人民のため、社会のために身を挺して戦う――それが菩薩であり、仏です。仏法者の在り方です。その行動のない仏教は、まやかしです。 . . . 本文を読む
山本伸一も、本来の宗教は、博士の言葉を借りるなら、“究極の実在”に民衆が直接、触れ合うものでなければならないと考えてきた。一人ひとりの人間が、主役であるべきはずだからだ。したがって伸一は、権威の衣を身にまとって、民衆の前に立ちはだかる聖職者の横暴など、断じて許すまいと、心に決めていたのである。 . . . 本文を読む
「正しい宗教とは、人間も人間以外をも含む自然全体がもつ尊厳性と神聖さに対して、崇敬の念をもつべきことを教えてくれる宗教のことです。 これに対して、誤れる宗教とは、人間以外の自然を犠牲にして、人間自身の貪欲さを満足させることを許す宗教です」 . . . 本文を読む