民主・鳩山氏、日本郵政社長「政権取ったら解任」 党首討論で 2009年6月18日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20090618AT3S1701C17062009.html
国会は17日、麻生太郎首相(自民党総裁)と鳩山由紀夫民主党代表による2回目の党首討論を開いた。鳩山氏は日本郵政の西川善文社長の再任に反対した鳩山邦夫前総務相が更迭された問題について「国民の多くから見れば間違った方の首を切った。政権を獲得したときには西川氏にはお辞めになってもらうしかない」と明言。首相は「政府の人事介入は特に慎重であるべきだ」と主張した。
首相は北朝鮮に出入りする船舶への貨物検査を実施するための特別措置法案について「船舶検査法だけ直せばいいものではなく、色々な問題が関連するが、早急に提出させてもらいたい」と表明。鳩山氏は「早く法案を準備してもらえれば、できるだけ早く結論を出す」と約束した。両党首は法案の今国会処理をめざす考えで一致した。
西川社長、自身の処分検討を表明 衆院総務委で、続投目指す 2009年6月18日 日経
http://www.47news.jp/CN/200906/CN2009061801000313.html
日本郵政の西川善文社長は18日の衆院総務委員会で、宿泊保養施設「かんぽの宿」売却問題などを受け「一定の処分など私自身のけじめの付け方を考えたい」と述べた。自身の懲戒処分などを実施した上で社長続投を目指す考えとみられる。処分内容は、週明けにも提出する同社の業務改善報告と合わせて総務省に伝える見通しだ。
西川社長は「私にも至らぬ点があり、反省すべき点はある。しかし(郵政の)民営化の土台を築き、必要な改革を推進することが責務だ」と強調し、重ねて続投に理解を求めた。
佐藤勉総務相は西川氏の進退について、報告書を見た上で「財務相、官房長官と相談し、首相の判断をいただく」と説明。報告書の主要項目には、保有不動産の売却を社内の審査会で事前点検するルールの導入や、2011年度にかんぽの宿の黒字化を目指す事業計画などが盛り込まれるとした。
民主党の原口一博氏、同福田昭夫氏に対する答弁。
総務相は日本郵政にたびたび業務改善命令を出したことについて「1年9カ月の間に5回も改善命令を出さなければいけなかったのは、会社に異常な点があったと言わざるを得ない」と指摘した。国民新党の亀井久興議員に対する答弁。
また、佐藤氏は五つの閣僚ポストを兼務することについて「役人に丸投げすることなく、しっかり判断し、全力で職責を果たしたい」と述べた。佐藤氏は国家公安委員長、沖縄・北方担当相、防災担当相を務めていたが、総務相と地方分権改革担当相が加わった。
民主党の鳩山代表関連の話題と言えば、国民のご機嫌取りでもしたかったのか『政権を獲得したときには西川氏にはお辞めになってもらうしかない』などと、現実味に欠ける発言をしたようです…(呆れ
まあ、銀行業界全体を敵に回しても構わないと言うのならば、氏を解任することも理論的には可能かもしれませんが、では次の社長をどうするかの人選でおそらく引き受け手が決まらず暗礁に乗り上げる(人材を出す大企業から見れば、日本郵政クラスなら自社の社長経験者くらいは出さなければ釣り合いが取れませんし、そのような人材をたった3年半で斬られたのでは、送り出す気にもなれないのでは…?)でしょうし、銀行業界から恨みを買えば、今後の政策運営にもかなり苦労することになる(例えば、貸し渋り対策を進めようとしても、当の銀行が協力的にならなければ上手く行かないでしょうね…)ことくらい少し考えればわかりそうなもの。
どうしても『お辞め頂』きたければ、それは本人が自ら辞めるように仕向ける以外に、銀行界と対立しないで済む方法はないと思いますが、当の本人は自身の処分こそ言い出したものの、辞める気はさらさらなく、続ける気十分もいいところ。
銀行界を敵に回せば、選挙の票だって銀行マンとその妻の分が流れるだけでなく、銀行が取引先に圧力をかける可能性も想定して欲しいものですし、鳩山民主党代表はもう少し現実を見た発言をされた方がよいのではないかと思いますね。
http://www.nikkei.co.jp/news/seiji/20090618AT3S1701C17062009.html
国会は17日、麻生太郎首相(自民党総裁)と鳩山由紀夫民主党代表による2回目の党首討論を開いた。鳩山氏は日本郵政の西川善文社長の再任に反対した鳩山邦夫前総務相が更迭された問題について「国民の多くから見れば間違った方の首を切った。政権を獲得したときには西川氏にはお辞めになってもらうしかない」と明言。首相は「政府の人事介入は特に慎重であるべきだ」と主張した。
首相は北朝鮮に出入りする船舶への貨物検査を実施するための特別措置法案について「船舶検査法だけ直せばいいものではなく、色々な問題が関連するが、早急に提出させてもらいたい」と表明。鳩山氏は「早く法案を準備してもらえれば、できるだけ早く結論を出す」と約束した。両党首は法案の今国会処理をめざす考えで一致した。
西川社長、自身の処分検討を表明 衆院総務委で、続投目指す 2009年6月18日 日経
http://www.47news.jp/CN/200906/CN2009061801000313.html
日本郵政の西川善文社長は18日の衆院総務委員会で、宿泊保養施設「かんぽの宿」売却問題などを受け「一定の処分など私自身のけじめの付け方を考えたい」と述べた。自身の懲戒処分などを実施した上で社長続投を目指す考えとみられる。処分内容は、週明けにも提出する同社の業務改善報告と合わせて総務省に伝える見通しだ。
西川社長は「私にも至らぬ点があり、反省すべき点はある。しかし(郵政の)民営化の土台を築き、必要な改革を推進することが責務だ」と強調し、重ねて続投に理解を求めた。
佐藤勉総務相は西川氏の進退について、報告書を見た上で「財務相、官房長官と相談し、首相の判断をいただく」と説明。報告書の主要項目には、保有不動産の売却を社内の審査会で事前点検するルールの導入や、2011年度にかんぽの宿の黒字化を目指す事業計画などが盛り込まれるとした。
民主党の原口一博氏、同福田昭夫氏に対する答弁。
総務相は日本郵政にたびたび業務改善命令を出したことについて「1年9カ月の間に5回も改善命令を出さなければいけなかったのは、会社に異常な点があったと言わざるを得ない」と指摘した。国民新党の亀井久興議員に対する答弁。
また、佐藤氏は五つの閣僚ポストを兼務することについて「役人に丸投げすることなく、しっかり判断し、全力で職責を果たしたい」と述べた。佐藤氏は国家公安委員長、沖縄・北方担当相、防災担当相を務めていたが、総務相と地方分権改革担当相が加わった。
民主党の鳩山代表関連の話題と言えば、国民のご機嫌取りでもしたかったのか『政権を獲得したときには西川氏にはお辞めになってもらうしかない』などと、現実味に欠ける発言をしたようです…(呆れ
まあ、銀行業界全体を敵に回しても構わないと言うのならば、氏を解任することも理論的には可能かもしれませんが、では次の社長をどうするかの人選でおそらく引き受け手が決まらず暗礁に乗り上げる(人材を出す大企業から見れば、日本郵政クラスなら自社の社長経験者くらいは出さなければ釣り合いが取れませんし、そのような人材をたった3年半で斬られたのでは、送り出す気にもなれないのでは…?)でしょうし、銀行業界から恨みを買えば、今後の政策運営にもかなり苦労することになる(例えば、貸し渋り対策を進めようとしても、当の銀行が協力的にならなければ上手く行かないでしょうね…)ことくらい少し考えればわかりそうなもの。
どうしても『お辞め頂』きたければ、それは本人が自ら辞めるように仕向ける以外に、銀行界と対立しないで済む方法はないと思いますが、当の本人は自身の処分こそ言い出したものの、辞める気はさらさらなく、続ける気十分もいいところ。
銀行界を敵に回せば、選挙の票だって銀行マンとその妻の分が流れるだけでなく、銀行が取引先に圧力をかける可能性も想定して欲しいものですし、鳩山民主党代表はもう少し現実を見た発言をされた方がよいのではないかと思いますね。