◎ボーモンド(ボージェスト21 牡 父モーリス 3月6日生 国枝厩舎 移動日10月11日)
2023年03月03日 NF空港 現在は週2日は屋内周回コースにてハッキングキャンター2500m、週3日は屋内坂路コースにて乗られています。坂路コースでは週1日はハロン16秒のキャンターを1本、週2日はハロン15~16秒のキャンターを2本という調教メニューを消化しています。坂路コースでは前向きで、以前よりも動けるようになってきました。まだ気持ちが先行しがちな部分がありますが、力を抜いて走った時は体を大きく使ったフットワークを見せてくれます。精神面ではまだ幼さが残っていますが、確実に成長しています。もう少しリラックスできれば、カイバ食いもよくなり、それにつれて馬体もさらに充実してくると思われます。現在の馬体重は464kgです。
※このたび、馬名が「ボーモンド」(Beau Monde 美しい世界(仏) 母名より連想)に決まりました。
◎アルドール(ヒルダズパッション21 メス 父ロードカナロア 2月28日生 手塚厩舎 移動日9月7日)
23/2/28 NF空港 現在はウォーキングマシン調整を中心としたメニューを消化しています。一時より歩様は改善傾向にありますが、日によって変化を見せることもあるので、注意しながら回復に努めていければと考えています。この中間、社台ホースクリニックで検査を行っていますが、特筆すべき所見はありませんでした。様子を見ながら進めていき、状況に応じてトレッドミルでのメニューを取り入れていくつもりです。
◎インクルージョン(インクルードベティ21 牡 父ハーツクライ 1月23日生 堀厩舎 移動日9月12日)
23/2/28 NF 早来 現在は週4日、坂路でハロン15~17秒のキャンター1~2本の調整を行い、それ以外の日は周回コースでのキャンター2700mかウォーキングマシン調整を取り入れています。坂路ではハロン15~16秒のキャンターをベースに、日によっては2本登坂するなど、順調に負荷を掛けることができています。今後は様子を見ながら更なるペースアップに備えていくことになりますが、背腰や半腱半膜様筋などに疲れを溜め込まないよう、ショックウェーブなどで適宜ケアを施していきます。
◎コイヌール(ウインジュビリー21 牡 父リオンディーズ 1月21日生 鹿戸厩舎 移動日9月27日)
23/2/28 NF空港 現在は週2日、900m屋内坂路コースをハロン15~17秒のキャンター2本駆け上がっており、残りの日は軽めの調整メニューをこなしています。空港牧場へ入場した当初は少し薄手のイメージがありましたが、じっくり鍛えてきたことで体にはボリュームが増し、印象は確実に変わってきました。厳寒期でも毛ヅヤが冴え渡っていることからも体調面に不安はなく、この調子で乗り込みを進めていきたく思います。
◎ルフトクス(クルークハイト21 メス 父ニューイヤーズデイ 3月5日生 杉山晴厩舎 移動日9月6日)
23/2/28 NF空港 現在は周回ダートコースでのキャンター調整を中心に、週2日は900m屋内坂路コースでハロン15~17秒のキャンター2本登坂しています。これまではスラっとしたイメージでしたが、少しずつ幅が出てくるなど、着実に良化してきていることが見た目の印象からも実感できます。今後も焦らず負荷をかけていくことで、じっくり良化を促していくことができればと思います。
◎ヴィスマール(オーマイベイビー21 牡 父ブリックスアンドモルタル 3月25日生 奥村豊厩舎 移動日9月5日)
23/2/28 NF 早来 現在は週3日、坂路でハロン16~19秒のキャンター1~2本の調整を行い、それ以外の日は角馬場での乗り運動かウォーキングマシン調整を取り入れています。気性面の幼さを覗かせることはありますが、坂路では3ハロン48秒のキャンターを取り入れるなど、問題なく動かすことができています。獣医師からは脚元や背腰の状態が安定していると言われており、このまま適度に乗り込むことで更なる良化につなげていきたいと思います。
◎ピュアスマイル(レイリオン21 メス 父ハービンジャー 1月21日生 安田翔厩舎 移動日9月20日)
23/2/28 NF 早来 現在は週4日、坂路でハロン15~17秒のキャンター調整を行い、それ以外の日は周回コースでのキャンター1800mやウォーキングマシン調整を取り入れています。この中間は坂路3ハロンで45~46秒のキャンターを行うなど、順調に負荷を掛けることができています。今後は15-15の調教へスムーズに移行できるよう、まずは現状のペースでしっかり下地固めを行っていきます。
バラエティーズ近況です。今年も無事に、全馬とも馬名を頂戴しましたので、いよいよこれからという感じになってきました。頓挫の合ったアルドール以外は、15-15の手前まで来ている感じで、順調と言っていいでしょう。早期移動の予定は出ていませんが、まだいいでしょう。昨年のこの時期、ラレーヌデリスやペリファーニアが良さそうなコメントだったことを考えると、物足りない部分もありますが、今年は飛びぬけて良いと思える馬がいない分、全体としてこれから良くなってくる馬も多い気がします。来月くらいに大器の片鱗を見せてくれる馬が出てくることを願います。