日午後から参拝に出かけた同区の女性(35)と長女ら子ども3人(9~3歳)が帰らないと、夫(36)から110番があった。
 京都府警や同市消防局が捜索していたところ、4人は7日午前9時過ぎ、自力で下山し、保護された。衰弱した様子はなく、けがもなかったが、経過観察のため同市内の病院に搬送された。】

 ▼ 今日もいましたシャイな渡猿橋ネコ。

 ▼ 15:53 清滝バス停に到着。

 ▼ 16:16発の京都バスに乗り、阪急嵐山駅に16:36到着。

 本日の歩行距離=26.0km

(クリックしよし。空也滝あたりの軌跡が乱れているのはご愛敬ということで……)

 ▼ 週末に山へ行って日曜日にしっかり休まないと、日曜に山へ行くと月曜からの仕事が非常にシンドイのでありました。(*_*)