なのにオイラは京都へゆくの?

大阪の中年男が、京都の山に登った際の赤裸々(?)な公式日記帳やねん。
のはずが……京都・自己満足ブログとなりにけれ。

色即ぜねれいしょん(2009年公開)

2010-02-08 05:39:01 | 映画
色即ぜねれいしょん [DVD]
クリエーター情報なし
バンダイビジュアル

 監督:田口トモロヲ 脚本:向井康介 出演:渡辺大地、峯田和伸、岸田繁、臼田あさ美

 DVDを借りました。

 『パッチギ!』は60年代の終わりやったけど、この映画の舞台は1974年の京都、そして隠岐島。
 「私たち」と共闘した時代から「私」という個人主義の時代に移りつつある頃。その狭間にいるのがヒゲゴジラなのであるのだが、こういう人たちは21世紀の現在どのような人生を歩んでどのような立ち位置にいらっしゃるんでしょうか? ちょっと気になります。

 ユース・ホステルのヘルパー、ヒゲゴジラ役の峯田和伸や主人公純の父親役のリリー・フランキーは当然怪しいのだが、家庭教師のヒッピー役の岸田繁が最も怪しい謎めいたオーラを発している。くるりのPVは何度か見たことはあったが、この人、こんな雰囲気の人やったっけ?
 ほぼ原作どおりのストーリーなので今後、地上波のゴールデン・タイムでオン・エアされることはないでしょう。関西ではピィー音を入れないとムリです。ひっそりと深夜枠か、夜中にこっそりDVDを観るのがベストですね。


 ヒロインの一人、オリーブ役の臼田あさ美は可愛くて良いのだけれど、こんな汚れ役(?)を演じたなあ~。よくがんばりました。


 ボブ・ディラン好きの人なら思わずニャリ(^o^)としてしまうシーンが何か所もありました。
 ディランと言えば来月に9年ぶりの来日公演がありますね。御大もそろそろ年齢的にアレなんで、最後の来日かもしれないなあ。アコギで弾き語ってくれることに期待しつつ、ZeppOsakaへ行く予定です。