◎ボーモンド(ボージェスト21 牡 父モーリス 3月6日生 国枝厩舎 移動日10月11日)
2023年05月05日 NF空港 現在は週2日は屋内周回コースにてハッキングキャンター2500mと屋内坂路コースにてハロン15秒のキャンターを1本、週2日は屋内坂路コースにてハロン15~16秒のキャンターを2本という調教メニューを消化しています。先頭に立つと少し集中力を欠いてしまいますが、メンタル面はそう難しいタイプではありません。テンションは高いものの、我慢できないほどではなく、むしろいい意味で気合の乗った動きをみせています。カイバ食いは以前よりも良くなり、それに伴って毛ヅヤも良くなってきました。夏前の移動が果たせるように、調教の負荷を高めていきます。現在の馬体重は469kgです
◎アルドール(ヒルダズパッション21 メス 父ロードカナロア 2月28日生 手塚厩舎 移動日9月7日)
23/4/28 NF空港 現在は週1日、900m屋内坂路コースをハロン17~18秒のキャンター1本駆け上がっており、残りの日は軽めの調整メニューをこなしています。この中間から坂路コースでのメニューを取り入れるようにしていますが、その後もいい意味で変化が出てくるようなことはありません。ただし、坂路調教を開始したばかりで疲労も溜まりやすくなっているので、今しばらくは適度にリフレッシュを図りながら、体力をつけていきたく思います。
◎インクルージョン(インクルードベティ21 牡 父ハーツクライ 1月23日生 堀厩舎 移動日9月12日)
23/4/28 NF早来 現在は週2~3日、坂路でハロン14~16秒のキャンターの調整を行い、それ以外の日は周回コースでのキャンター2700mかウォーキングマシン調整を取り入れています。この中間は坂路で週1~2本、ハロン14~15秒まで伸ばすなど、しっかりと負荷を掛けています。順調に乗り進めることができている現状を鑑み、移動の相談を行っていますが、現在に至るまでの成長曲線を踏まえるとこれからの伸びシロも十分見込めそうなので、成長を阻害しない適当なタイミングを模索してきたく思います。
◎コイヌール(ウインジュビリー21 牡 父リオンディーズ 1月21日生 鹿戸厩舎 移動日9月27日 初入厩3月31日 ゲート合格4月12日)
23/5/2 NF天栄 周回コース軽めのキャンター調整を行い、日によっては坂路でハロン17秒のキャンター調整を取り入れています。「相変わらず一生懸命になるところが目立つ状況ではあるので、少しでも落ち着いて走ることができるように日々取り組んでいるところです。かなり苦労している状況ですが、背中の感触がいい馬ですし、何とか持っているものをいい形で活かせるように教えていくことができればと思っています」(天栄担当者)
◎ルフトクス(クルークハイト21 メス 父ニューイヤーズデイ 3月5日生 杉山晴厩舎 移動日9月6日)
23/4/28 NF空港 この中間から騎乗運動を再開しており、現在はロンギ場でフラットワークを行っています。現状で脚元に不安を見せることはありませんが、以前から前バランスで走る傾向にあったので、この機会にロンギ場で走りに修正を加えるようにしています。厩舎サイドからもそのようにしてほしいと要望が出ていますので、しばらくは走りのバランスを整えていくイメージで動かし、そのうえで本格的な調整へと移行していく考えです。
◎ヴィスマール(オーマイベイビー21 牡 父ブリックスアンドモルタル 3月25日生 奥村豊厩舎 移動日9月5日)
23/4/28 NF早来 現在は週3日、坂路でハロン15~18秒のキャンター1~2本の調整を行い、それ以外の日は角馬場での乗り運動かウォーキングマシン調整を取り入れています。坂路での15-15を週1~2本取り入れるなど、しっかり負荷を掛けることができており、このまま速めの本数を順調に重ねていければ、5~6月の本州移動も視野に入ってきそうです。
◎ピュアスマイル(レイリオン21 メス 父ハービンジャー 1月21日生 安田翔厩舎 移動日9月20日)
23/4/28 NF早来 心身のリフレッシュ目的でトレッドミルでのキャンターなど、軽めの調整に留める期間はありましたが、既に乗り運動を再開しており、現在は週4日、坂路でハロン15~17秒のキャンター調整を中心とした運動メニューを組んでいます。馬体にはまだまだ成長してほしいところが残りますが、乗り込み自体は順調に進めることができている現状を踏まえ、調教師とは夏時期にひとまずゲート試験をクリアさせる方向で相談をしています。
◎マルケッサ21(マルケッサ21 メス 父ロードカナロア 2月1日生 田中博康厩舎 移動日8月)
23/4/28 NF空港 この中間、額に外傷を負ったため、縫合処置を行っています。程度は軽く、大きな影響はないものなので、状況を確認しながらメニューを進めていければと考えています。怖がりなところがあるのか、相変わらず敏感な面は見られるものの少しずつ改善は見てとれるので、焦らず成長を促していきたいと思います。背中は良く、いい能力を秘めていそうな馬なので、将来大成させられるよう、今後もじっくりメニューを進めていきます。
今月のバラエティーズです。ゲート試験合格まで順調そのものだったコイヌールは少しトーンダウンですが、新馬戦まで時間もありますので天栄でしっかりやって欲しいです。ボーモンド「夏前の移動」、インクルージョン「移動の相談を行っています」、ヴィスマール「5~6月の本州移動」、ピュアスマイル「夏時期にひとまずゲート試験をクリア」と他馬にも動きが見られそうなので、今後とも注視したいと思います。アルドール、ルフトクス、マルケッサ21はもう少しかかりそうですが、昨年に比べればまだ問題のな範囲だと思います。