ニカラグアの少ないメンバーのなかから、五人のコンベンション参加者を募るのは、大変であった。しかし、山西清子は、山本伸一との誓いを果たしたかった。また、メンバーに、直接、山本会長に触れる機会をもってほしかったのである。 彼女の呼びかけに、信心を始めて日の浅い現地の人たちが、勇んで名乗りをあげた。皆、山西から、求道心の大切さを学んでいたからである。
大事なのは、一人立つリーダーの存在である。必死の一 . . . 本文を読む
彼は、常に弟子たちに語っていた。「広宣流布は、この戸田がする。七十五万世帯は、戸田の手で達成する。君たちも手伝いたいか!」
戸田は、決して「戦ってくれ」とは言わなかった。自分でやると決めていたのだ。一人立ったのである。
弟子たちは、「お手伝いをさせてください!」と、広宣流布の戦いに加わることを、戸田に誓願したのだ。
だが、その戸田が、ある時、伸一にこう語ったのである。
「広宣流布は、お . . . 本文を読む