なのにオイラは京都へゆくの?

大阪の中年男が、京都の山に登った際の赤裸々(?)な公式日記帳やねん。
のはずが……京都・自己満足ブログとなりにけれ。

気になったユウレイ峠の周辺探索、そして上醍醐ふたたび

2017-01-11 12:35:27 | 京都のその他の山

 1月3日に行った上醍醐周辺のgoogleマップを見てみましたら、「ユウレイ峠」という名の峠があるやないですか!

 名前の由来はわかりまへんが、明らかにその峠で幽霊が出た、あるいは出ると考えてもエエんとちゃいますか? ここは是が非でも行っときたいやおまへんか。

 1月9日(月)のち

 ▼ 7:42 地下鉄・石田駅からスタート。

 ▼ まずは、鴨長明はんが「方丈記」を書きはった庵跡をめざして日野道を直進だす。

 ▼ あと1km先。

 ▼ 途中、萱尾神社(かやおじんじゃ)で山歩安全祈願。本殿は1652年に再建されたもののようで、歴史の趣きが感じられますなあ。


 ▼ 8:16 日野野外活動施設前を通過。門にボーイスカウトが作成した上醍醐周辺の地図が掲示されておましたが2007年3月作成らしく、長い月日と風雨で文字と線(道)が消えかけていてとても残念だす。

 ▼ 8:19 舗装道路が終わり、いよいよ山道だす。

 ▼ 夏から秋にかけては、ここへ来るのはヤバいんかなあ?

 ▼ 8:27 谷沿いの坂道を登り、鴨長明方丈石に到着。

 ▼ 巨石の上に長明はんの草庵があったそうだす。晩年を何でこんな山ン中で暮らそうと思いはったんやろか?


 ▼ 方丈石の碑からさらに登りつめると、よく踏み込まれた山道に出合いましたで。次にめざすは供水峠(こうすいとうげ)だす。

 ▼ 何て書いてあるか、もうわからない道標。

 ▼ 分岐。道の左右に道標あり。

 ▼ 文字が消えかけてますが、なんとなく左へ行けばユウレイ峠に行けそうだす。


 ▼ 9:04 地蔵堂に到着。お地蔵さんが一杯いてはりますが理由がわかりまへん。

 ▼ お堂の中。

 ▼ 珍しいちょんまげ地蔵さんが2体いてはりました。

 ▼ お地蔵さんの写真を何枚か写した中で、この写真だけにモヤが写り込んでますがな。線香、ロウソクは灯してまへんし、オイラはタバコを吸ってまへんのだす。もちろん肉眼ではモヤは見てまへんし……天狗のイタズラか?

 ▼ 地蔵堂脇の岩から湧き出る水は「お香水」と呼ばれてるそうだす。

 ▼ 9:13 供水峠に到着。十字路になっとります。

 ▼ 方向が反対なんで行く予定はなかったんだすが、往復30分ならイイかも。

 ▼ 霧でガスってます。これは肉眼でハッキリと見えましたで。

 ▼ 9:28 天下峰に到着。眺望なし。


 ▼ 供水峠へ戻る途中で見つけましてんけど、「アホ」ってなんやねん! これも天狗のイタズラでっか?

 ▼ 9:44 ふたたび供水峠へ到着。次は北側の日野岳(日野山)をめざします。

 ▼ 薄い踏み跡の登り道。カラーテープが頼りだす。

 ▼ 9:52 日野岳に到着。眺望なし。

 ▼ 日野岳のピークから緩い坂をカラーテープ頼りで下って分岐へ。道標あり。


 ▼ こんな所までMTBで来る人がいはるんや。今日は誰ともすれ違いませんが。

 ▼ 分岐。小さい道標あり。

 ▼ 10:05 道が岩場になって来たら、そこは「パノラマ岩」と呼ばれるビューポイントだした。しばし休息。


 ▼ クリックしよし。この絶景感はタマラン!

 ▼ あのグラウンドは日野野外活動施設。

 ▼ 大岩山にあんな大規模なソーラーパネル施設ありました?

 ▼ 伏見桃山城に京セラビル。伏見区が一望できる素晴らしい場所だす。

 ▼ 10:22 パノラマ岩から道を下って、ついに「ユウレイ峠」に到着。

 おどろおどろしさが全く感じられまへんがな。真夜中に来たら相当怖いんでしょうが、ここまで夜中に来る人間がもしいはるんなら、そっちの方がよっぽど怖いだすよ。

 ▼ 西方向を見る。

 ▼ 東方向を見るとすぐに分岐。道標はないけど上醍醐方面の左を選択。

 ▼ 歩きやすいユリ道をしばらく進むと分岐。道標なし。国土地理院の地図に記載がない直進コースを選択。

 ▼ 小川に沿って歩いていると、頭上からブォーンという低い機械音が聞こえてきましたで。最初、飛行機の音かなと思ってたんだす。ところが、飛行機ならすぐに遠ざかっていきますが、まったく遠ざかる気配がありまへん。

 水をくみ上げるポンプ? 木を切るチェーンソー? 発電施設? 枯葉を吸う掃除機? などと考えながら立ち止まって周囲を見渡してみましたが、それらしき設備も人もおりまへん。途切れることなく聞こえてきます。



 天狗のイタズラ? 面妖だすが、オイラは無事上醍醐まで行けるのかが心配やし、歩き疲れているわで、そんな音にこだわってる場合やないんだす。緩い坂道を前進。

 ▼ 10:41 音が聞こえなくなったころ、十字路分岐に到着。小さい道標あり。右折。


 ▼ カラーテープ頼りの道だす。

 ▼ 歩きづらい崖っぷちめいた箇所もおましたがな。

 ▼ 11:04 T字分岐に到着。道標はありまへんが国土地理院の地図に記載されておます。

 ▼ 北に進めば上醍醐参道へ。

 ▼ 南に進めば上醍醐境内だす。南へgo。

 ▼ 分岐。道標あり。右に行くと墓場やそうだす。

 ▼ 寺務所が見えてひと安心。これで遭難することはない。

 ▼ 振り返る。立入禁止エリアを歩いてたようだすなあ。

 ▼ 11:24 寺務所裏口でまた振り返る。上醍醐境内に到着だす。

 ▼ 今日も醍醐水をいただく。水の恵みに感謝して飲むと美味しいでんがな。

 ▼ 清龍宮拝殿。

 ▼ 上醍醐陵(かみだいごのみささぎ)。白河天皇の皇后、皇女らのお墓やそうだす。

 ▼ ちょうどお昼時やったんで、開山堂の横の建物入口の階段に座っておにぎりタイム。土蔵やと思っていたんだすが、中を覗いてびっくりぽん。地蔵堂だした。バチが当りませんように。


 ▼ 開山堂の前は展望スポットなんだすが、パノラマ岩からの展望を見てしまうと、かなり見劣りします。

 ▼ 12:17 下山開始だす。

 ▼ 12:38 不動の滝を通過。

 ▼ 12:46 醍醐の花見場所通過。

 ▼ 12:53 女人堂の登山口に無事下山。

 ▼ 13:07 小粒の雨が降りはじめました。下醍醐の境内を出て、角の酒屋さんの軒先で(-。-)y-゜゜゜

 ▼ 13:29 地下鉄・醍醐駅に到着。帰阪。

 ▼ 本日の歩行距離=13.6km。(↓クリックしよし)

さうだよ幽霊の正体見たり 人間様のお通りよ
塩ツ辛いナマ臭い生き血がかしましい
南無阿弥陀仏!神様、仏様 這ひつくばつて煙幕を張れば小火騒ぎ


開運トレッキング? 上醍醐でプチ回峰行、そして大吉山ふたたび

2017-01-06 11:48:22 | 京都のその他の山

 桜井識子さんの本『京都でひっそりスピリチュアル』に、上醍醐にはユーモアがあっていたずら好きな大天狗がいてはると書かれておます。
 オイラは醍醐寺に行ったことがないし、上醍醐がある醍醐山に登ったこともないし、こりゃ一度行っとかにゃ。

 ただ、天狗にからかわれる人というのは、将来霊能力が発達するであろう人のようなんで……オイラではどうかな~?

 1月3日(火)のちのち

 ▼ 8:47 地下鉄・醍醐駅に到着。近場のコンビニでおにぎりとポカリを買って準備万端。

 ▼ 9:22 醍醐寺に到着。さすが世界遺産、朝早いのにそこそこの人数の参拝者。

 ▼ 五重塔。京都府下で現存する最古の建造物。951年完成。応仁の乱を生き抜いた強者だす。

 ▼ 女人堂の横が上醍醐への登山口。入山料600円は落雷で焼失した准胝堂(じゅんていどう)の復興資金らしいだす。

 ▼ 9:50 上醍醐に出発!

 ▼ 10:00 太閤秀吉が花見をした場所。派手好きの秀吉はんにしたら、割とこじんまりとしたスペースだした。

 ▼ 10:10 不動の滝。行場だす。

 ▼ 10:30 天狗の気配を感じることなく上醍醐の境内に到着。ただただ汗をかき、シンドイのみだす。(+_+)

 ▼ 「醍醐味」の語源となった醍醐水が飲めますねん。さてお味の方は……ほにゃにゃにゃら。

 ▼ 2008年8月24日未明の落雷による火災により焼失した准胝堂跡地。再建はいつでっか?

 ▼ 薬師堂。

 ▼ 五大堂へ上る階段左のこの道が、たぶん醍醐山三角点に通じているような……でも通行止め。

 ▼ 五大堂。

 ▼ 如意輪堂。

 ▼ 白山大権現の正面が展望ポイントだす。

 ▼ 白山大権現。

 ▼ 開山堂。

 ▼ 開山堂前が醍醐山頂(標高450m)だす。

 ▼ 11:07 開山堂の横にある一の鳥居から奥之院へ出発。

 ▼ 11:12 二の鳥居分岐。まっすぐ進むべきか、鳥居をくぐるべきか悩んでいると……そばの細い木が風に揺られてギーコギーコ音を立てるんで、オイラには「こっちへ来い」と呼ばれているような気がしたんだす。

 ▼ 行ってみると……古い墓場ですがな。まだ奥へ道が続いているようだしたが撤収。二の鳥居をくぐりました。

 ▼ さっきまでいてたお堂の周辺には参拝者がいてはりましたが、奥之院方面には人の気配がまったくありまへん。所々に立つ道標が頼りだす。

 ▼ 十字路。傍らに古い道標が立っていて、「右をくのいん」て書いたあるんで右折してしまいましたがな。


 ▼ しばらく進んで、なんか違っているような感じがして撤収。

 ▼ 11:46 三の鳥居。ここも十字路になってます。さて、どっちに進むべきか?

 ▼ 鳥居の右の急登道が気になったんで登りつめてみました。

 ▼ 三叉路に到着。木の幹に道標あり。三の鳥居に戻って鳥居をくぐる。


 ▼ 急な坂を下って分岐に到着。道標あり。

 ▼ 11:59 お堂が建っているのをイメージしてたんだすが、ここが奥之院? 行場だす。なむなむ。

 ▼ 12:04 さっきの分岐から先に進んで「東の覗き」に到着。

  ▼ 岩の行場だす。下を覗くとめっちゃ怖い。西笠取の集落が見えます。

 ▼ 東の覗きの背後に急登斜面の道が延びてます。行ってみよう。

 ▼ 12:14 三の鳥居の上にあった三叉路につながってました。

 ▼ 回峰道(行者道)に進行。

 ▼ 神隠しにあっても不思議やない雰囲気が漂う中、文字が消えた道標だけが頼りだす。

 ▼ だんだん、道が荒れてきましたで。

 ▼ 急斜面道。お助けトラロープもありました。

 ▼ 12:30 岩場に出る。ここからは炭山の集落が見えます。


 ▼ 鎖場もありました。決して登りでは使いたくない回峰道だす。

 ▼ 12:40 林道と出合う。登れば醍醐寺へ、下れば炭山へ。

 一の鳥居からスタートして、道を迷いながら上ったり下ったりで林道へ至る山道は、なんか一つの修行させてもろたような気持ちになれましたで。過酷なれどそれでいて、ほっこり気分が味わえる道だした。(*_*)
 鍛える聖地の比叡山、愛宕山は人が多く入り込んで、ここと比べると俗っぽく感じますなあ。

 ▼ 炭山へ進行。

 ▼ 12:52 林道を抜け炭山の集落へ到着。

 ▼ 13:11 ここは前回(去年12月11日)に来た谷山林道終点の十字路。正月には縁起がよかろう名の大吉山を、今日も東海自然歩道でめざしまっせ。

 ▼ 志津川のほとりでしばしおにぎりタイム。(-。-)y-゜゜゜

 ▼ 志津川集落内を抜けた方が近道ではなかろうか? 東海自然歩道をしばし離脱。

 ▼ 志津川猫。


 ▼ 14:20 前回見落とした道標を確認。舗装道路から山道へ。

 ▼ さっそく害獣防止の扉だす。扉を開けて山へ。

 ▼ 大吉山は人が多いイメージなんだすが、この裏道は誰も歩いてまへん。

 ▼ 14:37 分岐。ちょうどそばで、木の手入れをしてはる翁のようなおじいさんがいてはったので、「大吉山へ行きたいんでっけど、どっちだすか?」と訊ねてみました。ニコニコしながら「朝日山から道を下って、また上ったら大吉山ですわ。朝日山のお堂の扉、閉まってますが開けて観音様を拝めますし、小さい展望台があるんですわ」と親切に教えてくれはりました。

 ▼ 14:41 朝日山観音に到着。なむなむ。


 ▼ 標高124mの朝日山観音展望台からは、真正面に平等院が見えます。しばし休息。

 ▼ 前回、オイラが興聖寺(こうしょうじ)から登って来た道(左)と合流。大吉山三角点はもうすぐや。

 ▼ 15:01 大吉山三角点に到着。

 ▼ 大吉山展望台は人が多くて落ち着きまへん。

 ▼ 大吉山を下山中、軽い雨が降って来ましたがな。天気予報で雨と言うてなかったんで傘はありまへん。(T_T)

 ▼ 晴れ間もあるし、狐の嫁入りだす。

 ▼ 15:20 宇治上神社に着いたら雨がやみました。参拝。


 ▼ 今年初めての運試し。おみくじは200円と300円の2種類おましたが、奮発して300円のうさぎおみくじや! 小さいうさぎの置物の中にくじが入ってるんだす。

 ▼ キタ━━━━━(`・ω・´)━━━━━!!

 第二二番 大吉 「長閑(のどか)な庭の美しい花の咲き匂って春の盛りの楽しい様に上吉の運に向かいます けれど油断せずに信心して行い正しく些(いささ)かも不義の楽しみに身を過(あやま)たぬ様にせよ

 神様、御意だす。(*'ω'*)

 ▼ 宇治神社では行列ができてたんで参拝はパスしました。

 ▼ 京阪電車・宇治駅へ向かってる途中、虹が見えましたがな。上吉の運に向かってる気がしてきます。


 ▼ 15:43 宇治駅に到着。帰阪。

 ▼ 本日の歩行距離=19.8km。(↓クリックしよし)


石山寺駅から宇治駅まで、東海自然歩道で歩くハズが……

2016-12-12 14:57:12 | 京都のその他の山

 『響け!ユーフォニアム』を見たからには、聖地・大吉山(仏徳山)へ登りたいんだす。

 京阪電車の宇治駅まで行けば、すぐに大吉山に登れるんだすが、それではあまりにもイージー過ぎますわな。

 そこでオイラが目をつけたのが、滋賀県大津市の石山寺から醍醐山地を横切って大吉山へ至る東海自然歩道だす。

 12月11日(日)のち

 ▼ 7:53 京阪・石山寺駅に到着。『響け!ユーフォニアム』のラッピング電車に乗るなんてことは想定外だした。幸先エエやんか。ヾ(≧▽≦)ノ

 ▼ 7:58 大吉山に向かって進行開始。瀬田川沿いの道は非常に寒い。

 ▼ 町中では東海自然歩道の道標が見つからないんだすが、まずは岩間寺をめざします。

 ▼ 5年前に登った懐かしき袴腰山(左)とこれから登る岩間山(右)だす。

 ▼ 岩間寺ってぼけ封じの御利益があるようだす。

 ▼ 京滋バイパスを高架で横断したあたりから坂がキツなってきましたでぇ。

 ▼ 子猫は見ませんだしたが、成猫は3匹おりましたで。

 ▼ 9:07 奥宮神社分岐点に到着。左の道へ進行。

 ▼ 振り返ると鈴鹿山脈?

 ▼ 振り返ると琵琶湖。

 ▼ 岩間寺は松尾芭蕉とも所縁があるようだすなあ。

 ▼ 鹿の角が落ちてます。さすが自然歩道。

 ▼ たぶん岩間山山頂は無線中継所のあたりにあると思うんだすが、部外者立入禁止だす。

 ▼ 9:53 岩間寺・本殿に到着。

 ▼ この池こそが、松尾芭蕉が詠んだ「古池」なんやそうだす。

 ▼ 岩間寺の紅葉。

 ▼ 西国三十三所の札所なんで境内は参拝者でにぎわってますが、この道を行くのはオイラだけだす。

 ▼ 10:05 東笠取・奥宮神社分岐。奥宮神社に行きたいんで右の道へ。

 ▼ 岩間寺までずっと舗装道路を歩いて来たので、山道を歩けるのがうれしいだす。

 ▼ 10:12 奥宮神社に到着。

 ▼ 琵琶湖が一望できる展望台完備。


 ▼ お札の授与所も閉まっていて誰もいない境内。ゆったり落ち着いて参拝できました。

 ▼ 愛宕社もあったんで参拝。

 ▼ 境内の片隅から琵琶湖が見える。地味ながらエエ気が漂う神社ではなかろうかと思います。ようわからんけど。

 ▼ 神社を後にして来た道を戻っていると、鹿が2頭、左から右の茂みへと横切りましたがな。これは絶対、奥宮神社の「神様サイン」だす。おおきに。

 ▼ 10:30 東笠取・奥宮神社分岐まで戻る。今度は東笠取方面へ進行。

 ▼ 東海自然歩道なれど、やや荒れの急坂道だす。

 ▼ 10:48 東笠取(谷ノ奥)の集落に到着。ここからまた舗装道路だす。

 ▼ 振り返る。

 ▼ 放し飼いなのか野犬なのか? 犬に吠え立てられましたがな。(>_<)

 ▼ 分岐。気温の表示板は7℃を表示中。左の道へ。


 ▼ 山の急斜面に向かって紙垂。御神体山てことなんやろか?

 ▼ 11:17 道端に清瀧宮なる社を発見。ちょっと寄り道。

 ▼ 清瀧宮をちょっと過ぎたところにある分岐。どっちや?

 ▼ でも心配御無用。親切な案内板が設置されておます。

 そこへ、西笠取方面からやって来た乗用車が停まり、
「道、わかります?」とドライバーのおっちゃんから声がかかったんだす。

 一瞬、道に迷ってはるドライバーさんなんかなーと思い、
「オイラ、ここへ来るの初めてなんですわ」(道を教えるほどの土地勘ありまへんねん)と、声と心で言うと、
「どこまで行きはるの?」と問いかけてくるんで、そこでようやくオイラに親切で声をかけてくれはったんやと納得。

 清瀧宮の「神様サイン」とちゃうん?

「西笠取まで行って……最後、宇治まで行きますねん」と言うと、
「それやったら西笠取から谷山林道に入って炭山へ行った方がエエよ、遠いけど」とオイラの予定ルートを先読みしはりますねん。「谷山林道の行き方、わかる? わかりずらいねんけど」
「さあ……?」
「西笠取に行ったら、小学校があってアクトパルがあって工場みたいなトコを右に行ったら谷山林道。右折せずにまっすぐ行ったら高速(道路)に行っちゃうから」
 アクトパルというのが全くわからんかったけど、取りあえずお礼を告げてオイラは西笠取へ進むのであった。

 ▼ 11:47 西笠取の集落に到着。

 ▼ 道路沿いの紅葉がきれいだした。

 ▼ 天文台のドームのようなものがある建物が気になる。

 ▼ 11:54 そこが宇治市総合野外センター・アクトパル宇治だした。

 敷地内で持参したおにぎりで軽めの昼食。
 後日調べると、管理練の食堂でカレー等の軽食が食べれましてん。しかも『響け!ユーフォニアム2』の夏合宿の場所でしてん。

 ▼ 12:11 工場みたいなトコを右折して谷山林道へ。

 ▼ 道路標識がないんで、車ならそのまま直進してしまいそうだすが、歩行者なら東海自然歩道の案内板が目に入ると思います。

 ▼ ゆるい坂道をエッチラオッチラ。射撃場があって、発砲音が怖かった。

 ▼ 振り返れば岩間山。

 ▼ ラジコンを飛ばす広場。

 ▼ また振り返れば岩間山。

 ▼ お分かりいただけたであろうか? 道路を歩行中のスズメバチだす。季節柄もう飛ぶ元気がない?

 ▼ 目が合うと怖いんだす。

 ▼ 13:21 谷山林道の終点。左折。

 ▼ 13:35 炭山林道へ入る。

 ▼ 志津川の渓流沿いに歩く。谷山林道はほとんど車が通らなかったが、炭山林道は車が多かっただす。

 ▼ 14:32 志津川の集落で東海自然歩道の道標を見落とす大失態。(↓クリックしよし)

 「危ない 子どもに注意」の看板の家から孫と爺さんが出て来たのと、信号のところでシューワ石油のタンクローリーが「♪雪やこんこ」の音楽を鳴らして停車しているのに気が取られたんだす。

 ▼ まちがいに気付かずそのまま歩きましたがな。

 ▼ 14:45 天ヶ瀬ダムが見えて、初めてルートのまちがいに気付く。戻る元気はないんで宇治川沿いに歩く。

 ▼ でも、まちがったおかげできれいな紅葉が見れましたがな。

 ▼ 15:04 興聖寺(こうしょうじ)の裏から大吉山へ行けそうやぞ。


 ▼ 大吉山の山道で東海自然歩道と合流。

 ▼ 15:23 大吉山(仏徳山)三角点に到着。眺望なし。


 ▼ 大吉山展望台。



 ▼ 大吉山の紅葉。

 ▼ 15:43 宇治上神社参拝。

 ▼ 15:52 宇治神社参拝。

 ▼ 15:57 朝霧橋。

 ▼ 16:09 京阪・宇治駅に到着。帰阪。

 ▼ 本日の歩行距離=30km。(↓クリックしよし)

 ひさしぶりの30km。その99%が足に負担がかかる舗装道路だす。かなりキツイ旅だした。(+_+)


いざ明智藪!

2016-03-14 06:59:00 | 京都のその他の山

 以前、大岩山に登った後、気付いたことなんですけど、山崎の合戦で豊臣秀吉に敗れた明智光秀公が、落ち武者狩りにあって死にはった場所(明智藪)と近距離やったんだす。

 愛宕山を愛した(?)戦国武将、明智光秀公の終焉の地に行ってみたいやおまへんか。

 2か月半ぶりのトレッキングなんで、足の筋力も低下してますやろから、大岩山なら足慣らしにちょうど良さそうな標高でおます。

 いざ明智藪! ((((((((((((((((((((っ・ω・)っ ブーン

 3月13日(日)

 ▼ 7:28 京阪電車・墨染駅から出発。

 ▼ 深草トレイルのコースを使って大岩山をめざそう。ところが、駅前に案内板や道標が見当たりまへん。

 ▼ この辺は伏見桃山城の城下町。

 ▼ 8:14 住宅地をさまよい歩き、ようやく深草大亀谷東久宝寺町で深草トレイルの道標を発見。

 ▼ 8:24 いよいよ山へ。

 ▼ 竹林を抜けるとまた竹林。竹林だらけだす。

 ▼ 京都市上下水道局桃山ポンプ所前を通過。

 ▼ 8:40 京都一周トレイル「東山-F17」に到着。

 ▼ 以前来たとき工事中やった場所は、太陽光発電施設になっとりました。

 ▼ webで閲覧できる国土地理院の地図に、NTT大岩無線中継所の脇から、明智藪がある小栗栖へ下山できる道が表示されますねんけど……。

 ▼ 縮尺率を最大にしてみると、道が消えますねん。何でだす?

 ▼ 現地に行くと、無線中継所の脇にはゲートがあって、通行できなくなってましたけど……ゲートの先が気になるんで、ちょこっと侵入してみましたがな。

 ▼ 柵がしてあるし、その向こうは枯草の雑木林で道はありまへん。廃道でんな。

 ▼ 8:55 大岩山展望所でしばし休息。

 ▼ 今日は天気がよく、大阪の市街地が見えました。あべのハルカスは一番背が高いので、ようわかります。

 ▼ 大岩山展望所の背後にそびえしNTT大岩無線中継所。

 ▼ NTTの妨害(?)なのか、オイラのauスマホの位置情報が街中になってますがな!

 ▼ 9:31 来た道を戻り、「東山-F16」から小栗栖へ下山開始。

 ▼ 下山途中に「弘法大師杖の水」という小屋がありましたけど、案内板がないんでいわれがわかりまへん。


 ▼ 9:46 小栗栖の町中へ無事下山。

 ▼ 町中をさまよう。

 ▼ 9:58 まずは、明智光秀公の供養塔がある本経寺へ行ってみました。



 ▼ 10:04 そして、本経寺のすぐ近くにある明智藪の石碑がある場所へキタ━━━━━(`・ω・´)━━━━━ !!


 ▼ 石碑の場所に竹藪ないやん、と思っていたら、数十メートル先に明智藪を指す矢印道標を発見。

 ▼ ここが明智藪? 荒れた竹林のため、中への侵入は断念。

 ▼ そばの農作業の納屋で、見た瞬間、生首に見えてびっくりぽんだした。

 ▼ しかしながら、かすかな踏み跡をたどって、竹林への侵入を試みましたがな。

 ▼ どうしてこんな場所に? 黒猫ダル(?)発見! すぐさま、藪の奥へ逃げてしまいましたがな。

 ▼ 明智藪を辞した後、小栗栖八幡宮へ参拝。

 ▼ 日本三体子安地蔵尊も気になったので参拝。案内板がないので、いわれがわかりまへん。

 ▼ 小栗栖には山科川が流れているんで、TVアニメ「彼女と彼女の猫 -Everything Flows-」のロケ地を探してみまひょ。

 ▼ 10:49 山科川にかかる新小石橋に到着。ここから下流に向かって遊歩道歩きだす。

 ▼ JR奈良線の鉄橋。

 ▼ 六地蔵小橋。

 ▼ 丹後橋が一番似てるんとちゃいますかー! 間違いない。

 ▼ 11:35 山科川と宇治川の合流点。

 ▼ 宇治川支流に係留中の十石船と京阪電車。

 ▼ 12:09 京阪電車・中書島駅に到着。帰阪。(^o^)/

 ▼ 本日の歩行距離=14.6km。(↓クリックしよし)

 くらくなってきた、くらくて見えない
おれは天国の
扉をたたいているみたいだ

ノック、ノック、天国の扉にノック

訳/片桐ユズル


地下鉄・北大路駅から国際会館駅まで、山を経由して歩くの巻

2015-09-14 13:29:46 | 京都のその他の山

 9月13日(日)のちのち

 ▼ 7:20 小雨降る京都タワー前の屋根なし喫煙所で、行くべきか行かざるべきか思案する。

 ▼ 7:49 9時ぐらいに雨があがる天気予報やったので、北大路駅まで来てしまいました。

 ▼ 8:16 上賀茂神社に到着。

 ▼ 来月、式年遷宮があるんや。

 ▼ 雨がややきつくなってきたので、しばし軒先で雨宿り。

 ▼ 8:38 雨があがったので参拝。願山歩安全。

 ▼ あさき夢みし。

 ▼ 8:43 心霊スポットと噂される二葉姫稲荷神社にも行ってみました。「絶対禁煙」という看板がありましたが、ここでタバコを吸うと何かがあるのでしょうか?

 ▼ 神社から出て町中をくわえタバコで歩いていると、耳元でブォーンと聞こえた瞬間、虫が右肩に体当たりしてきた。正体不明。二葉姫稲荷神社の祟りなのか?

 ▼ 8:53 大田神社に到着。神社前に「北大路魯山人生誕地」の碑がありました。


 ▼ 大田神社と言えば「カキツバタ」。開花時期ではない大田ノ沢はこんな感じです。

 ▼ 参拝。願虫除安全。

 ▼ 拝殿の左側に「大田の小径」と呼ばれる裏山の散策路があります。

 ▼ 8:57 トレッキング開始。

 ▼ 舗装路から山道に変わったあたりでシカに遭遇。

 ▼ 散策路の両サイドにロープが張られ、要所要所に標識があるので迷うことはなさそう。

 ▼ ただし……「ハチに注意」。すでに虫から攻撃を受けているオイラには絵空事ではないのだった。(@_@;)

 ▼ 周囲を気にしながら用心深く歩いていく。

 ▼ 「標識3」のロープを越えたところに展望スポットあり。


 ▼ 散策路の途中で、隣接するゴルフ場も見えます。

 ▼ 「標識4」も展望スポット。ここにはベンチも完備。



 ▼ ゴルフ場の池。

 ▼ 「標識6」が割れちゃってます。

 ▼ 9:23 このまま岡本口まで下山したのでは面白くないので、ロープを越えて山道を進んじゃおう。

 ▼ ハッキリした山道。迷うことはなかろう。

 ▼ 分岐。右の道へ進む。

 ▼ 岩倉幡枝町の家並みが見えてきた。

 ▼ 人家に近づくにつれ道幅が狭くなる。

 ▼ 蜘蛛の巣も多かった。やっと脱出です。

 ▼ 9:35 無事下山。こんな場所に出ました。

 ▼ 鞍馬街道から見える比叡山。

 ▼ 振り返って、歩いて来た山を見上げる。

 ▼ 先週、住宅で男女の遺体が発見された遺棄事件の現場。婦警さんとマスコミ2人組。韓国籍の男が逮捕されたばかりやというのに、婦警さんのオイラを見る目が厳しかった。複数犯の可能性もあるんやろうか?

 ▼ 10:07 深泥池に到着。

 ▼ 10:11 遊歩道に突入。

 ▼ 最初はハッキリした歩きやすい道でしたが、奥に行くにしたがい荒れた個所もありました。

 ▼ 10:26 京都博愛会病院に突き当たってしまったが、斜め上に道がある。行ってみよう。

 ▼ 急な坂を登る。

 ▼ 尾根に到着したら右折。

 ▼ 道なりに尾根道を歩く。

 ▼ なんだか開けた場所に出た。進行方向の奥に多数の虫が飛び交っているのが見える。スズメバチやったらヤバイ!

 ▼ 右側に舗装道路が見えるのだが、柵と有刺鉄線があるので道路側には逃げれない。

 ▼ 防虫スプレーを持って、気づかれぬようゆっくり前進。よく見るとトンボでした。やれやれ。この場所は展望スポットでありました。

 ▼ 広場めいた場所から再び森に突入。

 ▼ 道なき道かと思っていたら、そこら中の木にブルーの紐がくくってある。

 ▼ ブルー紐をたどりながら坂道を下っていると、突然、ブルー紐がなくなった。下から人の声がするので迷うことなく直進。

 ▼ 11:01 宝が池公園の遊歩道に無事下山。

 ▼ 遊歩道を歩いていると、ちゃんとした山道を発見。オイラは道なき道で強引に下山したのですが、どこかで道を間違えたようであるなあ。

 ▼ ゴミ箱の許容量を越えちゃってます。何とかしてください。

 ▼ 宝が池に来たのは初めてなのです。

 ▼ 11:13 送り火「法」の東山をめざして進行開始。

 ▼ 分岐。左へ。

 ▼ 途中、展望スポットに立ち寄ってみましたが、木々が邪魔でさほど展望はありませんでした。


 ▼ シカが道を横切って走っていった。

 ▼ 東山の山頂付近で、オイラの頭上を飛ぶスズメバチを捕捉。ほぼ平坦な尾根道なんで走って逃げやすい。ダッシュしたらヤツが追いかけてきた~!

 ▼ 山頂を越えると下り道。なんとかスズメバチから逃げ切った。早く下山したいよー。( ;∀;)

 ▼ 分岐。左折した方がよかったようなのですが、血迷っているオイラは直進。

 ▼ 11:54 薄暗い森を抜けて無事下山。

 ▼ 振り返る。突然、オイラが森から出てきたので、そばにいた子供が驚いていた。ごめんね。

 ▼ ここは宝が池公園の「いこいの森」でありました。

 ▼ 六甲山防衛センターという設定でウルトラセブンに登場した京都国際会館。未だにカッコイイ造形やと思います。

 ▼ 宝が池の大きな鯉。

 ▼ 深泥池から越えて来た山を臨む。

 ▼ 遊歩道のそばにまでシカが来ていた。近所の人から名前を付けられているマスコット・シカのようである。

 ▼ 国際会館駅の大原女の像。ちょっとデフォルメしすぎとちゃいますかー。

 ▼ 本日の歩行距離=12.8km。(↓クリックしよし)