なのにオイラは京都へゆくの?

大阪の中年男が、京都の山に登った際の赤裸々(?)な公式日記帳やねん。
のはずが……京都・自己満足ブログとなりにけれ。

『有頂天家族 二代目の帰朝』を買う

2015-02-26 12:00:15 | 
有頂天家族 二代目の帰朝
森見 登美彦
幻冬舎

 【内容紹介】from Amazon
 阿呆の道よりほかに、我を生かす道なし。――待ちに待った「毛玉物語」再び!

 TVアニメ化され、累計32万部突破した大ベストセラー『有頂天家族』。
 森見史上、最も壮大で、最も愛の溢れる"あの物語"の第二幕。

 天狗や人間にちょっかいを出しては狸界で顰蹙を買っている、京都下鴨家の三男狸・矢三郎は、まあまあ愉快に暮らしている。ところが、老いぼれ天狗・赤玉先生の跡継ぎである“二代目"が英国より帰朝すると、平和な街の気配が一変。天狗親子は大喧嘩、狸たちは覇権争い、狸を喰う人間たちは悪巧み、あちこちで多発する片思い……と、京都の街は混迷を極める。
 矢三郎の「阿呆の血」が騒ぐ! 一族の誇りをかけて、尊敬する師、愛する者たち、そして毛深き命を守れ!
 愛おしさと切なさで落涙必至の感動巨編。

 ――天下無敵、融通無碍。史上、最も毛深い京都絵巻。――

 ▼ 先ほど、近所の本屋で購入せり。

 小説の単行本を買うのは30年振りぐらいなので、3.5cmの厚みに吃驚。結構なボリューム感である。

 さっそく読み始めるべきところであろうが……だが待て、しばし。

 オイラには最近読み始めたばっかりの「京都本」小説があるのだ。まずはそいつを読破してからという事にしたいので、しばらくの間、『有頂天家族』は積読にしておこう。

 近い未来、潮が満ちる如く捲土重来の日は我に来るであろう。その時まで。

 ▼ 気が早いことに、巻末には第三部の予告が載っていた。


インスタントで「京都」を味わえるのか? #3

2015-02-23 10:24:29 | グルメ

 近所のファミリーマートでインスタントの京都ラーメンを買っていたのを忘れていた。

 ▼ その名も「サッポロ一番 魁力屋 背脂醤油ラーメン」。

 サッポロ一番と北白川の魁力屋(かいりきや)のコラボだっせ。

 試食してみましょう。

 ▼ 太麺派のオイラには中細麺がガッカリやったけど、このスープはいける。容器内に背脂が濃厚に漂っているというのにあっさりとしたお味。多めの九条種ねぎもうれしいやないですか。完食。

 そもそも魁力屋でラメーンを食べたことのないオイラが、即席で「京都」を味わおうなんていう、その考え方が既に邪道であるなあ。偏愛京都主義者を標榜するならば、京都へちゃんと足を運ぶべきではないのか、このダメ人間!
 でも、めんどくさいし……。


京風あんかけうどんでHappy New Year

2015-02-19 11:49:02 | グルメ

 今日は旧暦の元旦なんやそうです。

 賀正

 新暦の元旦以降、幸運の波に乗り遅れた貴君、今日がREスタートの時だー!

 オイラも何とか好機を手に入れるべく、縁起が良い「ハレ」なる食べ物、うどんを食してみました。(^_^)/

 ▼ 16日に発売されたばかりの新商品「日清のどん兵衛・京風あんかけうどん」やで。

 去年、日清が祇園のうどん屋「おかる」とコラボしたあんかけうどんは濃厚ショウガ風味でありましたが、そのショウガ風味をマイルドにさせたようなお味どした。完食。

 京都ではあんかけうどんのことを「たぬき」と呼ぶので、よそさんは注意すべし。以上。


備忘録:軽い風邪をひく

2015-02-15 07:17:12 | 雑記
【指定第2類医薬品】ベンザブロックS 30錠
武田薬品工業
武田薬品工業

 36.9℃。鼻水と悪寒。

 悪化しないように風邪薬を服用してずっと寝ております。
 今日は山へ行って、帰りに京都マラソンの応援したかったのになー。

祗園精舎の鐘の声、
諸行無常の響きあり。
娑羅双樹の花の色、
盛者必衰の理をあらは(わ)す。
おごれる人も久しからず、
唯春の夜の夢のごとし。
たけき者も遂にはほろびぬ、
偏に風の前の塵に同じ。


『今出川ルヴォワール』円居挽

2015-02-09 12:00:00 | 
今出川ルヴォワール (講談社文庫)
円居 挽
講談社

 【内容紹介】
 京都・大怨寺(だいおんじ)の僧侶が転落死した。殺人容疑をかけられたのはその場に居合わせた御堂達也(みどうたつや)。嫌疑を晴らすため、彼の母校、越天(えてん)学園に向かった瓶賀流(みかがみつる)。そこで出会ったのは達也の死んだ母親と瓜二つの女性だった。三十年前に起きた悲劇と私的裁判・双龍会(そうりゅうえ)が繋がるとき、過去の呪縛から解放されるのは、誰だ。

 ルヴォワール・シリーズ4部作の3作目。

 今回は推理よりもギャンブルに重きを置いた小説となっておりました。

 賭場となる大怨寺は、河原町今出川交差点の南東に建っている、この小説の中だけの架空のお寺さんです。

 されど、現実にもその場所にお寺さんがありまして、「了徳寺」とちゃんと地図に記載されております。(既に廃寺化してるそうなんですが……)

 観光ガイドブックに載っていない、いわく因縁がありそうな現実の寺を小説の舞台にするとは、さすが元・京大生作家の小説。京大周辺のロケハンにぬかりはないねえ。

 ▼ オイラも御堂達也と同じように鴨川左岸から大怨寺(了徳寺)を見てみましたよ。

 ▼ で、今作もボーイ・ミーツ・ガール・ストーリーでありました。

 あの二人はこれからどうなってしまうのでしょうか?

 4作目はまだ文庫化されていないので、続きを読むのは数年先になりそうなのですが、気になるので4作目『河原町ルヴォワール』のあらすじをフライングして読んでみると……意外や意外、主要登場人物のあの人が殺されてるじゃあーりませんか!