なのにオイラは京都へゆくの?

大阪の中年男が、京都の山に登った際の赤裸々(?)な公式日記帳やねん。
のはずが……京都・自己満足ブログとなりにけれ。

『史上最強の内閣』 室積光

2013-08-31 11:53:09 | 
史上最強の内閣 (小学館文庫)
室積 光
小学館

 【裏表紙・内容紹介文】
 北朝鮮が、日本に向けた中距離弾道ミサイルに燃料注入を開始した。中身は核なのか。支持率低迷と経済問題で打つ手なしの自由民権党の浅尾総理は、国家的な有事を前に京都に隠されていた「本物の内閣」に政権を譲ることを決意した。
 指名された影の内閣は、京都の公家出身の首相を筆頭に、温室育ちの世襲議員たちでは太刀打ちできない国家の危機を予測し、密かに準備されていた強面の「ナショナルチーム」だった。果たして、その実力は?

 あらゆる方向の関係各位から圧力がかかってくるだろうと想像される昨今、ここまで書いてもゆるされているのが逆にいぶかしく感じてしまう、小気味よいコメディー・ポリティカル小説である。 
 面白くって一週間で読んじゃった。

 北朝鮮、韓国、中国、アメリカ、朝○新聞等々は怒ってこないのであろうか?

 たとえば、
 【クレーマータイプの人間は一旦対立すると理屈で説得するのは不可能になる。こちらが正論を並べ立てて説得しようとしても、言えば言うほど、相手に新たな攻撃材料を与えるだけだ。要は理屈もへったくれもない人間なのさ。あるのは自分が認められたいという願望だけなんだな。何が何でも自分が正しい、ってのが彼らのスタンスだ。まともに相手したんじゃあ、徒労に終わらあね。北朝鮮なんて建国後まもなく朝鮮戦争を始めて、南が先に攻めてきた、と大ウソをついた国だ。その後も『地上の楽園』って大ボラ吹いて日本からの帰国者相手に詐欺を働く。ラングーン事件も大韓航空機事件も白を切る。日本人拉致事件は一旦認めたものの、解決済みと開き直る。まあ、まともに相手できない国ということさ。俺ぁ大っきらいだな】

 【日本人を憎む教育、反日教育を進めているのがよくありまへん。日本人の命を同じ人間の命と思えなくなる教育ですわ】

 【だいたいよその国を憎んだり蔑むことでしか培えない愛国心は間違いどす】

 【あなた方のメンタリティーは南も北も同じどすなあ。自分自身がひどい目に遭うてないのに、会うたこともない人間をようも憎めますなあ】
 というような煽る文章が随所に書かれている。

 風の噂では「在日特権」に触れることはマスコミのタブーだという。
 かの国に上層部を乗っ取られている大手マスコミは、自分らに都合の悪いことは報道しないのだそうな。

 本書でもその辺のことは一切書かれていないが……まあ、北朝鮮が日本に対してミサイルを向けているシリアスな状況をゆるいユーモアで描いたフィクションなので、とりあえず「言論の自由の国、日本マンセー!」ということにしておきましょう。

 ▼ 誰なんか知りまへんが話に勢いがおますなあ。最後まで聞き入ってしまいました。

 ところで、学校で近代史の授業って端折られる傾向にあるようですが、大平洋戦争の頃の連合国側はまさに「鬼畜米英」の所業あれこれ。
 勝てば官軍とはいううものの、負けた日本は欧米諸国にウジウジと謝罪要求なんかしてまへんねん。
 たぶん、阿呆の血のしからしむる日本人は、根っから平和で面白きことが好きなんですわ。
 ただし、これからのインターナショナルな世界で生きてゆくには、正しい自国の歴史認識を持つことは必要やとは思います。良かったこと、悪かったことは互いに潔く認めなくっちゃいけまへん。

 近頃では「韓流」に洗脳されてしまったような、阿呆らしからぬ嘆かわしい言動をのたまう御仁も増えてきたように感じますなぁ。そんな人が身近にいるもんで困ったもんだ。

 何かにつけ己に気にくわないことがあれば、いつも他人のせいにして「アタシはいつも正しいんですぅ~」とギャーギャー喚いているだけでは、あんさんの底の浅い醜い人間性が露呈しているだけでっせ。
 世間様は見てはりまっせ。ほら、あんさんの周りから人がまたひとり離れて行ってるのがわかりまへんか?


消し炭拾いと身勝手六地蔵めぐりで通り過ぎる夏

2013-08-30 11:58:23 | 大文字山&周辺

 去年もこの時期、同じ事をやってました。

 マンネリ企画です。(^O^)

 8月29日(木)

 ▼ 6:30 出町柳から大文字山へ出発。

 地蔵盆の頃、京都では「六地蔵めぐり」なる風習があるのだが、オイラもそれにあやかって街中、山中に点在するお地蔵さん六体を行き当たりばったりでお詣りしていきたい。(複数体並んでいるものも一体と見なす事とする)
 ▼ 身勝手六地蔵めぐり① 田中上柳町のお化粧地蔵さん。

 ▼ 身勝手六地蔵めぐり② 北白川弥陀石仏。

 ▼ 今日も出会った「アビタ北白川」駐車場ネコ。2週間前よりシッポの炎症が酷くなってないか? 早く病院に連れてってもらいよし、ネコ。

 ▼ 身勝手六地蔵めぐり③ 浄土寺石橋町のお地蔵さん。

 ▼ 身勝手六地蔵めぐり④ 行者の森石仏群。

 ▼ 身勝手六地蔵めぐり⑤ 千人塚のお地蔵さん。

 ▼ 7:41 大文字山の火床に到着。

 ▼ 市内、ちょっとガスってるなあ。

 ▼ 風はないし、気温23℃でも汗ダラ状態である。

 ▼ 金尾(かなわ)。

 ▼ 細切れの小さい消し炭を回収して残り福ゲット?

 本日のメインイベント「消し炭拾い」を終えたので帰ることにする。諸事情により午前中に大阪へ戻る必要があるのだ。
 ▼ 8:44 真如堂通過。

 ▼ 真如堂境内も安心して歩けないのか?

 ▼ 身勝手六地蔵めぐり⑥ 真如堂境内の鎌倉地蔵。これで罰障消滅、家内安全、無病息災、家運繁栄まちがいなし。

 ▼ 9:34 鴨川でちょっと休憩。最寄りのコンビニで買ったパンを食べて軽い腹ごしらえ。

 以前この場所でトンビにパンをかっさられたことがあった。
 上空を見て、今日はトンビが飛んでいないことを確認。
 安心してポケ~っと川の流れを見ながらアンパンを食べていたら、突然オイラのパンを持つ手に衝撃と黒い影が!
 何じゃこりゃ~! と思ったときには、すでにオイラの手にアンパンは……ない。まだ一口しか食べてないんやぞ。
 ▼ またトンビにやられちまった。ヤツは木の枝に留まってオイラを鳶視眈々と狙っていたようだ。(+_+)

 ▼ 鴨川鹿はもういてはらへんの?

 ▼ 10:08 鴨川デルタも人がおらず静かです。

 ▼ 本日の歩行距離=10.0km。
(←クリックしよし)


感涙の『有頂天家族』第八話(T_T)

2013-08-27 00:08:27 | テレビ
有頂天家族 (幻冬舎文庫)
森見 登美彦
幻冬舎

 森見センセの小説は再読率高いのであるが、この『有頂天家族』は「毛玉風情」の物語だったので3年ほど前に一度きり読んでそのままなのである。

 で今回、TVアニメの第八話を視聴したのであるが、涙腺崩壊寸前のうるうるしてしまうエエ話やないですか。

 ものすごく日本人の「情緒」に訴えかける神回ではなかろうかと……。

 魂の器は、懐深い大きなものにせにゃならんと思いましたよ。

 全話放送終了の暁には、ぜひぜひ再編集して映画化し、「全日本が泣いた」というコピーで世界中に配給していただきたい。

 もう一度原作本を読んでみようかなと感じた次第であります。

 ▼ 相変わらず背景が丁寧に描かれている。ここは天寧寺前の寺町通。

 ▼ 「額縁門」の奧に、ちゃんと比叡山が見えてるじゃないか!

 Be Interesting!


『たまこまーけっと』視聴中

2013-08-26 00:08:26 | テレビ

 日曜日に大文字山へ細切れ消し炭を拾いに行こうと思っていたのに、あいにくの天気だったじゃないですか。

 そんな日は外に極力行かずDVD観賞だ。

 TVアニメ『たまこまーけっと』のDVD5巻(10話)まで視聴完了。

 あとはまだ借りれてない6巻の11話と最終回を残すのみ。

たまこまーけっと (6) [DVD]
洲崎綾,金子有希,長妻樹里,山崎たくみ,日高里菜
ポニーキャニオン

 たまちゃんは南の島へ行っちゃうの?

 もち蔵の恋の行方は?

 どーなっちゃうのかな? すんごくワクワクするよ~。


『珈琲店タレーランの事件簿 また会えたなら、あなたの淹れた珈琲を』

2013-08-25 01:26:20 | 
珈琲店タレーランの事件簿 また会えたなら、あなたの淹れた珈琲を (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)
岡崎 琢磨
宝島社

 【裏表紙・内容紹介文】
 京都の小路の一角に、ひっそりと店を構える珈琲店「タレーラン」。
 恋人と喧嘩した主人公は、偶然に導かれて入ったこの店で、運命の出会いを果たす。長年追い求めた理想の珈琲と、魅惑的な女性バリスタ・切間美星だ。美星の聡明な頭脳は、店に持ち込まれる日常の謎を、鮮やかに解き明かしていく。だが美星には、秘められた過去があり――。
 軽妙な会話とキャラが炸裂する鮮烈なデビュー作。

 読み終えるのに2ヶ月もかかってしまった。

 以下、オイラの個人的感想。

 

 なんだろ……この面白なさは……。

 読むのが苦痛であった。

 相性の問題かな?

 エピローグなんか2~3行飛ばし読みから始まって、最終的にページをめくるだけの速読?である。

 オイラが読みたい推理小説は、密室で、ダイイング・メッセージが残っているような連続殺人事件であり、うら若く美しき黒髪の乙女が全裸で殺される猟奇的なやつなのだ。

 恋人の浮気とかストーカーとか……日常的すぎるミステリーにハラハラ・ドキドキ感はまったくない。

 読者をミスリードさせようとする文章も腹立たしく思えてくる。

 

 2013年7月時点で60万部発行しているのだという。

 なぜ売れているのかがわからない……。