THE 羅針盤・・・キックボクシング

(旧キックボクシングの羅針盤)
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脳出血で引退した格闘家のその後

2007-11-10 12:46:09 | Weblog
去年(2006年)まで、プロのキックボクサーをしていて、今は引退し普通の生活を
している。しかし、思うのはテレビに出てる格闘家は一部で、それ以外は地味な生活
をしてる。俺なんて転職の連続だもん。脳出血をあまく見てた。63キロの
ワンデートーナメントに出場した。この63キロだとウェルターの選手でも
無理して減量すれば、ぎりぎり可能な体重。


俺は、ベストウェイトが60キロだったので、3キロ足らなかった。
しかも、このトーナメントの前の1ヶ月間で3試合アマチュアの試合に出場したのが、失敗だった。
デビュー戦でワンデートーナメント。キツいなー。

ウェルターは、66.68キロ。
ライトは、61.23キロ。
なんで、63キロと言う中途半端な体重にするかが、分からない。

キックボクシングは、スーパーと言う階級がない。だから、もっと62キロ(ライト級)とか
57キロ(フェザー級)と言う体重の設定をした方がいい。

K-1が60キロのトーナメントをするらしい。しかし、この体重の設定もどうかと思う。必然的
にフェザー級とバンタム級の選手がやる可能性が出て来る。しかし、体格が全然違う。

全日の山口元気選手が3キロ違うとキツいと発言してたらしい。その意見は正解だと思う。
俺は、実際に3キロ思いやつと決勝でやって、脳出血で引退してる。

空手出身の人がトーナメントを組む事が多い。K-1にせよ。
もうトーナメント主体の興行は、そろそろ辞めてもいいと思う。

選手の人気などが、小粒になってるから、トーナメントで色んな選手の試合を組んだ方が、
観客が入るのは分かる。しかし、その頻度を下げてもいいと思う。
観客の立場では無く、選手の立場からしてワンデートーナメントはキツい。

真王杯の様に、一試合ごとにやるのは、賛成。しかし、ワンデートーナメントは
絶対に反対。俺を見れば一目瞭然。引退後の生活を保証してくれる人はいない。
ジムが一生、生活を保護してくれるはずもない。いかに選手にとって、
プロモーターが大事かが、今になって分かる。競技は違うが協栄ジムの
金平会長がバッシングを受けてるが、本当に力のあるプロモーターだと
思う。

最後に言う。タイ人のプロモーターはかなりいい加減。プロモーターの力のバロメーター
は、自分が抱える選手のデビュー戦の相手のレベルによって分かる。

デビュー戦にも関わらず、対戦相手が3戦以上していたら、相当下手。

そんなに3戦した選手が弱いと言っても、プロとアマは全然世界が違う。

デビュー~1,2戦して負け越してる選手を、デビュー戦の自分のジムの選手に

当てるプロモート力がないと、選手を安全に育てる事は不可能。

調べてみた方がいい。プロモーションの能力の低いジムは必ずある。

そのジムでデビューしてしまうと、とんでもない事になってしまう。



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