２歳馬近況

◎ワディハッタの２２（牡　父フランケル　4月7日生　高野厩舎）

2024年1月6日 ＮＦ空港 周回コース2500ｍをハロン32秒のペースで乗られながら、週３日は屋内坂路コース(900ｍ)もハロン15秒で１本登坂しています。坂路だけの調教では、前向きすぎるために１本に変更しました。トモの緩さがその原因だと見ています。周回コースではゆったりと走れて、ハミの取り方も良好で乗りやすさがあります。ハロン15秒ペースでも坂路の上まで力強い走りができるだけに、トモの強化によってリラックスして登坂できるように鍛えていきます。現在の馬体重は445kgです。

◎クルミナルの２２（牡　父サートゥルナーリア　5月1日生　国枝厩舎

24/1/15 ＮＦ空港【馬体重：456kg】現在は週２日、９００ｍ屋内坂路コースをハロン１７秒のキャンター２本駆け上がっており、残りの日は軽めの調整メニューをこなしています。程よい前向きさがあり、現状では誰でも騎乗できそうなくらい乗りやすい馬です。遅生まれで成長待ちなところはありますが、芯が入ってくれば見た目を含めてグンと変わってきそうな１頭と言えるでしょう。

◎サンブルエミューズの２２（ﾒｽ　父ブリックスアンドモルタル　3月24日生　栗田徹厩舎）

24/1/15 ＮＦ空港 【馬体重：423kg】現在は週３日、９００ｍ屋内坂路コースをハロン１６～１８秒のキャンター２本駆け上がっており、残りの日は軽めの調整メニューをこなしています。年末年始のリフレッシュ期間を挟んでいることもあり、上手く体重を維持しながら進めることができています。ここまで大きな課題らしい課題もないので、さらに動きの質を良くしていけるように取り組んでいきたいところです。

◎ハープスターの２２（牡　父サートゥルナーリア　2月25日生　池添学厩舎）

24/1/15 ＮＦ早来 【馬体重：435kg】年末年始はリフレッシュを兼ねて、ウォーキングマシンなどの軽めの運動に留めていました。現在は少しずつ元の調教に戻しており、週１日、坂路でハロン１５～１６秒のキャンターを行い、それ以外の日は周回コースでのキャンター２７００ｍかウォーキングマシン調整を取り入れています。現状はまだ年始の立ち上げ段階ですが、体調、カイバ食いともに問題はないため、このまま負荷を強めていきたいところです。繋にいい緩さを保った状態で調教を進めることができており、今後もこの状態で進めていければ理想と言えます。

◎インピードの２２（ﾒｽ　父フランケル　1月26日生　高野厩舎）

24/1/15 ＮＦ空港 【馬体重：428kg】現在は周回ダートコースでのキャンター調整を中心に、週２日は９００ｍ屋内坂路コースでハロン１７秒のキャンター２本登坂しています。馬の成長に合わせてメニューを組んでいますが、馬体を見る限り、程よい負荷をかけて乗り込むことができている印象です。ハミ受けがポイントになる馬であることは確かなので、スタッフとのコミュニケーションは慎重に図っていければと思います。

年が明けて2歳になりました。全体的に順調な馬ばかりで何よりです。不安材料を強いて挙げればインピード22のハミ受けですが、そこはNFのスタッフに任せておけば良いと思います。各馬、派手な褒められ方はしていないものの、コメントの随所に期待の大きさが伺え、スーパースターズの名に恥じない精鋭部隊が出来上がりそうです。明け3歳世代がアレあだけに、未知の世代に期待がかかりすぎる感じで申し訳ないですが、このまま順調に行って欲しいです。