エクストラータ:英資源大手に合併を打診 英紙など報道 2009年6月22日
毎日 http://mainichi.jp/select/biz/news/20090622k0000m020089000c.html
読売 http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20090621-OYT1T00601.htm
日経 http://www.nikkei.co.jp/news/past/honbun.cfm?i=AT2M21010 21062009&g=MH&d=20090621
スイスの資源大手エクストラータが、英資源大手のアングロ・アメリカンに合併を打診したことが明らかになった。21日付の英紙サンデー・テレグラフなどが報じた。合併が実現すれば、株式時価総額は計410億ポンド(約6兆5000億円)の巨大企業となり、ライバルの英豪資源大手BHPビリトンや同リオ・ティントに匹敵する規模となる。
報道によると、エクストラータとアングロ・アメリカンは豪州の石炭事業のほか、銅の事業で重複部門があり、巨額のコスト削減が可能となる。
エクストラータの経営トップがアングロの取締役会に合併協議についての文書を送った。ただ、アングロ社の首脳が他から出資を受けて、合併に反対する可能性もあるという。
資源大手をめぐっては、07年にBHPビリトンがリオ・ティントへの買収を提案。その後、断念したものの、豪州の鉄鉱石事業を統合することで合意。これに対して、中国国営の中国アルミ業公司(チャイナルコ)が一時、リオ・ティントへの出資を検討するなど、中国企業の攻勢も続いており、業界再編が続きそうだ。
ほぉ。エクストラータもアングロ・アメリカンもイギリスの主要株式指標である英FTSE100の指標銘柄ですが、この両者が合併の可能性ですか…(吃驚
ちなみに、資源大手の合併と言えば、一度は破談になったものの、BHPビリトンがリオ・ティントを買収するという報道が流れ、日本の公取(公正取引委員会)が鉄鉱石のシェアが高くなりすぎると 問題視したのですが、アングロ・アメリカンもBHPビリトンやリオ・ティントと共に世界の鉱業大手3社に数えられる1社ですし、もしこの両者が合併すれば、その規模はBHPビリトンやリオ・ティントと肩を並べることになりそうだけに、資源輸入大国の日本としては、その後の進展が非常に気になるところ。
報道によれば、『エクストラータとアングロ社は南アフリカやオーストラリアの石炭事業など重複部門が多く、合併によって大きなコスト削減効果が見込める』とコスト削減が主目的のようですが、競合他社が少なくなれば、価格交渉もしやすくなり、原材料を使用している企業の業績も直撃しかねないだけに、当事者やその株主は勿論のこと、この統合交渉は日本にとっても決して他人事ではないように思います。
毎日 http://mainichi.jp/select/biz/news/20090622k0000m020089000c.html
読売 http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20090621-OYT1T00601.htm
日経 http://www.nikkei.co.jp/news/past/honbun.cfm?i=AT2M21010 21062009&g=MH&d=20090621
スイスの資源大手エクストラータが、英資源大手のアングロ・アメリカンに合併を打診したことが明らかになった。21日付の英紙サンデー・テレグラフなどが報じた。合併が実現すれば、株式時価総額は計410億ポンド(約6兆5000億円)の巨大企業となり、ライバルの英豪資源大手BHPビリトンや同リオ・ティントに匹敵する規模となる。
報道によると、エクストラータとアングロ・アメリカンは豪州の石炭事業のほか、銅の事業で重複部門があり、巨額のコスト削減が可能となる。
エクストラータの経営トップがアングロの取締役会に合併協議についての文書を送った。ただ、アングロ社の首脳が他から出資を受けて、合併に反対する可能性もあるという。
資源大手をめぐっては、07年にBHPビリトンがリオ・ティントへの買収を提案。その後、断念したものの、豪州の鉄鉱石事業を統合することで合意。これに対して、中国国営の中国アルミ業公司(チャイナルコ)が一時、リオ・ティントへの出資を検討するなど、中国企業の攻勢も続いており、業界再編が続きそうだ。
ほぉ。エクストラータもアングロ・アメリカンもイギリスの主要株式指標である英FTSE100の指標銘柄ですが、この両者が合併の可能性ですか…(吃驚
ちなみに、資源大手の合併と言えば、一度は破談になったものの、BHPビリトンがリオ・ティントを買収するという報道が流れ、日本の公取(公正取引委員会)が鉄鉱石のシェアが高くなりすぎると 問題視したのですが、アングロ・アメリカンもBHPビリトンやリオ・ティントと共に世界の鉱業大手3社に数えられる1社ですし、もしこの両者が合併すれば、その規模はBHPビリトンやリオ・ティントと肩を並べることになりそうだけに、資源輸入大国の日本としては、その後の進展が非常に気になるところ。
報道によれば、『エクストラータとアングロ社は南アフリカやオーストラリアの石炭事業など重複部門が多く、合併によって大きなコスト削減効果が見込める』とコスト削減が主目的のようですが、競合他社が少なくなれば、価格交渉もしやすくなり、原材料を使用している企業の業績も直撃しかねないだけに、当事者やその株主は勿論のこと、この統合交渉は日本にとっても決して他人事ではないように思います。