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DVDディスク、寿命に格差 数年から「永遠」まで

2008-02-21 18:21:29 | Weblog
DVDディスク、寿命に格差 数年から「永遠」まで 2008年02月09日 朝日夕刊
http://www.asahi.com/business/update/0209/TKY200802090125.html
 子どもの幼い頃のデジタル画像が、成人式を迎える頃には見られなくなっているかもしれない――。デジタルカメラで撮った画像を保存するDVDディスクは、製品によっては数年で劣化してデータを読み出せなくなる可能性がある。経済産業省所管のデジタルコンテンツ協会(東京)の実験で浮かび上がった。注意してディスクを選び、かつ定期的な点検も欠かせないようだ。

■出荷段階で不良品も
 旅先の風景や家族の写真を撮るのが趣味の横浜市の男性(36)は、デジタルカメラの画像をDVDディスクに保存している。量販店で「20枚で1500円程度」でまとめ買いすることが多い。「ディスクをみても高価なものとの違いはよくわからない」
 デジタルコンテンツ協会は、DVDディスクの寿命を推定する方法を確立する目的で、03年から4年かけて国内市販の18ブランドについて実験した。ブランドの優劣を評価するためではないので、実験結果でブランド名は明確にしていない。
 DVDの規格は、ディスク内で書き込み・読み出しができないエラー部分が一定の基準を下回るように求めている。協会は、劣化が早い高温の下にディスクを置き、何年すればその基準を超えるのかを推計した。
 基準を上回れば、読み出せないリスクは高まる。品質保持の観点から、実験では「寿命」と厳しく位置づけた。
 実験結果はかなりのばらつきが出た。実験前からエラーが基準値以上だったものは、出荷段階から規格を満たしていなかったとみられる。同じブランド名の製品でも品質に差が出るケースもあった。
 逆に品質の良さが実験の想定を超えたため、寿命を「永遠に劣化しない」としたのもあった。
 外観が同じように見えても、素材や製造工程で差が出る。悪い素材だと腐食が進みやすかったり、水分がディスク内部に入り込みやすかったりするという。
 実験をまとめた渡部篤美・元日立マクセル技術顧問は「早く劣化するものがこんなにあるとは驚いた。品質に差があることを認識してほしい」。
 ただ、厳しい結果が目立った台湾ブランドの製品も急速に品質を高めているようだ。国内外のDVDディスクを扱うある卸会社は「10年前までは台湾製品が劣っていることもあったが、今は日本メーカーから生産委託される台湾メーカーもあり、素材も技術も差がなくなっている」。

■補正機能、劣化気づかず
 国内メーカーの中には、独自の劣化実験の結果をカタログなどに示して、品質の高さをアピールしているところもある。しかし、DVDは普及してからそう長くたっていないだけに、劣化に関するユーザーの関心はまだ高くない。
 家電量販店ヨドバシカメラの佐々木秀樹さんは「ブランドで選ぶ人は多いが、寿命まで意識している客は少ない。ディスクが劣化して読み出せないという被害はまだ少ないようだ」という。
 理由は、ディスク自体や再生機器のデータ補正機能のためだ。エラーによる不明情報がわずかなら、周辺の情報を基に復元できる。だが、劣化が進めばその機能で補いきれなくなり、読み出せなくなることもある。渡部さんは「今は画像が鮮明でも補正機能のおかげ。ディスク内部では劣化が少しずつ進んでいることに注意してほしい」。
 長期保存に不安の声もあるDVDだが、「プロ」の世界では、「現時点では最善」として、電子データの保存方法として主流になりつつある。
 電子文書管理のシステム開発を手がけるマスターマインド(本社・長野県塩尻市)は重要データのDVDへの保存・管理を支援する機械を06年に発売した。名付けて「30年保存システム」。「ディスクを入れると劣化の度合いをチェックし、進んでいれば警告してくれる」というものだ。
 顧客には使用ディスクを指定する。デジタルコンテンツ協会の実験で推定寿命が100年以上と出たものだ。おおまかに見て、その3分の1ぐらいの期間の保存が可能とアピールする。現在は主に民間企業に納めているが、官公庁も採用を検討しているという。
 宮内正・営業技術部長は「30年を保証したわけでなく、お客様がディスク選びと定期的な点検を行って管理した場合のこと」と断りつつ、「現時点での信頼性や経済性を考えると、DVDに長期保存する方法がいまのところベスト」と話す。
 05年に「e―文書法」が施行され、民間企業は、法律で保管が義務づけられた財務や税務関係の文書を電子データで保存してもよくなった。これを受けてDVDでデータを長期保存する方法自体が日本工業規格(JIS)で標準化された。
 規格では、ディスクは2枚つくる ▽3年に一度、エラーが基準以下かどうかをチェック ▽オフィス内で保管する場合は温度5~30度、湿度15~80% ▽暗い場所に置く――などと定めている。



 世間では東芝が新世代DVD規格「HD―DVD」から撤退を決めたことで大騒ぎになっているようですが、こちらはディスクの側の問題。
 う~ん。一部のDVDディスクには質が劣るものもあるとは聞いていましたが、たった数年でデーターが読み出せなくなるというのでは、もはや長期保存媒体とは到底呼べませんし、『極端に安いものさえ使わなければ大丈夫』と思っていただけにショッキングな報告が入ってきました。
 しかも、恐ろしいことにDVDの場合は、名の知れたメーカー製だからといって、必ずしも高性能とは限らないようで、しかも途中までは補正機能でカバーするため、ビデオテープのように徐々に画像が劣化するわけではなく、ある日突然画像そのものが見れなくなる可能性があるだけに、非常に怖い話だと思いますし、これでは数カ月おきに作り直すパソコンのバックアップならばまだしも、一生モノとして保存したつもりの結婚式や子供のイベントを収録した大切な内容の収録物の場合、複数枚コピーをとり、片方は定期的にコピーを取り差し替えていくなど、個人としても何らかの対策は必要そうですね。
 とはいえ、DVDの場合、ビデオと異なり、簡単にダビングできるダブルビデオデッキのような存在などありませんし、いずれはこういった長期保存を必要とするDVDを定期的に作り直す民間業者も必要とされてくるのではないでしょうか。
 マスターマインドの機械なんて、個人が手を出せるほどお手軽な値段でもないでしょうし、例えば、周囲にあるカメラ屋さんが、一定品質以上のDVDのみを使用して、10年保証サービスを引き受けるなど、貴重な映像を確実に残し続けることができるシステムが当たり前のように受け入れられる世の中になってくれると良いんですけどね…。

購入したHD―DVDをブルーレイに交換・エディオン 

2008-02-21 18:12:26 | Weblog
購入したHD―DVDをブルーレイに交換・エディオン 2008年2月21日 日経夕刊
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080221AT2F2100Q21022008.html
 家電量販店大手のエディオンは21日、東芝が新世代DVD規格「HD―DVD」からの撤退を決めたことを受け、これまでに同社のグループ家電量販店で販売したHD―DVD製品について、ソニーなどの新世代DVD規格「ブルーレイ・ディスク(BD)」製品に交換することを決めた。交換に応じることで販売店として消費者に配慮する。
 3月1日からデオデオやエイデン、ミドリ電化など全国にあるグループの約1000店舗で受け付けを始める。レコーダーやプレーヤーなどすべてのHD―DVD製品が対象。ポイントカードの購買履歴やレシートなどで購入が確認できれば、希望するBD製品と交換する。受け付けは3月末まで。


「HD DVD」プレーヤー生産終了、オンキヨーが発表 2008年2月20日 読売夕刊
http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20080220-OYT1T00427.htm
 音響機器メーカーのオンキヨーは20日、北米と欧州などで販売している高画質DVD規格「HD DVD」のプレーヤー(再生専用機)1機種の生産、販売を終了すると発表した。
 今後はソニーや松下電器産業などが主導する規格「ブルーレイディスク(BD)」の対応商品を販売する。
 東芝から基幹部品の供給を受けてプレーヤーを生産してきたが、東芝が「HD DVD」事業から撤退するため、販売の継続は困難と判断した。購入者へのアフターサービスは続ける。



 ほほぉ…。エディオンのHP(http://www.edion.co.jp/news/release.html)にはこの件について、まだ詳細なリリースが報じられていないので、単純に同程度のブルーレイ・ディスク製品と既に購入したHD―DVD製品を交換してくれるのか、それとも、差額を払った上で交換してくれるのか…といったこともわからないのですが、随分思い切った事を行うようですね。もしライバルのヤマダ電機も追従すれば、この動きも一気に広まる可能性があるだけに、この大胆な発表にはいろんな意味で注目しています。
 またHD-DVDの再生専用機を1機種出していたオンキョーは、HD-DVDプレイヤーの生産から撤退することを正式に発表。まあ、こちらは妥当な動きかと思います。

盲導犬が交通事故死 運転手らに損害賠償求めて提訴

2008-02-21 18:08:55 | Weblog
盲導犬が交通事故死 運転手らに損害賠償求めて提訴 2008年02月05日 朝日夕刊
http://www.asahi.com/national/update/0205/NGY200802050002.html
 視覚障害の男性と盲導犬がトラックにはねられた事故が静岡県であり、即死した盲導犬を無償貸与していた財団法人「中部盲導犬協会」(名古屋市)が、高知県のトラック運転手と運送会社を相手取り、計約540万円の損害賠償を求めて名古屋地裁に提訴していたことが分かった。協会は「盲導犬は育成や訓練に多くの費用と時間がかかり、特殊性と希少性がある」としている。
 訴状などによると、05年9月26日午前10時ごろ、静岡県吉田町の交差点で、横断歩道を歩いていた視覚障害の70代男性と、ラブラドルレトリバーの盲導犬「サフィー」(当時6歳)が、右折してきたトラックにはねられた。男性は頭などに2カ月の重傷を負い、サフィーは即死したという。
 運転手は06年4月、業務上過失致傷罪で罰金50万円の略式命令を受けた。同協会は、運転手や運送会社側と補償をめぐり示談交渉をしたがまとまらず、提訴したという。


 飼い犬に噛まれたり、飼い犬が急に飛び出してきたため倒れて大怪我をしたことが原因で、飼い主の側が訴えられるケース(例えば、H15年1月24日 東京地裁 自転車と犬の衝突事故損害賠償請求事件 http://www.kamisama-tasukete.com/archive/shoutotu.htm)は時折聞きますが、逆に犬が被害にあっても、せいぜい器物損壊罪しか問えないのが現実ではないかと思うのですが、この事件では被害にあったのが盲導犬だったため、盲導犬を貸し出していた中部盲導犬協会が、加害者やその雇い主である会社に損害賠償を求める 珍しい形での訴訟が起こったようです。
 ただ、仮に請求が認められたとして、現実問題としてどの程度の額が認められるんでしょうね…。
 確かに、人をひき殺してしまった場合には、その方が稼ぐ力があるかどうかや平均余命までの期間を元に、賠償額が大幅に変わってきますが、いくら利口な犬とはいえ、人間以外の生き物に対してまでこの考え方を適用することが、果たして本当に妥当なのかな…という気もしますし、まして活躍期間の算定などということになると、それこそ客観的な算定そのものが相当困難かと思います。
 盲導犬協会にはお気の毒ですが、結局は小額の見舞金が払われて和解という、事実上の泣き寝入りになりそうな嫌な予感がしますね。

農薬入ってないけど…給食にナメクジやハエ 鳥取の県立学校

2008-02-21 18:04:21 | Weblog
農薬入ってないけど…給食にナメクジやハエ 鳥取の県立学校 2008年2月19日 産経夕刊
http://sankei.jp.msn.com/affairs/crime/080219/crm0802191945014-n1.htm
 鳥取県立の鳥取盲学校と鳥取聾(ろう)学校(いずれも鳥取市)で給食にナメクジやハエなどの異物混入が相次いでいたことが分かり、県は19日、食品衛生法に基づき、給食を納入していた仕出し店に文書で改善指導した。健康被害はなかった。
 県によると、仕出し店は鳥取市の「花房園」。昨年4月から今月、小松菜にナメクジが付いていたりシチューに小さなハエが入っていたほか、布の切れ端などの異物混入が計22件あった。腐ったミカンやトマトが納入された日もあった。
 調理中に混入したかは不明だが、県は18日、花房園を立ち入り調査。冷凍庫の清掃が不十分で、調理者がマスクをしていないなど衛生管理に問題があることを確認した。
 鳥取盲学校の田中一雄教頭は「給食は楽しい時間なのに大変残念。食の不安を引き起こさないように衛生管理をしっかりしてほしい」と話している。


 一方こちらは提供された給食になめくじやハエが入っていたり、腐ったトマトやミカンが納入されていたという事件。
 まあ、農産物を取り扱っているわけですから、納品されたばかりの野菜などの素材になめくじがくっついてくること自体はそれ程珍しいことでもないでしょうし、大量の食材を扱うのですから1つや2つくらい腐ったミカンが入り込む可能性も十分ありうると思いますが、こういった異物混入事件が発生すると『きちんと洗浄したのか?』とどうしても疑いの目を持ってしまいますし、被害にあった生徒の心に住み着いてしまったと思われるトラウマのことを思うとやりきれない思いになります。
 それにしても、調理者がマスクをしていない食堂の現場って一体何を考えているんでしょうね。ここまでいい加減な衛生管理を行っているようだと、さすがに起こるべくして起こったと思われても無理ないように思います。

中国製の冷凍とんかつ、殺虫剤「ホレート」検出

2008-02-21 18:01:27 | Weblog
中国製の冷凍とんかつ、殺虫剤「ホレート」検出 2008年2月21日 読売
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080220-OYT1T00712.htm
http://www.asahi.com/national/update/0220/TKY200802200424.html
http://mainichi.jp/select/today/news/20080221k0000m040182000c.html
 神奈川、静岡、山梨の3県で6生協を運営している「生活協同組合連合会ユーコープ事業連合」(横浜市港北区)が販売した中国製の冷凍食品「レンジDEロールソースかつ(アスパラ入り)」(8個入り、200グラム)から、有機リン系殺虫剤「ホレート」が検出されたことが20日、わかった。
届け出を受けた横浜市保健所によると、この商品1袋分を食べると、急性中毒に陥る恐れがあるという。市保健所は21日にも検査機関で詳しく調べる。
 ユーコープは、20日からの配達販売開始にあたって検査していたところ、冷凍とんかつから、ホレート1・2ppmを検出した。横浜市保健所によると、中国でホレートは「メタミドホス」と同じく農薬として使われることがあり、毒性はホレートの方が強い。ユーコープは販売を中止し、自主回収を始めた。商品は中国・山東省の「山東仁木食品」が製造し、「ニッキートレーディング」(大阪市)が輸入、「ニッキーフーズ」(同)を経てユーコープに渡った。
 山東仁木食品が製造した冷凍食品を巡っては、大阪市と広島県で19日、「青島ニラ肉焼まん」からメタミドホスが検出されている。



 山東仁木食品といえば、古くは2000年にミスタードーナッツが、この会社が作った無認可添加物を使用した肉まんを販売していることがわかって回収騒ぎになった事件の当事者でもありますが、先日の「青島ニラ肉焼まん」からメタミドホスが検出されたことに続いて、今度は生協が販売した冷凍食品「レンジDEロールソースかつ(アスパラ入り)」から有機リン系殺虫剤「ホレート」が検出されたようです。
 この「ホレート」という農薬もかなり毒性の強い商品だそうで、今のところ健康被害は報告されていないようですが、この件だって『青島ニラ肉焼まんからメタミドホスが検出されたため、念のため他の製品も調べたら、偶然見つかった』というのが真相ではないかという怖い想像もできなくもありませんし、改めて中国産食品の農薬汚染の問題が非常に深刻になっていることを感じさせられます。

「天洋食品」餃子の袋から猛毒パラチオンも検出

2008-02-21 17:58:35 | Weblog
「天洋食品」餃子の袋から猛毒パラチオンも検出 2008年2月21日
読売 http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080220-OYT1T00526.htm?from=top
朝日 http://www.asahi.com/national/update/0220/TKY200802200389.html
 日本生活協同組合連合会(日生協)は20日、中国・天洋食品で製造され、みやぎ生協(宮城県)が回収した「CO・OP手作り餃子」の袋から、高濃度の「ジクロルボス」とともに、同じ有機リン系殺虫剤で微量の「パラチオン」を検出したと発表した。
 パラチオンは毒性が強いため、日本では農薬としての使用が禁止され、厳重に取り扱う「特定毒物」に指定されている。中国製冷凍ギョーザによる一連の中毒事件に関連して、パラチオンが検出されたのは初めて。
 袋からの検出量は、ジクロルボスが180ppm、パラチオンが1・6ppm。パラチオンと組成が一部異なる「パラチオンメチル」も1・1ppm検出された。
 日生協によると、検出された商品は、昨年6月3日の製造。昨年10月26日に、購入者から「焼いて食べたら薬品のような味がした」と苦情があったため、輸入元のジェイティフーズ(東京)の親会社・日本たばこ産業(JT)が袋を検査し、トルエン、キシレン、ベンゼンを検出。しかし、有機リン系殺虫剤を対象とした検査は行っていなかったため、今回、改めて日生協が調べていた。
 6月3日製造の「手作り餃子」をめぐっては、福島県喜多方市の「コープバリューぷらざ」で従業員が購入したギョーザの皮からも、110ppmと高濃度のジクロルボスが検出されている。
 今回の検査では、残っていた袋を切り刻んで検査したため、袋の内と外のどちらから検出されたのかは不明。中身のギョーザは検査しないまま廃棄されている。
 農林水産省によると、パラチオンは毒性が強く、かつて服毒自殺が相次いだこともあり、日本では1972年に禁止農薬になっている。中国でも昨年1月、メタミドホスと一緒に農薬使用が禁止されている。
 日本中毒情報センター理事の内藤裕史・筑波大名誉教授(中毒学)は「これまで検出された殺虫剤とは比較にならないくらい毒性が強い」とした上で、「日本の農家にも以前のものが少量は保管されているだろうが、それが付いたとは考えにくく、中国での付着は間違いない。故意にしては微量という点が疑問だが、毒性が強いパラチオンが検出されたこと自体、大きな問題だ」と話している。
 日生協によると、1・6ppmは、パラチオンが「手作り餃子」そのものに含まれていた場合、体重60キロの人が一度に27個以上食べると、健康に影響が出る恐れがある濃度だという。

入手困難な猛毒検出に驚き みやぎ生協の中国産ギョーザ 2008年2月21日 産経
http://sankei.jp.msn.com/life/lifestyle/080221/sty0802210041000-n1.htm
 中国製ギョーザ中毒をめぐり、新たな猛毒が検出されたことが20日、判明した。みやぎ生協(仙台市)が販売した「CO・OP手作り餃子」の袋から検出された有機リン系殺虫剤「パラチオン」と「パラチオンメチル」。メタミドホスの数十倍の毒性を持ち、パラチオンの致死量は耳かき1杯程度とされており、専門家も猛毒の検出に驚きを隠さない。
 農林水産省や専門家によると、パラチオンとパラチオンメチルは、毒劇物取締法で「特定毒物」に指定されている。日本国内では研究目的以外で入手することは難しく、世界各国でも使用が禁止・制限されており、中国でも昨年1月になってから使用が禁止された。
 毒性の強さから、専門家の間では「国家として保有している場合は化学兵器の原材料と考えるのが自然」という考えもある。
 国内では、平成15年に漢方薬の原料として使われる中国産の生薬からパラチオンが検出されたほか、16年には神奈川県小田原市内で死んでいたカラスの胃の内容物からも検出されたケースがある。また、パラチオンメチルは14年に、タイ産ミカンの葉から検出されている。
今回のパラチオンなどの検出について、農薬事情に詳しい富山国際大の安藤満教授(環境毒性学)は「非常に毒性が強いパラチオンとパラチオンメチルが入っていたこと自体、驚きだ。日本には戦後、外国から農薬として入ってきたが、中毒死が相次いで禁止された。事情を考えれば、日本より中国で混入された可能性が高く、中国で殺虫剤として気軽に使用していたのではないか、との疑念も残る」と指摘。
 その上で「故意に混入されたケース以外、食品工場での防虫対策がどうなっていたのかなど、さまざまなケースを想定して調査してほしい」と話している。



 ちなみに、このパラチオンなる殺虫剤は耳かき1杯でも致死量になる猛毒だそうで、日本では中毒死が相次いだこともあり30年以上前から使用が禁止とされていますし、日本国内での混入はまず考えられないのですが、あの高慢ちきで『最大の被害者は我々』発言をした底夢路工場長は、今度はどんな迷?コメントを出してくれるのでしょうか。
 あまり天洋食品側が傲慢な態度をとり続けるようならば、永続的な取引停止も視野に、原因を徹底的に厳しく追究すべきではないかと、私は考えます。

日経平均大幅反発、終値377円高の1万3688円

2008-02-21 17:54:11 | Weblog
米国株、反発――FOMC議事要旨などが買い材料 2008年2月21日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/market/20080221c8AS3L21006210208.html
 20日の米株式市場でダウ工業株30種平均は4営業日ぶりに反発。前日比90ドル4セント高の1万2427ドル26セント(速報値)で終えた。前日まで3日続落していたため、値ごろ感から買いが優勢となった。午後に米連邦準備理事会(FRB)が発表した1月末開催分の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を受け、追加利下げへの期待が強まったことが買い材料になったとの見方もあった。早朝に発表された1月の米消費者物価指数(CPI)がインフレ圧力の強まりを示し、株価は大幅安となる場面もあった。
 ナスダック総合株価指数も4営業日ぶりに反発し、同20.90ポイント高の2327.10(同)で引けた。ヒューレット・パッカード(HP)が予想を上回る決算・見通しを発表したことを好感し、ハイテク株は堅調だった。

NY原油続伸、連日で最高値・101ドル台まで上昇  2008年2月21日 日経
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080221ATQ2INYPC21022008.html
 20日のニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は5日続伸。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)で期近の3月物は前日比0.73ドル高の1バレル100.74ドルで取引を終えた。午後に101.32ドルまで上昇し、連日で過去最高値を更新した。
 限月交代を控え、荒い値動きとなった。前日に過去最高値を付けた後、利益確定や持ち高調整の売りが出たため、午前中には98.40ドルまで売られる場面があった。
 米株式相場が上げに転じたことなどにつれ、原油相場も次第に持ち直した。石油輸出国機構(OPEC)減産の思惑などが引き続き相場を下支えた。午後に米連邦準備理事会(FRB)が公表した米連邦公開市場委員会(FOMC)議事要旨を受け、今後の追加利下げで余剰資金が原油相場に流入するとの思惑などが出たことも引け間際に相場を押し上げた。
 あすから期近物となる4月物は前日比横ばいの99.70ドルで取引を終えた。
 ガソリンは5営業日ぶり反落。ヒーティングオイルは反落した。

日経平均大幅反発、終値377円高の1万3688円  2008年2月21日 日経夕刊
http://www.nikkei.co.jp/news/main/20080221NTE2INK1021022008.html
 21日の東京株式市場で日経平均株価は大幅に反発。終値は前日比377円91銭(2.84%)高の1万3688円28銭だった。前日20日の米株高を受けた押し目買いや売り方の買い戻しが優勢で、朝方から高い水準での推移が続いた。13時前後には先物への仕掛け的な買いが加速し、上げ幅を473円まで拡大する場面があった。ただ、大引けにかけては戻り待ちや手じまいの売りに押され、やや伸び悩んで終えた。東証株価指数(TOPIX)も大幅反発。
 前日の米ダウ工業株30種平均の上げ幅は90ドルとさほど大きくなかったが、前日の日経平均が447円安と急落した経緯もあったため、仕掛け的な売りを出していた投資家が買い戻すきっかけになったようだ。「債券先物売り・株価先物買い」の動きも出ていたという。ただ、海外の金融不安や米景気後退懸念など外部環境は変わっていないとあって、外国人などによる実需の買いは限定的だったとの見方が多い。資源価格の上昇を手掛かりに、非鉄金属株が軒並み高となった。



 昨日(20日)は447円安、そして今日(21日)は一時470円を超える大幅高ですか…。
 2月14日に大幅アップした後は、(1日の値幅はともかく)終値ベースでは割と小幅な動きを示していた日経平均ですが、昨日・今日と再び値動きが荒くなっているようですね。
 NYダウも何か好材料があったというよりは、単なる下げ続けた反動と見てよさそうですし、反発材料となった追加利下げ期待にしても、FOMC議事要旨でも、『(金利を)上げる時は一気に上げる』と、インフレを懸念する発言があり、NY原油が101ドルを超える場面もあるなど、相場環境的にはお世辞にも良いとは言えない状況だと思います。
 外国人投資家が日本の株式市場の売買高の半分以上を支えているとはいえ、ここまで日本の株価がアップダウンすると、ごくごく平均的なサラリーマン投資家は、これでは怖くて株式市場にとても参入できるような状況ではないのではないでしょうか。