THE 羅針盤・・・キックボクシング

(旧キックボクシングの羅針盤)
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日本において「タテの関係」の構築の歴史

2007-11-10 16:52:34 | Weblog
日本人は、部活で先輩に挨拶をしたり、地域社会で近所の目上の方に敬意を払うと
いった身近な存在との関係で「タテの関係」を構築して来た。神社などにお祈りに
行く様に、神仏が身近な存在であった。しかし、地域社会の崩壊により「タテの関係」
が崩れた。それにより、先輩後輩と言う「タテの関係」を構築して来た。

一方アメリカと言うと契約社会と言うのは、皆さんもご存知だと思う。
キリスト教が、主な宗教。「神様」と「自分」と言う強い契約が存在する。
この「神様」→「自分」と言う強い「タテの関係」があるからこそ、他民族国家アメリカ
がある。しかし、これだけ他民族だと結束が崩れそうな時期は、訪れる。その亀裂を無くす
為に、アメリカ国外の仮想の敵を作り、定期的に戦争を行い「アメリカ」を一つの国家として
団結をはかってきた。この国外に仮想の敵を作ると言う手法は、アメリカだけが使ってる訳
ではない。韓国と北朝鮮が一緒になって「ONE KOREA]を最近声高に叫ぶのも、
日本をバッシングするのも、この仮想の敵日本を攻撃し韓国と北朝鮮の
団結を深める意味合いもある。

だから、アメリカは先輩後輩の関係が無くても、社会の構造が総崩れする事はまずない。

この流れを踏まえ日本国内の流れを再確認すると、北野武や石原慎太郎(東京都知事)が暴力に
対して寛容な姿勢を取ってる。これは、軍隊の無い日本にとって「タテの関係」を構築する
訓練施設的な存在がない事を危惧してる証拠。
軍隊は、厳しい訓練で「タテの関係」を徹底的に叩き込む。タテの関係の組織で理想的な組織は、
軍隊である。それが、軍隊では無く、自衛隊と言う中途半端な存在だから、また困った。
最近、韓国の軍隊で精神を鍛え直すと言うツアーをおこしてる、韓国人起業家がいる。

この「タテの関係」の希薄さは、25,26歳以下に顕著に表れてると思う。団塊の世代の退職を備え
企業は躊躇しつつも、新卒採用を再開してる。バブル以来の大量入社を試みてる企業もある。
銀行関係は、かなりの人数を取ってる。これにより、25,26以下の世代は競争をしてない。
それが、「タテの関係」を崩壊に追いやる追い風になってる。


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