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新人間革命に学ぶ−Iam山本伸一!

新人間革命、山本伸一に学ぶ「負けじ魂」、「人生勝利の指針」

高度に発達した文明をもった国々が滅び去った共通の原因

2018年10月25日 | ★史観
「あなたは、文明の旅をして来られたわけですね。ところで、高度に発達した文明をもった国々が滅び去った共通の原因は、どこにあると思われますか」
伸一は答えた。
「すばらしい質問です。もちろん、そこには、国内の経済的な衰退や内乱、他国による侵略、あるいは疫病の蔓延、自然災害など、その時々の複合的な要素があったと思います。しかし、一言すれば、本質的な要因は、専制国家であれ、民主国家であれ、指導者をはじめ、その国の人びとの魂の腐敗、精神の退廃にあったのではないでしょうか。人間が皆、自分のことしか考えず、享楽的になっていけば、どんなに優れた文明をもっていても、国としての活力もなくなるし、まとまることはできません。そして、そこを狙って、他国は戦争をしかけてくるともいえるでしょうし、内乱も起こる。また、そんな時に大きな自然災害に遭遇すれば、復興を図ることも難しくなる。私は、一国の滅亡の要因は、国のなかに、更にいえば、常に人間の心のなかにあるととらえています。その視点で歴史を見る時、歴史は単に過去の出来事ではなく、人間の生き方の、現在と未来を照らし出す道標として、光を放つように思います」

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